看護大学と看護専門学校の違いについて、ご案内します。

看護大学と看護専門学校の違いとは何なのでしょうか。
在籍する年数や学費など様々異なるポイントはありますが、今回はどのような点が具体的に異なるのか一緒に確認していきましょう。

看護大学と看護専門学校のカリキュラムの違い

看護大学と看護専門学校の違いですが、まずはカリキュラムの違いが挙げられます。

大学は「大学」と名が付くだけあり、志望大学を受験するにあたって仕入れた情報を活かして様々な学問を学んでいくことができます。

大学を受験する動機は皆さん様々だと思いますが、看護大学の場合は医療系の資格を取得し、将来の仕事や大学院進学に生かすことだと思います。

つまり将来の選択肢が看護師だけでなく、志望動機として色々なことを学びたいという方向けの学校です。

大学は偏差値が設けられていることも多く、なるべく偏差値の高い大学に合格するために試験勉強をすることでより高い学力が養成できるのも大きなメリットです。

一方で看護専門学校は国家試験に合格できる学生を養成するために特化している学校であり、実際に患者の方と触れ合ったりなど体験型の学習が非常に多いのが特徴です

実際に病院に赴き、実習や社会学習をできるような実践的な教育が施されることが多いです。

専門学校のサイトなど検索して見ても紹介のページに「実践的な学習」を掲げているところも多いと思います。

また、卒業まで何年かかるかも大学と専門学校では異なります。看護専門学校はほとんどが3年制であり、4年間で卒業する看護大学とは大きく異なります。

取得できる資格は?

取得できる資格は基本的にあまり変わりません。

看護大学も看護専門学校も両方、卒業時に看護師国家資格の受験資格を得ることができ、看護師を目指すにあたってどちらも良い・悪いはありません。

しかし看護学校は大学は保健師国家資格や助産師養護教諭の受験資格を得られる大学などがあるので「自分は絶対に看護師になるんだ」という強い意思がある方は看護専門学校の方が早く卒業できますし、学費も安く済むのでおすすめですが、「広い視野を持って様々なことを学びたいけれど、自分の第一志望は看護師だ」という方は看護系の大学に進んだ方が良いでしょう。

学校を選ぶポイントは 「どんな未来を描くか」です

学校を選ぶポイントはどんな未来を描くか、だと筆者は考えています。

看護師の資格は国家資格ですし、看護大学や看護専門学校、どちらかを出て国家資格に合格していないと働くことができません。

感染症の流行などにより、看護師の不足は年々深刻さを増していますし、今は第一志望ではないとしても、選択肢の一つとして看護師を持っておくのは悪くないことだと思います。

よって看護師の資格を取得を目指しつつ、他のスキルを身につけられるような大学に進むのも選択肢のひとつですし、「自分は絶対に看護師になって、現場でバリバリ働きたいんだ」という方は看護師専門学校に進学するのが良いでしょう。

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