パティシエの現状や収入と、今後についてご紹介。

適性のある人ってどんな人?パティシエの将来性は?

◆パティシエの適性

パティシエ、お菓子作りのプロと言う仕事は、女子のなりたい職業でも常に上位に来るような人気な職業。
華やかなイメージも強くて、憧れをそのまま実現しようと頑張っている人も多いだろうね。
でも実際のパティシエは朝早くから遅くまで立ち仕事が続いたり、なりたての見習いだと雑用ばっかりだとか、イメージとは違うところも多いみたい。
そんなパティシエだけどもちろん魅力はたくさん! 夢をかなえるために、どんな人に適性があるのかを見て行ってみよう。

○お菓子やお菓子作りが好き、興味がある
これはもちろん前提条件だよね。
そもそもなりたいと思った時点で、この条件は満たしていると思ってもいいかもしれない。
もう一歩踏み込むとしたら、何がきっかけで好きになったかとしっかり自分の言葉で話せるようになっているといいかもしれない。
就職のときに便利なこと以外にも、その思いがモチベーション維持にも繋がるからね。

○毎日コツコツと続けることができる
当たり前のことを当たり前に続けるというのは、意外と難しいこと。
毎日の挨拶はもちろん、プライベートならまだしも仕事で目分量は良くないので計量をキッチリできるか、お菓子作りの後片付けも大切なパティシエの仕事だ。
パティシエはお菓子の職人。妥協を許していては職人には到底なれないよね。
特に人が食べるものを作るわけだから、一つの妥協が最悪人の命を左右する結果に陥りかねないというのは必ず留意しておこう。

そして地道に続けなければお菓子作りのコツやレシピはみについていかないもの。 毎日地道な努力を続けられる人じゃないと、なかなか成長できなくて長続きしないかもしれないね。

○体力に自信がある
パティシエは女の子に人気な職業だけれど、実際力仕事である側面が結構強いものなんだ。
店舗によって細かい部分に差はあるけれど、朝早く出勤してその日分のお菓子を作り上げないといけない。
開店した後も商品の補充や次の日の仕込みを行わなければならず、1日1日はあっという間。休日も一定ではないことも多いだろう。
特にクリスマスやバレンタインという繁忙期にはなかなか休みが取れず、体調を崩してしまうかも。

食材も業務用のものを利用する場合はかなりの重さになる上、ほとんど立ちっぱなしで仕事にあたるためにふとした時に怪我をしてしまう可能性だってある。
オーブンの中は開けたてだと高熱で、火傷や傷は日常茶飯事だろうね。
小麦や卵に触れる機会が増えて、アレルギーを発症してしまうケースもあるとか……。
体力ももちろんだけれど、体調管理をしっかりできる人じゃないと厳しい世界かもしれないね。

◆パティシエの現状と将来性

女の子に人気な職業だけれど、実際はまだまだ有名店だと男性パティシエが中心なこの業界。
でも男女比は例年縮まっていて、女性の活躍の場は他の職業に比べるとかなり多いと言えるよ。
傾向も大きな店をいいところに立ててオーナーになることから、小さくても自分の好きなデザインでお店を作って、アットホームな感じでやっていくのも話題だね。
休日には主婦向けのお菓子作り教室を行う人もいて、こういった小規模ブームはまだまだ続きそうだ。

○男女の垣根を越えて
働く側の男女比が詰まってきたことに加えて、消費者も最近は性別に関わらないよね。
スイーツ男子という言葉が生まれるくらい、今では甘いもの好きな男子が珍しくない。
もちろん女性に好まれる商品は依然欠かすことができないけどね。

○ネットの普及はパティシエ業界にも見逃せない
インターネットの発展は今更改めて語るところではないくらい当たり前のことだけれど、それに伴ってお菓子の通信販売、お取りよせなんかも珍しくなくなってきたね。
このブームに乗って今じゃ店舗を構えずにネット販売専門で運営しているパティシエもいるくらいなんだ。
スマホで手軽に買えて美味しいお菓子届けてくれるなんて便利なサービスだよね。
予約数カ月待ちということもあるし、そこまで流行れば収入もかなりのもの。
ただ手軽に手に入る分、元々飽きやすい消費者の気持ちを満足させるべく日夜新しいものを求める姿勢は結局必要だよね。
コ手先の技術を磨くことばかりに執着せずに、柔軟に時代の変化についていけるフットワークを身につけよう。

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