ウェブデザイン技能検定は、特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会が実施する国家検定です。ウェブにかかわる全ての人のための技能検定として、ウェブデザインに関する知識と技能を客観的に評価してくれます。
この検定は、厚生労働省が認定する国家検定として位置づけられており、ウェブデザインの専門性を証明する重要な資格なんです。試験は1級、2級、3級の3段階に分かれていて、各級とも学科試験と実技試験の両方に合格する必要があります。
学科試験は、ウェブデザインの基礎知識、HTMLやCSSの技術、ユーザビリティ、アクセシビリティ、セキュリティなどに関する問題が出題されます。実技試験では、実際のWebサイト制作やデザイン作業を通じて、実践的な技能が試されます。
3級はウェブの作成や運営に関する業務に従事している人や、これから従事しようとしている人が対象です。2級は2年以上の実務経験がある人か、3級に合格している人。1級は7年以上の実務経験がある人か、2級に合格して2年以上の実務経験がある人という条件になっています。各級とも学科・実技ともに70点以上(100点満点)で合格です。
この資格は、WebデザイナーやWebディレクター、フロントエンドエンジニアなど、ウェブに関わる職業の人たちにとって、専門性を証明する重要な指標となっています。