これで分かる！奨学金の振込日

奨学金は毎月振り込みされるものです。授業料や生活費などに奨学金を利用しているならば、振込日がいつになるのか事前に知っておきたいですよね。そこで、奨学金の振込日や注意点などについて紹介します。

奨学金の振込日をカレンダー形式で紹介

奨学金の振込日は毎月決まっています。原則として毎月11日が振込日であり、4月は21日、5月は16日に振り込みされます。ただし、振込日が金融機関の休業日にあたる場合には、その前の営業日が振込日です。令和2年度の振込日のカレンダーは下記のようになっています。

令和3年度についても基本は同じであり、金融機関の休業日にあたる場合だけ、前営業日に振り込まれると理解していれば良いでしょう。

給付や貸与が終了となる年度については3月分が2月分と合わせてまとめて2月10日に振り込まれます。また、最初に採用された年の初回の振込日については学校ごとに異なるため事前に問い合わせてください。初回振込みの際に数ヶ月分がまとめて振り込みされるケースもあります。

奨学金が振り込まれない原因

振込日になっても奨学金が振り込まれていないというケースがあります。これにはどういった原因が考えられるのか紹介しましょう。

振込日を勘違いしていた

奨学金の振込日は毎月11日が基本(4月と5月は異なる)であり、金融機関の休業日である土日祝日が11日になる場合のみ、その前営業日に振り込まれます。このことを理解して、あらためて振込予定日をチェックしましょう。

初回の振込日は学校によって異なる

奨学金に採用された初回の振り込みについては学校ごとに振込予定日が異なります。初回の振込日が何月になるのか問い合わせましょう。各学校の担当窓口に問い合わせをすればすぐに回答してくれます。

停止・廃止になった

奨学金は、毎年審査を通じて継続か廃止か決められます。たとえば、継続願を提出していなかったならば、その時点で廃止になるのです。きちんと継続願を提出していたとしても、審査の結果によって廃止になるケースはあります。たとえば、修得単位が少ない、学生生活で重大な問題を起こしている、保護者や本人の収入が増えたなどの理由が考えられるでしょう。また、継続願書類に虚偽の情報が含まれていて、それがバレてしまった場合は強制的に廃止となります。上記の点で心当たりがあるならば調べてみましょう。

金融機関のトラブル

奨学金の受取口座に指定している金融機関のトラブルのケースもあります。たとえメガバンクであっても金融機関が何らかのトラブルを起こすことはあるのです。たとえば、システムダウンしている、振込処理の際に重大なエラーが生じたなどが考えられます。念のため、受取口座に指定している銀行のホームページを確認して、何か重大な問題が起きていないか確認すると良いでしょう。

奨学金が振り込まれていないときの対処法

奨学金が期日に振り込みされていない場合にどうすればいいのか具体的な対処法を紹介します。

学校や日本学生支援機構の担当窓口に問い合わせをする

学校や日本学生支援機構の問い合わせをすれば、奨学金の番号で本人確認をした上で何か問題が起きていないか原因を探ってくれます。たとえば、実はすでに奨学金が廃止されていたのに本人に通知が届いていなかったというケースもあるのです。奨学金が振り込まれていない具体的な状況をまとめた上で問い合わせをして正確な情報を伝えましょう。本人確認のために生年月日や住所などが確認されることもあります。

廃止になった場合にはその理由についてきちんと説明してくれます。ただし、一度廃止が決まったのであれば、その決定が滞ることは基本的にないため諦めましょう。

銀行に問い合わせをする

奨学金の振り込み処理がきちんと行われているのに銀行口座に入金されていないならば、銀行の方へ問い合わせをしましょう。システム的な問題で振り込まれていないケースがあります。また、単に処理が遅れているだけというケースもあるでしょう。振込日であっても、朝には処理されずに午後になってから口座に反映されるというケースもあるのです。そのため、最低限その日の銀行の営業時間が終わるまでは振り込まれる可能性があるため待ってみると良いでしょう。

まとめ

奨学金は毎月11日に振り込まれるものであると覚えておきましょう。もし期日に振り込まれていない場合は、さまざまな原因を考えることができます。この記事を参考にして、奨学金の振込日についての不安や疑問を解消してください。最終的には窓口に問い合わせをすれば問題を解決できます。