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ブライダルスタイリストになるには

この仕事に就くために特別な資格は必要ありませんが、美に関する興味関心のほか、ドレスに対する思い入れが強い人が望ましいでしょう。
または、理容美容専門学校に進学し、ヘアメイクや着付けを学び、美容師の国家資格を取得する道もあります。
美容師の資格があれば、実力の証明になります。メイクやエステティックなど、美に関する幅広い知識や技術も必要です。これらを身につけるには、アシスタントとして経験を積む方法もありますが、専門学校などで基礎をしっかり学ぶのがいいでしょう。

専門学校のブライダル科を出て、ホテルのブライダル部門や結婚式専門施設、ウェディングドレスレンタルショップなどへ就職する人が多いようです。ブライダル関連の仕事をするなら基礎的に必要になってくるのはホスピタリティーです。ホスピタリティーとは「おもてなし」の事ですが、ホテル、観光、ブライダルなどの仕事をする人には必須の基礎教養となります。
そういった教養を学ぶためにも、専門学校などで学ぶことをお勧めします。
ブライダル系の専門学校では、いわゆるブライダルに直接関わりの深いカリキュラムに加えて、所作やマナー、立ち振る舞いといった総合的なホスピタリティに関わるカリキュラムがあるところも多くあります。こうした知識は「どこに行っても恥ずかしくない人材」を育てるためですが、ブライダルスタイリストの仕事にもしっかりと役立ってくれるのです。

学校を卒業してからは、就職先での研修や実践を通して技術や職業的な勘を養っていくことになります。
ブライダルスタイリストの就職先としては、ホテルのブライダル部門や結婚式専門施設、ウェディングドレスレンタルショップが主な選択肢です。専門学校を卒業したあと、20歳前後で入職する人が多いようです。

こういった勤務先で経験を積んだあと、独立してフリーランスとして活躍する人もいます。
ブライダルスタイリストは、新郎新婦の結婚式に対する満足感を大きく左右する役割のため、雇用形態の多くは正社員か契約社員です。アルバイトやパートでの募集は珍しいでしょう。正社員や契約社員で入職すればある程度安定したキャリアを築いていけば、長く続けられる職業といえます。

ブライダルスタイリストの仕事内容

ブライダルスタイリストとは、一言で言えば晴れの日のウェディングをトータルでスタイリングするお仕事です。
事前の打ち合わせで、ドレス選びや小物の準備などを担当します。新郎新婦の要望に沿わせながら衣装やジュエリー、ブーケなどのコーディネートを提案します。カウンセリングを通して相手のニーズを把握し、場の雰囲気や季節感などを踏まえて最適な衣装を提案します。
新婦と蜜なコミュニケーションを取りながら、新婦が望む形で仕上げていくために、新婦と新婦をキレイにしてくれるドレススタイリストや、ジュエリーコーディネーターやヘアメイクアーティストとの橋渡しの存在です。
事前の打ち合わせだけでなく、式当日にも進行に合わせて着付けを行うこともあります。当然衣装などの管理や手入れも欠かせません。
職場は主に結婚式場やホテル、ブライダルサロンなどで、結婚式にオリジナリティが出すことが一般化してきた昨今ではこうした専門職の活躍が増えているので、人気の職業となっています。

ブライダルスタイリストの収入

ブライダルスタイリストの給料や年収は、決して高水準とはいえません。就職先の給与水準により違いはありますが、初任給や転職時の額面は17万円〜19万円ほどです。
経験を積み、インセンティブなどで臨時収入も得られるようになると、30歳前後で300万円〜400万円ほどの年収になる場合もありますが、これに関しては勤務先の規模や本人の実力などにより、大きく異なります。正社員として入職すれば、勤務先の規定に基づいた福利厚生制度を利用できます。 契約社員の場合にも、有給や厚生年金、企業保険への加入など、ある程度の福利厚生制度が整っているでしょう。
その道のプロを目指す職業なので、最初は他の職業と給与体系も特に変わりません。好きなことを仕事にするという意味ではそれでも恵まれているかも知れませんが、それぞれの職業はキャリアを積むことによって大きく成長できる余地があるのが魅力です。
さらにブライダルという人生の大きなイベントに関わることにはお給料だけでは換算できないような価値があるので、そこはプライスレスだと感じられることも多いと思います。
自分発の新しいアイディアが認められれば、自分の引き出しがどんどん増えていきます。そうやって能力を発揮していくことで独立してフリーになる人もいます。フリーの売れっ子ともなれば、普通の職業では考えられないような収入を得ることも可能で、実際にそれぞれの道で成功している人はたくさんいます。

ブライダルスタイリストの将来性

人気の職種とはいえ、少子化や婚礼の簡素化によってブライダルスタイリストの仕事は減っているのが現状です。その事もあり、専門学校を卒業しても希望の企業に就職できるとは限りません。
美容師資格や着付け資格などのプラスαの資格を取得し、就職先の選択肢を増やしておくのが賢明でしょう。

また晩婚化や再婚での婚礼が増えている現状から、ブライダルスタイリストは将来的に、平均年齢が高めの新婦のニーズにマッチするような提案をする必要があります。
スタイリスト自身の年齢が若くても、顧客の要望に応えられるようなスキルが求められます。

掲載者情報

ブライダルスタイリストになるには
◆文責:七文(ななみ)
◆公開日:2018年1月4日 15:55
◆更新日:2020年03月11日 12:00

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