カリキュラムや学費も重要だけど、立地や出身者にも注目

学校選びから調理師を目指す!選択のポイント

◆パティシエを目指すための学校の選び方

パティシエになるにはどうしたら……そう考えて検索をかけてみれば、専門学校やスクールがたくさん出てくるのではないかな?
なぜならそれは、大学には栄養学科なんかはあっても、実は製菓系を専門にした学部学科はないからなんだね。
もちろんそういった大学でも調理実習はあるし、栄養についてしっかり勉強した上で製菓に関わる仕事に就きたいという人は多いと思う。
でもやっぱり専門性の高さや実践的に実習中心なカリキュラムを組んでいる点においては、専門学校の方が圧倒的に強いんだ。

在学期間の関係で管理栄養士といった国家資格の取得は実務経験が必要だけれど、専門学校はどこも就職に強い。
就職するのに必須な資格がいらない職種なので、目指すなら早く実務経験を積んで活躍できるパティシエになる方がいいよね。

ただそこで問題なのは、一体全体どの学校がどういうところに強いのか、つまりは何を基準に学校を選べばいいのかということ。
『パティシエ 専門学校』と検索して一番上の学校を選ぶ? いやいやそんなナンセンスなことはない!
ネットの検索結果なんて、その学校の本当の実力を表しているとは言えない。
では早速学校の選び方について、ポイントをご紹介するよ!

◆有名人の経歴を参考に

上でも言ったように製菓系には専門学校が適している。
つまりは世の中で活躍中のパティシエのかなりの数が、専門学校を卒業しているというわけなんだ。
もしパティシエの名前を知っているなら、その名前で調べてみると、簡単に出身校が出てくるはずだよ。
専門学校では現役のパティシエが講師をしているというのも当たり前のようにあることだから、業界知識とともに生の情報と知識、技術が一挙に得られるというわけだね。
だからもし憧れの人がいるならば、その人の経歴を参考にして学校選びをしてみるのも賢い手だね。

◆その学校の卒業生の就職先をチェック

その学校で学べるカリキュラムももちろん重要だけど、やっぱり学校を出た後のことはかなり重要。
だから自分でお店をやるんだ!というわけでもない限り、出身の卒業生が就職したところはとても参考になる情報だよ。
学校HPやパンフレットだけでは正直「いい情報」しか載せていない場合があるから、学校のオープンキャンパスで求人情報が見れたらチェックしてみたり、先輩に話を聞いてみるのもいいかもしれないね。
もちろん載っている情報から、ホテルやレストラン系が強いのか、個人経営が多いのかといった点はチェックできるから、自分の理想にあった学校を選べるようしっかり調べておこうね。

◆学校主催のイベントに行こう

学校は数回通うような場所ではなく、数年にわたって通うところ。
昼間部ならば平日日中は学校にいることになるわけで、生活する場所と言って何も間違いがないよね。
だからこそ校舎や学校自体の雰囲気、また授業内容や先生の感じ、立地と周辺地域についてなど、様々確かめておくべきことがある。
何がいいたいかと言えば、実際に行ってみないと分からないことがあるなら、学校を決める前にちゃんと行ってみるべきだということだ。
学校は基本的にオープンキャンパスや体験入学のように、決まった時間で調理体験や学校説明会などを開催している。
そこへ行けば周辺のことはもちろん先生や学校内の雰囲気、カリキュラム、実際の授業を受けることができたりなど得られるものはかなり多いよね。
ただしやたらめったら行くのはオススメしない。なぜなら交通費が出ない学校も少なくないからだ。
だからまずは各学校の資料を請求して、いい感じの学校に絞ってから数校で迷った段階で参加を検討しよう。
もしイベント開催時間と自分のスケジュールがかみ合わなかったとしても、連絡してみれば個人に合わせても説明や相談をしてもらえるはずなので、それだけでいいやとならないようにね。

◆最重要?学費について

製菓系の学校は、他の学校に比べると学費が割高な傾向にあるよ。
下手したら倍近くのお金がかかることもある。なぜなら食材費も全て学費の中に含まれていることもあるからね。
安いなこの学校!と思っても、内訳をしっかり確認するのを忘れずに。授業料や入学金だけ分かりやすく書いておいて、欄外に諸経費~円などと書かれている場合もあるから注意しよう。
ちなみに大手や人気な学校の方が高いことが多いのは、高くても人が来るから……などという嫌らしい理由ではなく、いい材料を使っていることが多いため。
だから一概に学費だけを見て学校選びをするのは危険なので要注意だよ。
考えることが多くて悩んでしまうけれど、しっかりと考えて後悔のない学校選びをしようね。

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