専門学校に再進学するときに考慮すべきこと。

夜間部と通信部について

◆夜間部について

夜間部というのはその名の通り、夜間に行われる授業を必要時間履修して学問を修める方法です。
反対に昼間部が通常のもの。日中授業を受けて夕方以降に帰宅する形式のものです。
夜間部は専門学校の場合、既に一度学校を卒業して社会人やフリーターとして働いたことがある、通常の年齢よりは上の人向けに開講されているもの。
日中に働いたり育児や家事を行い、夕方~夜に学校で履修をするのようなイメージですね。
夜間とはいえ授業時間が深夜に渡ることはなく、18:00~20:00や21:00程度のものなのでスケジューリングをしっかりすれば負担も減らせそうですね。
ちなみに多いところでは8割、少ないところでは5割くらいが一般の専門学生などといったところだそう。
幅広い年代の人が集まるのも、夜間部のメリットの一つです。

授業は基本的に日曜以外の祝日にあるかもしれません。
さらに1日でも休むと単位取得に難が出てくる可能性もあります。
というのも毎日の授業時間が昼間部に比べれば当然少なくなりますよね。
でも基本的に授業時間を規定の時間受けなければいけないのは変わらないため、必然的に日数で稼がなければいけないのです。
ただ中には資格取得のために履修時間が関わっていない等で、時間が決まっていない種類の学科や講座もあります。
これらに関しては授業の時間も少なく、その分学費まで安いということがあります。
特に専門学校では基本的に夜間部の授業料は昼間部よりも安いことが多く、学費が払いづらい人が働きながら通うための手段としてもメジャーです。

授業内容は凝縮される分効率的に学べる面が強く、決して昼間部より劣っているといったことはありません。

まとめると夜間部は学費が安く、夜間だけの授業のため時間の使い方が学校に寄らないこと、また若い人にとっては幅広い年代の人がいるため授業以外に得ることが多い点が挙げられます。
逆にデメリットとしてはスケジュール管理が難しいこと。
日中働いて夜は勉強して、しかも課題もでるためほぼ毎日やることはあって……スケジュール以外にも体調管理も大変です。
その延長で友人と時間を合わせるのも難しくなり、遊びや飲み会になかなか参加できなくなるかもしれません。

なので、金銭面も加味すると夜間部の方が得でも、通えるなら昼間部の方が好ましいのが事実かもしれません。
ただ、やはり働きながらであったり育児中でも再就職のためスキルや知識を身につけたいという場合、夜間部は強力なサポートとなるでしょう。

◆通信制について

通信制はその名の通り教材等は郵送され、自宅で学習できるタイプの授業です。
学校によっては週1や月に何回かスクーリング、要は学校に行く日が設定されています。
夜間部以上に安く、また自由に使える時間が多いため、通信制の学科も働きながら受講するには効果的と言えるでしょう。
ただしネックなのは通信制を導入している学科が重いの他少ないこと。
加えて資格の中には通学が必要な場合もあるため、そういった資格を目指す場合は通信制で受講できない点です。
専門学校であれば夜間部にも通学がそこまで多くない場合があるので、目的の仕事がある場合は検索してみるといいかもしれませんね。

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