ホスピタリティ ツーリズム専門学校の学費について

ホスピタリティ ツーリズム専門学校 学校
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ホスピタリティ ツーリズム専門学校は、東京・東中野にある観光・サービス業界のプロを育てる専門学校です。ホスピタリティ ツーリズム専門学校の学費について、概要や学科・コースの紹介、利用可能な奨学金情報などを交えてご紹介します。

ホスピタリティ ツーリズム専門学校の概要

ホスピタリティ ツーリズム専門学校は、観光・サービス業界からの「即戦力として活躍できる人材を育成する学校がほしい」との要望により、ツーリズムビジネス専門誌を発行するトラベルジャーナルが設立した専門学校です。

「心からのおもてなし」や「心くばり」、「思いやり」を意味するホスピタリティを学園理念として、社会から必要とされる人材の育成を目指しています。

設立の経緯の通り、観光・サービス関連の企業・団体と多くのネットワークを持ち、講師陣も充実。手厚い就職サポートで、就職決定率は100%に達しています。

実践的な英語教育にも力を入れており、1年次と2年次の間に1年間の海外留学ができる「サンドイッチ留学」を実施していることも特長です。

ホスピタリティ ツーリズム専門学校の学科・コース

ホスピタリティ ツーリズム専門学校には「旅行科」「ホテル科」「テーマパーク科」「総合英語科」「エアライン科」「鉄道科」があり、全学科2年制です。ただし、長期留学制度利用者は留学期間が付加されます。また、総合英語科はアメリカ長期留学制度の参加が必須です。(2年制+1年間留学)

<観光科>

「旅行科 観光コース」は、旅行会社のカウンターセールスや、ツアーコンダクター、現地ツアーガイドなどを目指すコースです。

授業では国内外の観光地についての地理や文化を学ぶほか、旅行・観光業の仕組みについても学びます。

2年間で最大8回の旅を通じて、旅行のプランニング、現地の下見、当日の添乗、観光地のPRムービー作成など旅行に関わる仕事を幅広く学び、旅のスペシャリストを目指します。

添乗員として旅行に同行する際 に必須となる「国内旅程管理主任者」の資格取得に必要な実務経験も、授業内で行うことができます。

<ホテル科>

「ホテル科 ホテルコース」は、ホテルのフロントスタッフ、ベルスタッフ、仲居、ウェイター、ハウスキーピングなどを目指すコースです。

業界とのパイプを生かした独自の宿泊実務や料飲実務を通じて技術と知識と基礎を学びます。

1年間で40か所以上のホテル訪問、国内高級リゾートホテルに滞在する研修旅行、時間割の3分の1をしめる英語学習を実施。

1年次の夏休みと、1年次後期から2年次前期にかけて2回の企業実習を行うことで、自分に適したホテルを見つけることができ、現場を体験することができます。

料飲サービスに関する資格としては唯一の国家資格である「レストランサービス技能検定」を取得することも可能です。

<テーマパーク科>

「テーマパーク科」は、アトラクションスタッフやショップスタッフ、ショー&パレードダンサー、着ぐるみパフォーマーなどを目指す学科です。

1年次は、テーマパークの華やかな世界を演出する側としての意識と行動を身につけるだけでなく、実際にテーマパークを訪問し対応力を磨きます。

バレエやジャズダンスの基礎練習、ストレッチや筋力トレーニングを通して美しい姿勢や基礎体力を身につけ、海外からのお客様や身体の不自由なお客様など、さまざまなお客様に対応出来るよう、英語と中国語で学習するほか、在学中に手話技能検定の取得を目指します。

2年生からは接客業で活かせる心理学を学び、お客様を楽しませるためのさまざまな表現力も身につけます。

国際感覚を身につけ、日本と海外のテーマパークの違いを学ぶため、アメリカ・オーランドにあるユニバーサルオーランドリゾートとウォルトディズニーワールドへの海外研修旅行も実施しています。

<総合英語科>

「総合英語科 英語コース」は、クルーズスタッフやフロントスタッフ、コンシェルジュ、ウエイター/ウエイトレス、ツアーコンダクター、キャビンアテンダント、バイヤーなどを目指すコースです。

ネイティブ講師による英語科目で、1年終了時にはTOEIC450点を目指します。夏期インターンシップでは多くの外国人が訪れる国内外の施設を訪問し、実際の業務を体験。選抜制で、渡航にかかる航空券代やホテル代を学校または企業が負担する夏休み短期インターンシップも実施します。

2年次は、全員がアメリカのシアトルに約1年間滞在し、現地の家庭にホームステイしながらホスピのシアトル校に通学します。留学帰国時までにTOEIC600点取得を目指します。

3年次は、留学経験や英語力を活かして就職活動。留学中でも「就職対策講座」がカリキュラムに組まれているため、留学を挟んでも日本国内の就職情報をチェックできます。

<キャビンアテンダントコース>

キャビンアテンダントやグランドスタッフを目指すコースです。

業界ネットワークを活かした現役航空会社社員講師による授業や企業連携プログラムのほか、徹底的な英語教育を実施。個別ポートフォリオや週5回のオンライン英会話により英語力を向上させ、キャビンアテンダントに必要なTOEIC®600点以上を目指します。

約1か月間のフィリピン・セブ島留学、6日間のドバイ・アブダビ研修旅行などで、英語学習だけでなく外国人との交流や異文化との接触を行い、国際感覚を身につけます。

<グランドスタッフコース>

空港のグランドスタッフやラウンジスタッフ、空港インフォメーションを目指すコースです。

業界ネットワークを活かした現役航空会社社員講師による授業や企業連携プログラムのほか、徹底的な英語教育を実施。個別ポートフォリオや週5回のオンライン英会話により英語力を向上させ、グランドアテンダントに必要なTOEIC®550点以上を目指します。

<エアポートオペレーションコース>

マーシャリングやPBB オペレーター、手荷物関連業務(ソーティング)、キャビンクリーニングなどグランドハンドリングを目指すコースです。

グランドハンドリングに求められる知識、技能を現役の航空会社社員から直接学び、空港実習で現場力を鍛えます。危険予知トレーニングや空港規則を学び、英語で出題される試験にも対応できる知識を身につけます。

JAL、ANAへの就職実績が多いことも魅力です。

<鉄道科>

駅係員や車掌、運転士、駅長、保線など鉄道に関わる仕事を目指すコースです。

現役の鉄道航空会社社員から知識を学ぶだけでなく、サービス介助士や普通救命技能検定等の資格取得もサポートし、「鉄道の安全を担う人づくり」を目指します。

多くの鉄道会社で導入の進むタブレット端末を取り入れた授業も展開しています。

<クルーズコース>

観光科・ホテル科・総合英語科の学生が選べるコースで、週4コマ特別授業でクルーズ業界で働く上で必要な接客スキル、業界知識、語学などを学びます。

クルーズ船に関する幅広い専門知識、接客スキルを習得できるため、「クルーズ業界で働くことにも興味がある」という人におすすめです。

在学中の夏休みを利用して1~2か月ほどのインターンシップにチャレンジすることもできます。

ホスピタリティ ツーリズム専門学校の学費内訳

ホスピタリティ ツーリズム専門学校の学費を見ていきましょう。

大きな特徴は入学金がないこと。入学手続き時の負担を軽減することができます。

<2年制共通>

1年次2年次※
施設設備費302,000円302,000円
1回目授業料648,000円648,000円
2回目授業料648,000円648,000円
年間納入学費1,598,000円1,598,000円

※総合英語科は3年次になります。

<アメリカ・台湾長期留学制度>

留学中奨学金利用
1回目授業料799,000円490,000円
2回目授業料799,000円490,000円
年間納入学費1,598,000円980,000円

<学費以外の費用>

・教科書代・教材費:1年次約10,000~25,000円、2年次約10,000円

・タブレット購入費

・研修旅行にかかる旅行代金などの諸費用

・卒業アルバム代、OB・OG会費:10,000円

・ビジネススーツ購入費

ホスピタリティ ツーリズム専門学校ならではの費用(教材費や実習・海外研修等)

<アメリカ長期留学制度>

経営母体のトラベルジャーナル学園のシアトル校に約1年間留学する制度です。

留学中の学費明細は、

1回目・2回目の授業料がそれぞれ799,000円で、年間1,598,000円です。

長期留学制度奨学金を利用した場合、1回目・2回目の授業料がそれぞれ490,000円となり、年間980,000円になります。

渡航手続き費用や航空運賃などの出発前費用として約420,080円、ホームステイ費など現地でかかる費用として約1,247,400円も必要です。

<台湾長期留学制度>

台湾の国立台湾師範大学/国語教育センターにて中国語を学ぶ留学制度です。学園オリジナル授業を組み合わせたプログラムで、語学力や国際感覚を身につけます。

留学中の学費明細は、

1回目・2回目の授業料がそれぞれ799,000円で、年間1,598,000円です。

長期留学制度奨学金を利用した場合、1回目・2回目の授業料がそれぞれ490,000円となり、年間980,000円になります。

航空運賃などの出発前費用として約174,400円、寮費など現地でかかる費用として約1,052,600円も必要です。

<ビジネススーツ購入費>

授業や就職活動で使用するため必須となります。

ホスピタリティ ツーリズム専門学校で使える奨学金について

<長期留学制度奨学金>

トラベルジャーナル学園がめざす国際人育成のもと、長期留学制度を利用される方に対し、「長期留学制度奨学金(グループで定員100名)」として、留学時の授業料を618,000円減額できる制度です。

<AO奨学金>

AO入学選考で受験し合格した方を対象に、10万円または5万円を授業料より減額します。

<指定校奨学金>

指定校推薦入学選考で受験し合格した方を対象に、10万円を授業料より減額します。

<AO特待生奨学金>

第6期までにAO出願認定を受けた方を対象に、30万円の授業料を減額します。

<特待生奨学金>

観光・ブライダル・ホテル・テーマパーク業界で将来、活躍を期待される優秀な人材に対し、授業料から100万~20万円を減額します。

<英語資格取得奨学金>

実用英語技能検定2級以上、TOEIC®500点以上等の基準を満たせば、授業料が20万円または5万円減額します。

<家族推薦奨学金>

親、兄弟姉妹が本学園の在校生・卒業生である場合、1年次・2年次ともに施設設備費302,000円を免除します。

<学費分割払い制度>

日本学生支援機構奨学金や高等教育修学支援新制度の利用が決定している方を対象に、毎月の分割払いが適用されます。

<日本学生支援機構奨学金制度>

第一種奨学金(無利息)と第二種奨学金(有利子:卒業後年3%を上限とする)からなる貸与型の奨学金です。学力と家計による基準があります。

<高等教育の修学支援新制度>

ホスピタリティ ツーリズム専門学校は高等教育の修学支援新制度の対象校となるため、学力基準等を満たす場合は給付型奨学金を受けることができます。

その他、国や労働金庫の教育ローン、トラベルジャーナル学園独自の提携教育ローンも紹介しています。

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