東京デザイン専門学校は、東京・原宿にあるデザイン、マンガ、アニメ、インテリア、アクセサリーなどを学ぶデザインの専門学校です。
東京デザイン専門学校の学費について、概要や学科・コースの紹介、利用可能な奨学金情報などを交えてご紹介します。
東京デザイン専門学校の概要
東京デザイン専門学校(TDA)は、アートディレクター、グラフィックデザイナー、家具デザイナー、建築士、照明デザイナー、アニメ-ション作画監督、イラストレーター、マンガ家など多様なクリエーターを育成する、1966年創立の専門学校です。
原宿に点在するキャンパスを起点に、周辺の企業やショップ・商店街との産学連携で街を実際にデザインするなど、基礎はもちろん実践力も身につくカリキュラムを実施。
ユニバーサルデザインをベースに日々の生活の中で感性を磨き、優れたデザイン力とコミュニケーション能力を持つ、次世代のクリエイターを育成しています。
じっくりとマルチに学ぶ3年制と、専攻に分かれて専門性を高める2年制の学科を持ち、クリエイティブ分野の多様な学科・専攻を持つ総合デザイン学校のメリットを生かした講座も開設。
「プラス1講座」として、所定の専門科目以外の講座を学ぶことができ、興味を満たすだけでなく、自身の付加価値を高めることもできます。
また、Ⅰ期中(4月~7月)であれば学科を変更することも可能です。
学費に関しては独自の奨学金制度があり、認可された専門学校であるため、日本学生支援機構による奨学金制度や通学定期券、学生割引券を利用することもできる学校です。
東京デザイン専門学校の詳しい紹介はこちら東京デザイン専門学校のオープンキャンパス
東京デザイン専門学校の学科・コース
東京デザイン専門学校は、3年制の<ビジュアルデザイン科><クリエイティブアート科>、2年制の<グラフィックデザイン科><イラストレーション科><マンガ科><アニメーション科><インテリアデザイン科><空間ディスプレイデザイン科><ファッションアクセサリー科>があります。
社会人を対象とした夜間・週末のキャリアコースは、2022年以降の受講生募集を停止しています。
<ビジュアルデザイン科(3年制)>
デジタルとアナログをバランスよく学び、映像にも強いアートディレクター、Webと広告の連動からイベントまでを手がけられるマルチクリエイター、商品企画から広告宣伝まで見渡せるデザイン統括マネージャーなど、さまざまなメディアを自在に操れるクリエイターを育成します。
<クリエイティブアート科(3年制)>
3年間で16種類以上の表現方法と30種類以上の画材・素材の使用を習得し、自分の個性を表現できるアーティストを育てます。
フィギュア原型師やグラフィックデザイナー、クレイモデラー、キュレーターなどさまざまな業界で活躍するほか、独自のアーティスト活動を目指します。
<グラフィックデザイン科(2年制)>
グラフィックデザイナー、アートディレクター、広告デザイナー、エディトリアルデザイナー、Webデザイナー、パッケージデザイナーなどを目指します。
2年次からは広告デザイン専攻、WEB・編集デザイン専攻、パッケージデザイン専攻、グラフィックアート専攻の4つの専攻にわかれ、専門性を磨きます。
<イラストレーション科(2年制)>
デッサンとリアルイラストを通じて描写力を徹底して身につけ、描くことの基礎をじっくり固めます。
2年次からはリアルイラスト専攻 、キャラクターデザイン専攻、絵本専攻に分かれ、イラストレーターやキャラクターデザイナー、絵本作家、アーティスト、グラフィックデザイナー、広告デザイナー、グッズデザイナーなどを目指します。
<マンガ科(2年制)>
現役マンガ家講師による個別指導で、描画とストーリーの基礎をしっかり身につけます。
2年次からはストーリーマンガ専攻とメディアコミック専攻に分かれて専門性を高め、持ち込み指導や人気マンガ誌合同講評会の開催でデビューを目指します。
<アニメーション科(2年制)>
少人数授業のもと作画(原画・動画)を中心にアニメーションの全工程を学び、日本が世界に誇る「ジャパニメーション」を支えるアニメーターを育成します。
絵コンテから作画・背景美術・デジタル撮影から編集・アフレコまでアニメーションの制作工程全般を習得するため、背景美術や制作進行、撮影など就職の幅も広がります。
<インテリアデザイン科(2年制)>
基礎を学んだ後、住宅設計専攻とインテリアデザイン・コーディネート専攻に分かれ、それぞれ2級建築士やインテリアコーディネーターなどの資格取得に挑戦します。
インテリアコーディネーターやインテリアデザイナー、建築士、リフォームプランナー、家具デザイナー、照明デザイナーなどを目指します。
<空間ディスプレイデザイン科(2年制)>
ディスプレイデザインに特化した、他校にはない学科です。
ショップ、ショールーム、展示会、ウィンドウ、ステージ、TV(舞台)セット、ミュージアム、テーマパークなど多彩な商業空間における「企画デザイン・装飾・演出」について学び、ディスプレイデザイナーやショップデザイナー、商空間プロデューサー、イベントプランナー、ショーイングデコレーター、ステージデザイナーなどを目指します。
<ファッションアクセサリー科(2年制)>
企画・デザインから実制作までを繰り返し学び、ハンドメイドのアクセサリーやジュエリー、ファッション雑貨などを制作します。
産学協同の授業を通じて、実社会で通用する実務能力を身につけ、ジュエリーデザイナーやアクセサリーデザイナー、クラフトデザイナー、工芸作家などを目指します。
東京デザイン専門学校の学費内訳
東京デザイン専門学校の学費を見ていきましょう。
<ビジュアルデザイン科、クリエイティブアート科(3年制)共通>
【1年次】計 1,280,000円
■合格後2週間以内納入:350,000円
・入学金:180,000円
・施設設備費(年間):170,000円
■前期(3月中旬納入):465,000円
・授業料(半年分):410,000円
・実習費(半年分):55,000円
■後期(9月納入):465,000円
・授業料(半年分):410,000円
・実習費(半年分):55,000円
【2、3年次】計 各1,100,000円
■前期(3月納入):635,000円
・設備費(年間):170,000円
・授業料(半年分):410,000円
・実習費(半年分):55,000円
■後期(9月納入):465,000円
・授業料(半年分):410,000円
・実習費(半年分):55,000円
<グラフィックデザイン科、イラストレーション科、マンガ科、アニメーション科、インテリアデザイン科、空間ディスプレイデザイン科、ファッションアクセサリー科(2年制)共通>
【1年次】計 1,280,000円
■合格後2週間以内納入:350,000円
・入学金:180,000円
・施設設備費(年間):170,000円
■前期(3月中旬納入):465,000円
・授業料(半年分):410,000円
・実習費(半年分):55,000円
■後期(9月納入):465,000円
・授業料(半年分):410,000円
・実習費(半年分):55,000円
【2年次】計 1,100,000円
■前期(3月納入):635,000円
・設備費(年間):170,000円
・授業料(半年分):410,000円
・実習費(半年分):55,000円
■後期(9月納入):465,000円
・授業料(半年分):410,000円
・実習費(半年分):55,000円
東京デザイン専門学校ならではの費用
指定のスペックを満たしたパソコン(Mac)の用意は必要です。
東京デザイン専門学校で使える奨学金・学費サポート等について
<入学特待生>
入学希望者の中で、将来に対する明確な目標を持ち、学習意欲などの点で特に優れている方の学費を軽減し、学習を奨励する制度です。
申請と選考により、82万円、41万円、15万円を1年次の授業料から免除します。
<AO入学特別奨学制度>
AO入学による入学者全員に入学金50,000円を免除します。
<再進学支援制度>
大学等の高等教育機関卒業者や社会人などを対象に、入学金を50,000円免除します。
<留学生学習支援制度>
海外から日本に来て学ぶ留学生を対象に、入学金を50,000円免除します。
<留学生特待生制度>
日本語能力試験(JLPT)N1合格、または日本留学試験(EJU)の日本語科目280点以上の方を対象に、入学金を50,000円免除します。
また、日本語能力試験(JLPT)N2合格、または日本留学試験(EJU)の日本語科目200点以上の方を対象に、入学金を20,000円免除します。
<入学金減免制度>
卒業生・在校生の親族(子女、兄弟姉妹、孫)が入学する場合、入学金全額(180,000円)を免除します。キャリアコース(夜間講座)修了生の場合、入学金の1/3(60,000円)を免除します。
<生活奨学金>
指定学生寮に住むことができる入学者に、30万円を支給します。
<TDAスカラシップ制度>
2年制学科の2年生、3年制学科の2年生および3年生の成績・出席状況が良好な人に対し、年間200,000円を支給する制度です。
<校友会奨学金制度>
卒業後、校友会の代議員として校友会発展のため寄与する意欲のある年生および3年生(卒業年次のみ)で、他の給付型の奨学金を受けておらず、経済的支援を必要としている人に、専攻により年間120,000円を給付します。
<高等教育の修学支援新制度>
東京デザイン専門学校は、国の高等教育の修学支援新制度の対象校です。
世帯収入や資産の要件を満たし、学ぶ意欲がある学生を対象に、授業料等減免と給付型奨学金の支給を、国が支援します。
給付型奨学金は、進学前から高校などを通じて、日本学生支援機構(JASSO)へ申し込むことができます。
授業料等減免は、入学時に進学先の学校を通じてJASSOへ申し込むことができます。
支援額は、世帯の収入がどのくらいか、進学先の学校の種類(大学か、短期大学か、高等専門学校か、専門学校か)、自宅から通うか、一人暮らしかによって異なります。
授業料減免については、日本学生支援機構の給付型奨学金の認定を受けた人に限ります。
自分が対象となるか、どのくらいの給付型奨学金が受けられるかは、日本学生支援機構のホームページでシミュレーションすることができます。
<日本学生支援機構奨学金制度>
第一種奨学金(無利息)と第二種奨学金(有利子:卒業後年3%を上限とする)からなる貸与型奨学金があります。学力と家計による基準があり、利息付の第二種の方が、選考基準が第一種よりゆるやかです。
【第一種・無利子の貸付額】※私立専門学校
自宅通学者(月額):53,000円、40,000円、30,000円、20,000円より選択
自宅外通学者(月額):60,000円、50,000円、40,000円、30,000円、20,000円より選択
【第二種・有利子の貸付額】※私立専門学校
月額20,000~120,000円(10,000円単位で希望貸与金額を選択)
※最大年利3%以内
<東京都育英資金奨学金制度>
勉学意欲があり経済的理由により就学困難で、本人と保護者が都内に住所を有している人を対象に、月額53,000円を無利子で貸与します。
また、低金利で利用できる国(日本政策金融公庫)の教育ローンも紹介しています。学生寮の案内もあります。