看護師の就職先について、ご案内します。

看護師の就職先について

看護師の就職先について

看護師の就職先と言えば一番に思い浮かぶのは、病院という方は多いと思います。しかし、看護師の活躍の場は病院だけではなく、さまざまな分野に広がっています。
今回は、病院などの医療機関だけでなく、そのほかの就職先についてご案内します。

総合病院

病院という名称はベッドが20床以上の入院施設を持つことが定義づけられています。総合病院は許可病床数100床以上で内科、外科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科などの5科以上の診療科を持つ病院と定義づけられています。

総合病院における看護師は、外来・病棟・手術室・ICUなど所属するセクションによって具体的な仕事内容が変わってきます。病棟を担当する看護師は24時間の交替勤務で、夜勤があります。診療科によっては生命に直接かかわる場合がありますので、やりがいと同時に高い緊張感を持たなければいけない職場です。

診療所・クリニック

無床もしくは19床以下のものは診療所と定義づけられています。クリニック、医院などはこの診療所に属する名称です。地域に密着した医療機関が多いのが特徴で、患者とのコミュニケーション力がより重要となります。

総合病院との業務の違いとしては、少人数のスタッフで業務を担当するため、病院内の事務作業や受付など、診療補助以外のさまざま仕事をしなければならない場合があります。

保健所

地域住民の健康管理や病気の予防を担っているのが保健所です。保健師とともに看護師が活躍しています。地域の方々の健康のため、採血や予防接種などを行ないます。夜勤がなくカレンダー通りに休めるということで人気の仕事ではありますが、求人があまり多くないため、競争率が高い傾向にあるようです。

社会福祉施設

社会福祉施設にはさまざまなものがありますが、高齢化社会となり需要が増えてきている老人福祉施設や介護保険施設などで看護師が求められています。

高齢者の看護や介護が行われる施設ですので、利用者の健康管理や相談・助言を行い、日常生活を快適に送れるようケアすることが仕事です。こういった施設ではケアマネージャーやホームヘルパーなどさまざまな専門スタッフが働いていますので、スタッフとのコミュニケーションが重要になってきます。

訪問看護

在宅医療が普及するとともに、需要が高まっているのが訪問看護です。患者の自宅へ出向き、健康回復のためのケアを行うのが仕事です。医師と一緒に行く場合もあれば、1人で行き、リハビリや入浴介助などを行う場合があります。

その他にも患者の家族に看護方法を指導するなどの仕事があります。患者やその家族とのコミュニケーションはもちろん、医師との連携も重要となる仕事です。

産業看護師

企業には安全衛生管理が義務付けられているため、医務室などがあると思いますが、そこに勤務する看護師を産業看護師といいます。その企業に属する社員の健康管理が主な仕事になります。

その企業の社員として勤務する場合もあれば、派遣として勤務する場合もあります。この仕事は非常に人気が高く、臨床経験年数や保健師の資格があるなど、より高いスキルが求められる場合が多いようです。

その他にも看護師が活躍できる職場はたくさんあります。子供がいて病院で働くことが難しい方や自分の可能性を広げたい方は、自分に合った職場を探すためにも、看護師の求人情報をしっかりとチェックしておくとよいでしょう。

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