東海医療科学専門学校の学費について|奨学金・学費サポート情報も紹介!

東海医療科学専門学校 学校
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東海医療科学専門学校は、名古屋にある医療・リハビリ・福祉の専門学校です。

東海医療科学専門学校の学費について、概要や学科・コースの紹介、利用可能な奨学金情報などを交えてご紹介します。

東海医療科学専門学校の概要

東海医療科学専門学校は、看護師や臨床工学技士、理学療法士、作業療法士、柔道整復師、言語聴覚士、社会福祉士、精神保健福祉士を目指す専門学校です。

東海歯科医療専門学校や東海医療工学専門学校など多様な医療専門職を養成するセムイ学園が、2007年(平成19年)に設立。

名古屋駅・伏見駅から徒歩13分のロケーションに建つ、地上9階、地下3階建ての校舎には、8学科の学びを支える実践的な施設がそろっています。

東海医療科学専門学校の特徴としては、大卒や実務経験者が入学対象となる言語聴覚科や社会福祉科、精神保健福祉科(通信課程)があり、大卒、専門卒、社会人などが入学者の57%を占めていること。

さまざまなバックグラウンドを持つ人たちが真剣に資格取得を目指すため、全国トップレベルの国家試験合格率を誇ります。

費用に関しては、高等教育の修学支援新制度の対象校であり、福祉系を対象にした修学資金制度や、学校独自の奨学金制度を利用できます。

また、認可された専門学校であるため、日本学生支援機構の第一種・第二種奨学金制度や通学定期券、学生割引券を利用できる学校です。

東海医療科学専門学校の学科・コース

東海医療科学専門学校には、

高卒以上対象で昼間3年制の<看護科><臨床工学科><理学療法科><作業療法科><柔道整復科>

大卒以上対象で昼間2年制の<言語聴覚科>

大卒・実務経験者対象で1年または1年半の<社会福祉科(昼間課程)><社会福祉科(通信課程)><精神保健福祉科(通信課程)>があります。

昼間課程の授業時間は9:20~16:40です。

<看護科>

昼間3年課程。

自ら考え主体的に行動し、臨床現場で活躍できる看護師を目指します。

<臨床工学科>

昼間3年課程。

生命維持管理装置をはじめとする医療機器の操作や保守を行う臨床工学技士を育成します。

<理学療法科>

昼間3年課程。

運動機能が低下した人に対し、物理療法や運動療法によってリハビリテーションを行う理学療法士を目指します。

<作業療法科>

昼間3年課程。

単に病気や障害を治すだけでなく、機能訓練や手工芸・音楽・スポーツなどの作業・活動を通して、患者が希望通りの生活を過ごせるよう援助する作業療法士を育成します。

<柔道整復科>

昼間3年課程。

骨折、脱臼、打撲、捻挫などのケガに対して、人間の持つ自然治癒力を最大限に活かすことで、手術や投薬を行わない治療を提供する柔道整復師を目指します。

東海地区の専門学校で唯一のNSCA認定校であり、通常の学費のみで柔道整復師とNSCA-CPT(パーソナルトレーナー)のWライセンスが取得可能。

接骨院だけでなく、健康福祉分野やスポーツ分野などで活躍するための資格取得も目指せます。

<言語聴覚科>

大卒対象、昼間2年課程。

音声、言語、聞こえ、摂食嚥下に問題を持った患者さんに対して、検査、訓練、アドバイス、指導などを行い、人生の楽しみを取り戻すお手伝いをする言語聴覚士を目指します。

言語聴覚士国家試験の受験資格を取得するには、言語聴覚士専門学校や短大に3年通うか、一般の大学(2年以上)後に言語聴覚士養成所に2年学ぶ必要があります。

<社会福祉科(昼間課程)>

大卒または実務経験者対象、全国的にも珍しい昼間1年課程です。

福祉施設や医療機関、学校などでソーシャルワーカーとして活躍する社会福祉士の国家試験合格率は90.3%(全国31.1%)。

社会福祉士国家試験を受験するには、4年制大学卒業後、または相談援助実務を1年から4年経験したのち、社会福祉士一般養成施設などで1年間学ぶ必要があります。

<社会福祉科(通信課程)>

大卒または実務経験者対象、1年6ヶ月間の通信課程です。

現場実習以外は自宅学習と土日開講のスクーリングで学び、仕事や家事と両立させながら社会福祉士の資格取得を目指します。

国家試験合格率は69.1%と、全国平均29.3%を大きく上回る結果を残しています。

<精神保健福祉科(通信課程)>

大卒または実務経験者対象、1年6ヶ月間の通信課程です。

心に病を抱える人やそのご家族に対して、適切な相談・支援を行う精神保健福祉士を目指します。

精神保健福祉士国家試験を受験するには、4年制大学卒業後、または相談援助実務を1年から4年経験したのち、社会福祉士一般養成施設などで1年間学ぶ必要があります。

2021年度の国家試験合格率は84.3%と、通信制で全国首位の合格率を達成しています。

東海医療科学専門学校の学費内訳

東海医療科学専門学校の学費を見ていきましょう。

看護科

卒業までの学費合計:4,250,000円

1年次2年次3年次
入学金200,000円
授業料950,000円950,000円950,000円
実習料150,000円150,000円150,000円
施設設備費250,000円250,000円250,000円
年間学費1,550,000円1,350,000円1,350,000円

臨床工学科、理学療法科、作業療法科

卒業までの学費合計:3,800,000円

1年次2年次3年次
入学金200,000円
授業料700,000円700,000円700,000円
実習料300,000円300,000円300,000円
施設設備費200,000円200,000円200,000円
年間学費1,400,000円1,200,000円1,200,000円

柔道整復科

卒業までの学費合計:3,800,000円

1年次2年次3年次
入学金200,000円
授業料700,000円700,000円700,000円
実習料200,000円200,000円200,000円
施設設備費300,000円300,000円300,000円
年間学費1,400,000円1,200,000円1,200,000円

<言語聴覚科>

卒業までの学費合計:2,100,000円

1年次2年次
入学金200,000円
授業料700,000円700,000円
実習料100,000円100,000円
施設設備費150,000円150,000円
年間学費1,150,000円950,000円

<社会福祉科(昼間課程)>

卒業までの学費合計:950,000円

入学金150,000円
授業料500,000円
実習料150,000円
施設設備費150,000円

※学費以外にテキスト代(6万円程度)、実習施設への交通費などが必要となります。

※実務経験のある方は実習料の納入を免除することができます。

<社会福祉科(通信課程)>

卒業までの学費合計:400,000円

初年度次年度
入学金30,000円
授業料135,000円135,000円
実習料50,000円50,000円
年間学費215,000円185,000円

※学費以外にテキスト代(6万円程度)、実習施設への交通費などが必要となります。

※授業料にはスクーリング受講料を含みます。

※実務経験のある方は実習料の納入を免除することができます。

<精神保健福祉科(通信課程)>

卒業までの学費合計:480,000円

初年度次年度
入学金30,000円
授業料145,000円145,000円
実習料80,000円80,000円
年間学費255,000円225,000円

※学費以外にテキスト代(6万円程度)、実習施設への交通費などが必要となります。

※授業料にはスクーリング受講料を含みます。

※実務経験のある方は実習料の納入を免除することができます。

東海医療科学専門学校ならではの費用(教材費や実習・海外研修等)

【諸費用】

※教科書、白衣および実習着、学生保険、学科会等

1年次2年次3年次
看護科420,000円185,000円220,000円
臨床工学科130,000円70,000円160,000円
理学療法科170,000円120,000円100,000円
作業療法科150,000円90,000円100,000円
柔道整復科143,000円75,000円78,000円
言語聴覚科180,000円100,000円

※看護科は、海外研修旅行積立(年10万円)が含まれています。卒業時に過不足を精算します。

※情報処理の授業などでノートパソコンなどの電子端末が必要となる学科があります。

※臨床実習の際に予防接種などが必要な場合があります。

※臨床実習先までの交通費は自己負担となります。

東海医療科学専門学校で使える奨学金・学費サポート等について

<利子補給奨学金>

通信課程を除く全学科の、教育ローンを利用して入学する人で世帯の収入が学園が定める所得基準未満である人を対象に、在学期間中に納入された学費に対する利子を奨学金として支給します。返済義務はありません。

※金利上限3.5%、年間支給上限6万円

<ひとり親家庭奨学金>

通信課程を除く全学科の、ひとり親家庭で学費を親(本人)が負担している方で、世帯の収入が学園が定める所得基準未満である方に、入学後、在学年度ごと10万円の奨学金を支給します。返済義務はありません。

<有資格者奨学金>

通信課程を除く全学科で、医療・福祉の国家資格、介護支援専門員、教員免許、実務者研修(旧ホームヘルパー1級)、介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)等を取得している方に、入学後10万円の奨学金を支給します。返済義務はありません。

<同窓生子弟奨学金>

受験者本人もしくは受験者の2親等以内の親族がセムイ学園(東海歯科医療専門学校、東海医療工学専門学校、東海医療福祉専門学校、東海医療科学専門学校)の卒業生もしくは在校生である方対象。

昼間課程へ入学の場合10万円、通信課程へ入学の場合3万円を入学後に支給します。返済義務はありません。

<里帰り奨学金>

看護科、臨床工学科、理学療法科、作業療法科、柔道整復科対象。

入学前年度まで高等学校に在籍していた遠方(愛知県庁を中心に1,000km圏外に保護者の住所地がある学生)からの入学者を対象に、在学年度ごと10万円の奨学金を支給します。返済義務はありません。

<看護科資格特待生>

看護科で、入学前に英検などの英語検定試験の資格取得している学生に対し、入学後にさらなる活躍を期待し、学業振興を奨励する制度です。

・S特待生(実用英語技能検定試験(英検)準1級以上またはTOEIC730点以上、TOEFL iBT80点以上):入学金及び授業料を免除

・A特待生(実用英語技能検定試験(英検)2級以上またはTOEIC500点以上、TOEFL iBT50点以上):入学金及び授業料を半額免除

<柔道整復科スポーツ特待生制度>

柔道整復科の学生の模範となり、将来の医療を担う有望な人材を支援・奨励する制度です。

申請・採用された人に10万円を給付します。

<プロアスリート・セカンドキャリアサポート制度>

全学科のプロアスリートとして活躍された方を対象に、入学金、授業料、実習費、施設設備費の半額を、原則卒業まで免除します。

<セムイ学園奨学生>

看護科、臨床工学科、理学療法科、作業療法科、柔道整復科、言語聴覚科対象。

成績・出席状況が良好な方でセムイ学園の学生として模範となる方(クラスで1名)に年間授業料の4分の1を支給します。

<社会福祉士修学資金(介護福祉士等修学資金貸付) >

愛知県社会福祉協議会が実施する、介護福祉士および社会福祉士の育成・確保のため、養成施設に在学する方を対象に修学資金を無利子で貸し付ける制度です。

卒業後、愛知県内の社会福祉施設などで介護・相談援助などの業務に継続して5年間従事すれば返還免除となります。

【貸付限度額】

就学資金:月額50,000円

入学準備金・就職準備金:各200,000円以内(各1回限り)

国家試験受験対策費:40,000円以内(1年度あたり)

生活費加算(対象者のみ)

<日本学生支援機構奨学金制度>

第一種奨学金(無利息)と第二種奨学金(有利子:卒業後年3%を上限とする)からなる貸与型奨学金があります。学力と家計による基準があり、利息付の第二種の方が、選考基準が第一種よりゆるやかです。

【第一種・無利子の貸付額】※私立専門学校

自宅通学者(月額):53,000円、40,000円、30,000円、20,000円より選択

※金利なし

自宅外通学者(月額):60,000円、50,000円、40,000円、30,000円、20,000円より選択

【第二種・有利子の貸付額】

月額20,000~120,000円(10,000円単位で希望貸与金額を選択)

※年3.0%上限

<高等教育の修学支援新制度>

東海医療科学専門学校は、国の高等教育の修学支援新制度の対象校です。

世帯収入や資産の要件を満たし、学ぶ意欲がある学生を対象に、授業料等減免と給付型奨学金の支給を、国が支援します。

給付型奨学金は、進学前から高校などを通じて、日本学生支援機構(JASSO)へ申し込むことができます。

授業料等減免は、入学時に進学先の学校を通じてJASSOへ申し込むことができます。

支援額は、世帯の収入がどのくらいか、進学先の学校の種類(大学か、短期大学か、高等専門学校か、専門学校か)、自宅から通うか、一人暮らしかによって異なります。

授業料減免については、日本学生支援機構の給付型奨学金の認定を受けた人に限ります。

自分が対象となるか、どのくらいの給付型奨学金が受けられるかは、日本学生支援機構のホームページでシミュレーションすることができます。

<教育訓練給付制度(専門実践教育訓練および一般教育訓練)>

雇用保険を一定期間以上かけた離職者が指定学科を修了した場合に、支払った経費の一部が支給される給付制度です。 

専門実践教育訓練は、作業療法科、言語聴覚科、社会福祉科(昼間課程)、社会福祉科(通信課程)、精神保健福祉科(通信課程)が対象で、経費の50%(年間上限40万円)がハローワークから支給されます。

さらに受講終了日から1年以内に資格取得し、雇用保険被保険者となる就職をしたら、20%(合計70%、年間上限56万円)が支給されます。

一般教育訓練の場合は、臨床工学科が対象で、経費の20%に相当する額が支給されます。ただし上限は10万円です。

また、低金利で利用できる国(日本政策金融公庫)の教育ローンや信販会社の教育ローンも紹介しています。

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