東京バイオテクノロジー
専門学校の学費について

東京バイオテクノロジー専門学校 学校
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東京バイオテクノロジー専門学校は、遺伝子や再生医療、食品開発、化粧品開発などバイオテクノロジーのスペシャリストを育成する専門学校です。

東京バイオテクノロジー専門学校の学費について、概要や学科・コースの紹介、利用可能な奨学金情報などを交えてご紹介します。

東京バイオテクノロジー専門学校の概要

東京バイオテクノロジー専門学校は、東京・大田区の梅屋敷駅が最寄りの、神奈川からも通いやすい立地にある専門学校です。

実学教育・人間教育・国際教育を建学理念とする滋慶学園グループが設立した専門学校で、基礎研究・DNA・医療・医薬品・植物・食品・醸造・化粧品・環境・農林・水産・分析など幅広い分野で活用されるバイオテクノロジー技術を利用して世の中に貢献できる人材を育成しています。

東京バイオテクノロジー専門学校の特長は、全授業の60%を占める実習授業。

教室の70%にあたる実習室と、大学の約4倍の実習時間で、「実験を仕事にする」ための技術力を着実に身につけます。

理系大学で最長でも1か月のインターンシップも、東京バイオなら最長1年6か月もの期間を体験できて、そのまま就職につながる場合も。就職率100%なだけでなく、98%の卒業生が実験を仕事にできています。

4年制学科(遺伝子コース、バイオ医薬品コース、植物バイオコース)では、卒業後に「高度専門士」の称号が付与され、大学院受験資格が得られるため、より高度な研究を行う大学院進学を目指すことも可能です。

3年制では卒業後に「専門士」の称号を得て、大学の3年次編入を目指すことも可能です。

費用に関しては、東京バイオテクノロジー専門学校は高等教育の修学支援新制度の対象校であり、日本学生支援機構の第一種・第二種奨学金制度や通学定期券、学生割引券を利用できる学校です。

東京バイオテクノロジー専門学校の学科・コース

東京バイオテクノロジー専門学校には、4年制と3年制のバイオテクノロジー学科があり、4年制には遺伝子コース、再生医療コース、バイオ医薬品コース、植物バイオコース、3年制には醸造発酵コース、食品開発コース、化粧品開発コース、化学分析コースがあります。

入学後にコースを選択し、2年次から専門的に学びます。

<バイオテクノロジー学科(4年制)>

【遺伝子コース】

遺伝子の組み換え、解析、ゲノム編集などの技術により研究データを出して遺伝子研究に関わる実験技術者を目指します。

国立研究機関、大学および大学内研究施設、遺伝子解析受託機関、医療・医薬品メーカーなどで働けます。

【再生医療コース】

日本組織培養学会に準拠したカリキュラムで、最先端の研究分野で役立つ細胞培養の知識や技術を習得します。

iPS細胞、ヒト幹細胞などを取り扱い、細胞培養技術を活かして、再生医療に関わる研究開発を行う細胞培養技術者を目指します。

【バイオ医薬品コース】

医療・医薬品、生命科学、食の安全など様々な分野で役立つ実験動物についての技術・知識を学び、実験動物を用いた試験や飼育管理を行うことでバイオ医薬品に関連する研究開発に携わる人材を育成します。

東京バイオテクノロジー専門学校は全国の専門学校で唯一の実験動物1級技術者資格認定校です。

【植物バイオコース】

植物の遺伝子、細胞から栽培管理、植物の産業利用まで、植物のすべてを学び、植物細胞培養や遺伝子組み換えなどの技術を通して遺伝子研究に関わる実験技術者を目指します。

<バイオテクノロジー学科(3年制)>

【醸造発酵コース】

お酒造りや発酵食品など、微生物を利用したもの作りを学びます。

微生物による発酵の仕組みを学ぶためパンやチーズなどを実際に作って学ぶほか、東京バイオは7種類の醸造免許取得校なので授業でお酒造りが可能です。

また、ヨーロッパにおいては薬剤師などと同様の国家資格として認められている「エノログ(ワイン醸造技術管理士)」の資格認定に見合う科目単位が、専門学校で唯一充足しているので、エノログ認定も目指せます。

【食品開発コース】

新商品のアイデアから商品化までに必要な加工食品開発の技術や知識を学びます。

食品の品質管理・分析の技術や原価計算、広告・プロモーションについても学び、品質や安全を守る「食」のクリエイターを目指します。

【化粧品開発コース】

メイクアップ製品からヘアケア製品まで、50種類350個以上の化粧品をつくります。

3年間のカリキュラムで、ただ化粧品を作るだけでなく、化粧品の成分や特性を理解し、目的に合わせた製品ができているかを確認する成分分析まで学び、化粧品開発職を目指します。

関東エリアで唯一、調香技術を実践的に学ぶこともできます。

【化学分析コース】

全授業のうち64%を占める化学系授業のカリキュラムで化学の基礎から応用、機器の取り扱いまで習得し、化学分析・検査のプロフェッショナルを目指します。

化学分野唯一の国家資格である「化学分析技能士」の2・3級を目指すプログラムを用意しており、東京バイオは化学分析技能士の公式会場校であるため落ち着いて試験を受けられます。

東京バイオテクノロジー専門学校の学費内訳

東京バイオテクノロジー専門学校の学費を見ていきましょう。

原則は一括全納ですが、年間学費を数回に分割して納めることができます。

諸費用には健康管理費、教科書・教材費、資格検定費、卒業諸費用、同窓会費(卒業学年のみ)、海外研修積立金(1・2年次)が含まれます。

バイオテクノロジー科4年制(遺伝子・再生医療・バイオ医薬品・植物バイオ)

1年次2年次3年次4年次
入学金50,000円
授業料620,000円620,000円620,000円620,000円
実習費410,000円410,000円410,000円410,000円
施設設備費198,000円198,000円198,000円198,000円
諸費用(実費徴収)207,492円156,292~214,792円62,292~106,192円55,492円
年間学費1,485,492円1,384,292~1,442,792円1,290,292~1,334,192円1,283,492円

<バイオテクノロジー科3年制(お酒醸造・発酵食品・食品開発・化粧品開発・未来素材化学開発)>

1年次2年次3年次
入学金50,000円
授業料620,000円620,000円620,000円
実習費410,000円410,000円410,000円
施設設備費198,000円198,000円198,000円
諸費用(実費徴収)202,192~203,492円148,092~175,892円72,542~81,092円
年間学費1,480,192~1,481,492円1,376,092~1,403,892円1,300,542~1,309,092円

東京バイオテクノロジー専門学校ならではの費用(教材費や実習・海外研修等)

東京バイオテクノロジー専門学校では、国際教育の一環として、バイオテクノロジーの最先端のアメリカや、ワイン・香水の本場フランスでの海外研修を実施しています。

渡航時には諸経費に含まれる海外研修積立金の追加徴収金が必要で、徴収額は10~20万円前後です。(研修先により異なる)

東京バイオテクノロジー専門学校で使える奨学金・学費サポート等について

<兄弟姉妹・親子学費免除制度>

出願者の兄弟姉妹、親、子が滋慶学園グループ校の在校生もしくは卒業生の場合、初年度授業料10万円を免除します。

<グループ校学費免除制度>

出願者本人が滋慶学園グループ校の在校生もしくは卒業生の場合、初年度授業料10万円を免除します。

<アグリマイスター顕彰制度 >

将来の職業人として東京バイオの教育に強い関心を持ち、単願進学を強く希望する方で、全国農業高等学校長協会に加盟している学校(農業系学科等)に在籍する高校生(顕彰認定の得点合計がアグリマイスターシルバー以上の取得者)が対象。初年度の学費をプラチナ15万円、ゴールド10万円、シルバー5万円免除します。

<日本学生支援機構奨学金制度>

第一種奨学金(無利息)と第二種奨学金(有利子:卒業後年3%を上限とする)からなる貸与型奨学金があります。学力と家計による基準があり、利息付の第二種の方が、選考基準が第一種よりゆるやかです。

【第一種・無利子の貸付額】※私立専門学校

自宅通学者(月額):53,000円、40,000円、30,000円、20,000円より選択

※金利なし

自宅外通学者(月額):60,000円、50,000円、40,000円、30,000円、20,000円より選択

【第二種・有利子の貸付額】

月額20,000~120,000円(10,000円単位で希望貸与金額を選択)

※年3.0%上限

<高等教育の修学支援新制度>

東京バイオテクノロジー専門学校は、国の高等教育の修学支援新制度の対象校です。

世帯収入や資産の要件を満たし、学ぶ意欲がある学生を対象に、授業料等減免と給付型奨学金の支給を、国が支援します。

給付型奨学金は、進学前から高校などを通じて、日本学生支援機構(JASSO)へ申し込むことができます。

授業料等減免は、入学時に進学先の学校を通じてJASSOへ申し込むことができます。

支援額は、世帯の収入がどのくらいか、進学先の学校の種類(大学か、短期大学か、高等専門学校か、専門学校か)、自宅から通うか、一人暮らしかによって異なります。

授業料減免については、日本学生支援機構の給付型奨学金の認定を受けた人に限ります。

自分が対象となるか、どのくらいの給付型奨学金が受けられるかは、日本学生支援機構のホームページでシミュレーションすることができます。

また、低金利で利用できる国(日本政策金融公庫)の教育ローンや信販会社の教育ローンも紹介しています。

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