大阪医療技術学園専門学校の学費について

大阪医療技術学園専門学校 学校
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大阪医療技術学園専門学校は、医療・福祉・心理・美容のプロフェッショナルを育てる大阪市の専門学校です。

大阪医療技術学園専門学校の学費について、概要や学科・コースの紹介、利用可能な奨学金情報などを交えてご紹介します。

大阪医療技術学園専門学校の概要

大阪医療技術学園専門学校(OCMT)は、病院事務、医療秘書、精神保健福祉士、心理カウンセラー、言語聴覚士、医薬品の登録販売者、鍼灸師、エステティシャン、臨床検査技師等を目指す人のための専門学校です。

医療、福祉、保健、ハイテク分野で高等職業人材を養成する学校法人大阪滋慶学園グループが1978年に設立した学校で、大阪天満宮駅から徒歩6分の大阪市の中心部に、実践的な学びに不可欠な実習室を備えた校舎を備えています。

大阪薬学専門学院として発足したことから漢方薬・生薬に強く、日本で唯一、大卒資格取得も目指せる心理系専門学科や、美容と医療両方のプロになれる鍼灸美容学科があるなど、どの学科もそれぞれ専門的かつ特徴的。

国家試験の高い合格率や全学科100%の就職率、大学編入サポートなど、卒業後の進路もしっかりサポートしています。

アメリカや中国への海外研修や、学科や学校を越えて自由に授業を選べる滋慶選択科目システムなど、滋慶学園グループのメリットも活かせます。

学費に関しても、大阪医療技術学園専門学校は高等教育の修学支援新制度の対象校であり、日本学生支援機構の第一種・第二種奨学金制度や通学定期券、学生割引券を利用できる学校です。

また、言語聴覚士学科(昼夜間部)は専門実践教育訓練給付金の対象学科になっています。

大阪医療技術学園専門学校の学科・コース

大阪医療技術学園専門学校には、2~3年制の<医療秘書・情報学科><薬業科><医療心理科><言語聴覚士学科><鍼灸美容学科><臨床検査技師科>があり、学科によっては専攻科(1年)をプラスして学びを深めることが可能です。

専門学校、高等専門学校、短期大学、4年制大学卒業者を対象とした1年制の<専攻科(医療秘書専攻)>もあります。

<医療秘書・情報学科>

病院受付、クラーク、診療情報管理士、医療情報技師など、幅広い役割を担う医療事務を学びます。

2年制の病院事務専攻と、2年制卒業後に専攻科で1年学ぶこともできる医療ICT専攻があります。

コース選択は入学してから半年後なので、1年次前期に共通授業を受けてから自分の適性にあわせて専攻を選択できます。

医療ICT専攻では、医療情報技師の資格に加えて、カルテの情報を管理する「診療情報管理士」の資格も取得可能です。

<薬業科>

大阪医療技術学園専門学校で一番歴史のある学科です。

理系科目が苦手でも一から細かくフォローし、卒業時には必ず国家資格が取得できます。

医薬品・化粧品の販売やアドバイスを行う「登録販売者」を目指す2年制の販売専攻と、医薬品・化粧品の分析や開発を行う「分析技術者」を目指し、さらに1年間学んで実践的な専門知識や技術を身につけることもできる分析専攻があります。

<医療心理科>

3年制の精神保育福祉士専攻と、3年+1年で大卒資格も目指せる心理カウンセラー専攻があります。

1年生前期の心理学や福祉学の共通授業を経て、自分の進路に合わせた専攻を選択します。

心理カウンセラー専攻では4年次に大手前大学の通信課程を併修することで大卒資格を取得。

大学卒業資格が取得できる心理系の専門学校は大阪医療技術学園専門学校だけです。

精神保育福祉士の合格者数も、全国の短大・専門学校でナンバーワンを誇ります。

<言語聴覚士科>

話す・聞く・食べることに何らかの問題がある方に専門的なサポートを行う「言語聴覚士」を目指す学科です。

言語聴覚士の国家試験の受験資格を得るには、文部科学大臣が指定する学校(3~4年制の大学・短大)または都道府県知事が指定する言語聴覚士養成所(3~4年制の専修学校)を卒業することが必要です。

そのため、大阪医療技術学園専門学校の昼間部3年制の言語聴覚士学科は、言語聴覚士を目指せる最短ルート。大阪府でも唯一の学科です。

また、一般の4年制大学卒業者の場合は、指定された大学・大学院の専攻科または専修学校(2年制)を卒業することで受験資格が得られるため、4年制大学卒業者を対象とした昼夜間部2年制も開講しています。

平日は夜間、土曜日だけ朝から授業のカリキュラムで、働きながら言語聴覚士を目指せます。

<鍼灸美容学科>

医学的な根拠を持った美容の知識を学び、美容と医療双方のプロである美容鍼灸師を養成する日本唯一の学科です。

3年制で、身体を内側からキレイにする美容鍼灸やアロマテラピーと、外側から美しくケアするエステやメイクなどの技術を身につけたエステティシャン専攻と、鍼灸師とパーソナルトレーナー資格を取得し、一人ひとりにあった身体づくりのサポートするパーソナルトレーナー専攻があります。

<臨床検査技師科>

心電図や脳は、血液検査など、医療を支える検査のプロを育てる3年制の学科です。

最長6ヵ月間と、西日本最長の学外実習により実践力を養い、国家試験の高い合格率を誇ります。

卒業後、大手前大学通信教育部に4年次編入することで、1年間で大学卒業資格が取得できます。通信制のため働きながら学ぶことが可能です。

<専攻科(医療秘書専攻)>

既に大学や短大等の高等教育を修了した人を対象とした、1年制の学科です。

専門特化した教育で医療事務を学び、1年間で確実に医療現場で長く活躍できる人材を養成します。

大阪医療技術学園専門学校の学費内訳

大阪医療技術学園専門学校の学費を見ていきましょう。

原則は一括全納ですが、年間学費を数回に分割して納めることができます。初年度だけでなく、2・3年次の学費も分納可能です。

※教育教材演習費と同時に、1年次は総合演習費(教科書代、資格検定代、白衣・実習衣・シューズ代、校友会費、同窓会費、健康管理費、海外研修プログラム積立金)などとして200,000円~400,000円程度必要です。

また、2年次以降、実習費、教科書代、校友会費、健康管理費、海外研修プログラム積立金、海外旅行保険等として200,000円~500,000円程度必要です。(海外研修の保険料は研修に行く2年次で徴収します。)

医療秘書・情報学科

初年度
入学金100,000円
授業料900,000円
教育教材演習費80,000円
年間学費1,080,000円

※医療ICT専攻の3年次の授業料は年間450,000円です。

薬業科

初年度
入学金100,000円
授業料900,000円
教育教材演習費90,000円
年間学費1,090,000円

臨床検査技師科

初年度
入学金300,000円
授業料1,000,000円
実習費200,000円
教育教材演習費95,000円
年間学費1,595,000円

<医療心理科>

初年度
入学金100,000円
授業料900,000円
教育教材演習費85,000円
年間学費1,085,000円

鍼灸美容学科

初年度
入学金200,000円
授業料1,000,000円
実習費200,000円
設備費100,000円
教育教材演習費85,000円
年間学費1,585,000円

※鍼灸美容学科の美容師資格取得希望者は美容専門学校併修費用が別途必要です。

言語聴覚士学科(昼間部3年制)

初年度
入学金200,000円
授業料1,000,000円
実習費200,000円
設備費100,000円
教育教材演習費80,000円
年間学費1,580,000円

言語聴覚士学科(昼夜間部2年制)

初年度
入学金300,000円
授業料1,000,000円
実習費200,000円
設備費100,000円
教育教材演習費80,000円
年間学費1,680,000円

※言語聴覚士学科(昼夜間部)、専攻科は海外研修プログラム積立金は対象外です。

大阪医療技術学園専門学校ならではの費用(教材費や実習・海外研修等)

<医療秘書・情報学科、薬業科、医療心理科、鍼灸美容学科、臨床検査技師科、言語聴覚士学科(昼間部)>

医療秘書・情報学科・医療心理科・臨床検査技師科・言語聴覚士学科(昼間部)はアメリカ、薬業科・鍼灸美容学科は中国に、それぞれ2年次に海外研修にいきます。

大阪医療技術学園専門学校で使える奨学金・学費サポート等について

<大阪滋慶育英会 >

合格時点で受験生本人または家族が、本校または大阪滋慶学園姉妹校に在籍または卒業している方を対象に、奨学金100,000円を支給します。

【姉妹校一覧】

大阪ハイテクノロジー専門学校、大阪保健福祉専門学校、大阪医療福祉専門学校、大阪医療看護専門学校、出雲医療看護専門学校、鳥取市医療看護専門学校、美作市スポーツ医療看護専門学校、新大阪歯科技工士専門学校、新大阪歯科衛生士専門学校、東洋医療専門学校

<日本学生支援機構奨学金制度>

第一種奨学金(無利息)と第二種奨学金(有利子:卒業後年3%を上限とする)からなる貸与型奨学金があります。学力と家計による基準があり、利息付の第二種の方が、選考基準が第一種よりゆるやかです。

【第一種・無利子の貸付額】※私立専門学校

自宅通学者(月額):53,000円、40,000円、30,000円、20,000円より選択

※金利なし

自宅外通学者(月額):60,000円、50,000円、40,000円、30,000円、20,000円より選択

【第二種・有利子の貸付額】

月額20,000~120,000円(10,000円単位で希望貸与金額を選択)

※年3.0%上限

<高等教育の修学支援新制度>

大阪医療技術学園専門学校は、国の高等教育の修学支援新制度の対象校です。

世帯収入や資産の要件を満たし、学ぶ意欲がある学生を対象に、授業料等減免と給付型奨学金の支給を、国が支援します。

給付型奨学金は、進学前から高校などを通じて、日本学生支援機構(JASSO)へ申し込むことができます。

授業料等減免は、入学時に進学先の学校を通じてJASSOへ申し込むことができます。

支援額は、世帯の収入がどのくらいか、進学先の学校の種類(大学か、短期大学か、高等専門学校か、専門学校か)、自宅から通うか、一人暮らしかによって異なります。

授業料減免については、日本学生支援機構の給付型奨学金の認定を受けた人に限ります。

自分が対象となるか、どのくらいの給付型奨学金が受けられるかは、日本学生支援機構のホームページでシミュレーションすることができます。

<教育訓練給付制度(専門実践教育訓練)>

雇用保険を一定期間以上かけた離職者が指定学科を修了した場合に、支払った経費の一部が支給される給付制度で、言語聴覚士学科(昼夜間部2年制)が「専門実践教育訓練指定講座」の指定を受けています。

受講・資格取得・就職等の条件により、最大112万円が支給されます。

また、低金利で利用できる国(日本政策金融公庫)の教育ローンや信販会社の教育ローンも紹介しています。

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