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家庭裁判所調査官になるには

家庭裁判所調査官の仕事に就くには何か特別な資格や技術の習得などは必要でしょうか。
こちらのお仕事は裁判所という司法機関で働く性質上、まず資格が必要となります。

そのため、家庭裁判所調査官になるには、まず最初に試験に合格する必要があります。

裁判所職員の総合職試験(家庭裁判所調査官補)という試験に合格し、家庭裁判所調査官補として採用される必要があります。こちらの試験は大卒程度区分と院卒者区分があり、どちらも30歳未満の人が受験できるという年齢制限があります。

試験に合格後は、おおよお2年間の特別な研修を受けてからやっと、家庭裁判所調査官に任命されます。

つまり家庭裁判所調査官という仕事に就くためには、最低でも大学を卒業し、さらに2年間の研修を経ていることが最低条件となります。ちなみに大学に進学する場合は法学部法律学科への進学が一番家庭裁判所調査官に近いと言えます。

家庭裁判所調査官の仕事内容

それでは家庭裁判所調査官の仕事内容はどのようなものがあるのでしょうか。

実はこのお仕事については、養成期間というものがあります。そしてその養成期間に関しても立派なお仕事となりますので、まずはこちらから確認していきましょう。

まずは先ほど話したように、ファーストステップとして試験に合格する必要があります。そして合格後すぐに勤めるのではなく、2年かけて養成、つまりより専門的な教育を受けてから、正式に家庭裁判所調査官として勤務することになります。

養成の内容としては
・導入-家庭裁判所で見学初歩的な知識の習得
・基礎-講義などで基礎的知識・技能の習得
・実践-指導者の調査を補助し、実践的知識・技能の習得
・仕上げ-演習等でより高度な知識・技法の習得

この養成機関を経て正式に家庭裁判所調査官として勤めることになるのです。

正式に家庭裁判所調査官としてのキャリアをスタートさせると、この後は裁判官の命令に従って様々な業務に従事することになります。

主な業務としては事件の審判に関する事務作業や調停に必要な各種調査、並びに調停の案件では陳述への出席や意見陳述などで拘束時間が増えることもあります。

そして少年法なども扱うことになります。具体的には少年保護事件の審理に必要な各種の調査や 必要な審判への出席、またなぜこのような形で非行事実が起こったのかというような情報収集からリサーチ、そして今後の対策に関する情報収集や取りまとめる業務に関しても家庭裁判所調査官のお仕事となるわけです。

家庭裁判所調査官の収入

国家公務員なので、就職したてはお給料が少ない(それでも他の業種よりは高いですが)のは致し方ありません。しかし年齢を重ねるごとに昇給があり、かなりな高給取りになります。あくまでも1年目の給料は、正確ではないかもしれませんが年収400万~500万前後になるかと思います。その後昇給すれば1,000万近い収入を得ることになります。

家庭裁判所調査官の評判

家庭裁判所調査官の評判についてはどうでしょうか。こちらのお仕事はやはり裁判所にお勤めというお仕事でもありますので非常に評判が良く、また高齢者の方からの評判も非常に高い水準です。

家庭裁判所調査官の将来性

狭き門ですが、倒産する心配もないので安定している職業ではあります。ただ、結婚するまでは官舎(一般でいう寮)に住む必要がありますし、転勤もありますので、その点の自由は制限されてしまうことになります。

掲載者情報

家庭裁判所調査官になるには
◆文責:七文(ななみ)
◆公開日:2018年5月28日 18:00
◆更新日:2018年5月28日 18:00

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