京都建築大学校の学費について|奨学金・学費サポート情報も紹介!

京都建築大学校 学校
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京都建築大学校は、在学中の建築士資格と大学卒業資格の取得が可能な、建築とインテリアの専門学校です。

京都建築大学校の学費について、概要や学科・コースの紹介、利用可能な奨学金情報などを交えてご紹介します。

京都建築大学校の概要

京都建築大学校(KASD)は、京都府南丹市の園部駅駅前に、甲子園球場の約24倍もの広大なキャンパスを持つ専門学校です。

最新ソフトを搭載したコンピューターや、国家試験に必須の手描き製図ができる平行定規製図板を200台など、建築とインテリアに関する専門的な設備を完備。

キャンパス周辺に学生研修寮やマンションを用意したり、マイカー通勤も可能な300台の駐車場があったりと、広い敷地を活かして充実した学生生活を送るための環境を整えています。

2年制または4年制で、2年制終了後に1年または2年間の専攻科に進み、在学中の建築士資格取得を目指したり、グループ校である京都美術工芸大学大学院へ進学したりすることもできます。

4年制の建築学科では、カリキュラムに放送大学教養学部の科目も取り入れることにより、大学卒業資格の取得も可能です。

また、建築系の大学のように卒業時に建築士の受験資格が得られるだけでなく、在学中の試験合格を目指せることがKASDの大きなメリット。

就職活動や卒業後のキャリアアップが有利になり、KASDの正社員就職率99.6%(2021年度)を支えています。

学費面では、修学支援制度の対象校として認定されており、また、日本学生支援機構による奨学金制度や通学定期券、学生割引券を利用しての負担軽減が図れます。

京都建築大学校の学科・コース

京都建築大学校は、2年制の建築科(専門課程)と、4年制の建築学科(高度専門課程)があります。

建築科は、建築専攻科(1年または2年)へ進学、または建築学科3年次に編入することも可能です。

<建築科 スタンダードコース>

1年次は建築未経験者や文系の人が、建築やインテリアを基礎から学ぶカリキュラムを実施。

建築系以外の高校出身者対象の通常クラス、建築系高校卒業者を対象にしたクラス、大学・短大・専門学校出身者、社会人経験者対象のリカレントクラスに分かれ、建築・インテリア・CAD全般を学びます。

2年次から、自分の適性にあわせて「建築コース」「インテリアデザインコース」「一級特進コース」のどれかを選択します。

「建築コース」では建築の幅広い分野に対応できる基礎能力を培い、2級建築施工管理技士の学科試験の在学中取得を目指します。また、建築専攻科進学後および建築学科3年次編入後は二級建築士を取得を目指します。

「インテリアデザインコース」では二級建築士に加え、インテリアコーディネーターをの試験合格を目指すコースです。建築専攻科進学後および建築学科3年次編入後にインテリアプランナーを目指すことも可能です。

「一級特進コース」は、1年次の成績等により選抜された、一級建築士取得に向けた対策を行うコースです。建築学科編入後は、3年次に二級・木造建築士の取得、4年次には在学中の一級建築士合格を目指します。

<建築科 エキスパートコース>

建築科卒業後、建築専攻科(2年制)または建築学科3年次編入を前提としたコースです。

一級特進クラス(一級エキスパートクラス)は、2年次からインターンシップを行い、卒業後は建築学科3年次編入し、計4年間の在学中に一級建築士資格合格を目指します。

インテリアデザインクラス(インテリアエキスパートクラス)は、インテリアコーディネーター資格試験対策授業やインターンシップを行い、在学中の二級建築士とインテリアプランナー取得を目指します。卒業後は、建築専攻科(2年制)または建築学科3年次に編入します。

<建築専攻科(1年または2年制)>

1年目(1年制)は、建築科卒業後に二級建築士、木造建築士、インテリアプランナー資格を在学中に取得するための対策授業を行います。

2年目は大学卒業資格を取得するためのカリキュラムを選択することで、建築士資格や大卒資格を持って就職することが可能になります。

<建築学科>

二級・木造建築士、インテリアプランナーの資格を取得し、在学中に一級建築士の合格を目指します。

放送大学の科目も選択することで、大学卒業資格を得られます。

「高度専門士」を取得できるので、一級建築士資格登録に必要な実務経験を最短の2年にすることも可能です。

グループ校である京都美術工芸大学大学院へ進学し、修士(建築)の学位取得もできます。

京都建築大学校の学費内訳

京都建築大学校の学費を見ていきましょう。

それぞれ現金納入の場合で、授業料は概算になります。

<建築科(2年制)>

■1年次 納入総額:1,340,000円

・入学金:150,000円

・授業料(前期・後期):各540,000円

・校友会費(前期):40,000円

・学生諸費(前期): 5,000円

・研修費(前期):10,000円

・教材費(前期):52,000円

・学生自治会費(前期):3,000円

■2年次 納入総額:1,190,000円

・授業料(前期・後期):各590,000円

・学生自治会費(前期):3,000円

・学生諸費(前期): 5,000円

・研修費(前期):2,000円

<建築学科(4年制)>

■1年次 納入総額:1,440,000円

・入学金:150,000円

・授業料(前期・後期):各590,000円

・校友会費(前期):40,000円

・学生諸費(前期): 5,000円

・研修費(前期):10,000円

・教材費(前期):52,000円

・学生自治会費(前期):3,000円

■2~4年次 納入総額:1,190,000円

・授業料(前期・後期):各590,000円

・学生自治会費(前期):3,000円

・学生諸費(前期): 5,000円

・研修費(前期):2,000円

<建築専攻科>

・1年次 授業料(年間):1,080,000円

・2年次 授業料(年間):1,080,000円

京都建築大学校ならではの費用(教材費や実習・海外研修等)

教科書、製図用品代:入学時12万円程度、2年次以降5万円程度

ノートパソコン:10万円程度 ※オンライン授業のため

放送大学教材費等:15万円 ※放送大学教養学部への入学を希望する場合。

京都建築大学校で使える奨学金・学費サポート等について

・建築科をリカレント入試で出願の場合は、入学金10万円を免除します。

・オープンキャンパス参加証を出願時に同封すると、入学金5万円を免除します。(他の入学金免除特典との併用不可)

<KASD奨学金>

提携金融機関(オリコまたはセディナ)による教育ローン。授業料108万円を年2.5%(2021年4月現在)で貸与します。

<高等教育の修学支援新制度>

京都建築大学校は、国の高等教育の修学支援新制度の対象校です。

世帯収入や資産の要件を満たし、学ぶ意欲がある学生を対象に、授業料等減免と給付型奨学金の支給を、国が支援します。

給付型奨学金は、進学前から高校などを通じて、日本学生支援機構(JASSO)へ申し込むことができます。

授業料等減免は、入学時に進学先の学校を通じてJASSOへ申し込むことができます。

支援額は、世帯の収入がどのくらいか、進学先の学校の種類(大学か、短期大学か、高等専門学校か、専門学校か)、自宅から通うか、一人暮らしかによって異なります。

授業料減免については、日本学生支援機構の給付型奨学金の認定を受けた人に限ります。

自分が対象となるか、どのくらいの給付型奨学金が受けられるかは、日本学生支援機構のホームページでシミュレーションすることができます。

<日本学生支援機構奨学金制度>

第一種奨学金(無利息)と第二種奨学金(有利子:卒業後年3%を上限とする)からなる貸与型奨学金があります。学力と家計による基準があり、利息付の第二種の方が、選考基準が第一種よりゆるやかです。

【第一種・無利子の貸付額】※私立専門学校

自宅通学者(月額):53,000円、40,000円、30,000円、20,000円より選択

自宅外通学者(月額):60,000円、50,000円、40,000円、30,000円、20,000円より選択

【第二種・有利子の貸付額】※私立専門学校

月額20,000~120,000円(10,000円単位で希望貸与金額を選択)

※最大年利3%以内

また、低金利で利用できる国(日本政策金融公庫)の教育ローンも紹介しています。また、徒歩圏内に13棟600室ある学生寮やマンションの案内もあります。

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