調理師の現状や収入と、今後についてご紹介。

適性のある人ってどんな人?調理師の将来性は?

◆キャリアアップは実力次第

調理師は見習い段階だと給料と仕事量のバランスが悪い職業だったりする。 朝早くから夜遅くまで立ち仕事で指導は厳しくて……なんていう過酷さはあるかもしれないね。
ただし実力がついてきてベテランレベルになれば、出来る仕事の幅も量も増えて収入は上がってくる。
上手くすれば引き抜きや転職で式場や旅館の料理長なんかも夢じゃないし、そうなれば同年代の中でもかなりの高収入が見込める仕事だよ。
でもそうなっても常に料理について真正面から向き合う必要がある仕事だし、料理が生きる道、くらいに思える境地に達すれば楽かもしれないね……!なんて。

◆仕事によってはスポット的な業務も

長時間拘束されるのが基本系だとすれば、数時間の調理で済む仕事場もある。
例えば病院食の調理師なんかは、配膳の2~3時間前に調理を終えていればOK。
もちろんその分収入は少ないかもしれないけれど、拘束時間が短いのはメリットだよね。
ただし朝ごはんなんかは配膳が8時頃だったりするので、出勤時間がちょっと早くなってしまう点は大変かもしれないね。

◆まさに手に職なお仕事

調理はある程度ならできる人が多いけれど、調理師として人様に腕を振るうレベルになるのはまた違った話。
分かりやすく専門技術だから、調理師はその腕一本で仕事を取れるという点でかなり強みがある職業だ。
一般企業と違って転職が多いことがネックになることも少ないので、腕さえ磨くことを怠らなければ高収入目指してお店を渡り歩くなんてこともできそうだね。
加えて独立開業する人もかなり多い仕事と言うのも容易に想像できるよね。
大成功を収めるのは難しいけれど、小さなお店で夫婦二人で切り盛り……なんていうのも暖かくささやかで優しい夢だと思う。
経営が難しいならまたどこかに雇われで働くこともできるし、技術で臨機応変な対応が出来る仕事だよね。

◆調理師の将来

日本に外食産業がなくならない限り、調理師の出番がなくなることはない……というか、ここまで発展したらそうそう廃れるものではないし、食という人間に欠かせない分野に技術を持っているのだから、将来性は約束されているようなものだ。
ただ問題はコストやサービスとの戦い。
関税撤廃なんかの話もあるし、収支のやりくりがかなり難しいのは間違いない。
調理師自身の待遇面にも、それは影響してくるだろうね。
だからこそ、料理が好きでやりがいを感じられる、将来に夢や目標を持つ人じゃないと、長続きしない厳しい世界では今後もあり続けるかもしれないね。

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