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建築施工管理技士になるには

そもそも建築施工管理技士になるにはどうすればよいのでしょうか。
必要な資格や、条件などはあるのでしょうか。
それぞれ確認していきましょう。

まず、建築施工管理技士になるには建築施工管理技士試験に合格し、資格を取得する必要があります。
この資格には一級、二級があり、それぞれ下記のように受験資格が変わってきます。

一級建築施工管理技士
●大学、専門学校「高度専門士」指定学科卒業かつ
指定学科 >卒業後3年以上の実務経験
指定学科以外 >卒業後4年6ヶ月以上の実務経験

●短大、5年生高等専門学校卒業、専門学校「専門士」
指定学科 >卒業後5年以上の実務経験
指定学科以外 >卒業後7年6ヶ月以上の実務経験

●高等学校、専門学校「高度専門士」「専門士」以外
指定学科 >卒業後10年以上の実務経験
指定学科以外 >卒業後11年6ヶ月以上の実務経験

●その他
15年以上の実務経験

2級建築施工管理技士
●大学、専門学校「高度専門士」指定学科卒業かつ
指定学科 >卒業後1年以上の実務経験
指定学科以外 >卒業後1年6ヶ月以上の実務経験

●短大、5年生高等専門学校卒業、専門学校「専門士」
指定学科 >卒業後2年以上の実務経験
指定学科以外 >卒業後3年以上の実務経験

●高等学校、専門学校「高度専門士」「専門士」以外
指定学科 >卒業後3年以上の実務経験
指定学科以外 >卒業後4年6ヶ月以上の実務経験

●その他
8年以上の実務経験

このように関連する学歴がないと長期間の実務経験が必要となっています。
いずれの試験も決して簡単ではありませんので、事前に試験対策をして試験に臨みましょう。

これらの試験で合格し資格を取得すれば、あとは就職先を探すのみです。
就職先としては建築、工務店、大工、工場など色々とありますので、自分にあった職場を探しましょう。

建築施工管理技士の仕事内容

建築管理技士とは具体的にどういう仕事をしているのでしょうか。
建築施工管理技士は、建築に関する施工計画を作成し、工程、品質、安全などを管理、担当します。
これらを行う現場は会社によっても変わってくるため、内装工事、大工工事などさまざまです。

また、社員の教育などを担当する場合もあます。
このように受験資格からもわかるように建築施工管理技士の資格を持っていることで、熟練者としての扱いとなるのです。

建築施工管理技士の収入

建築施工管理技士の収入はどれほどになるのでしょうか。

2級建築施工管理技士の場合、月給20万円~35万円ほどで、年収にすると400万円~500万円ほどになります。
1級建築施工管理技士になると年収にして500万円~700万円ほどで、多い場合は1000万円を超えることもあります。
1級建築施工管理技士も月収にすると40万円~60万円ほどですが、資格手当てや、賞与などを合わせるとこのように非常に高額になるのです。

建築施工管理技士の評判

建築施工管理技士についてどのようなイメージをお持ちでしょうか。

名称から力仕事っぽいイメージをもたれる方も多いかもしれません。
ですが実のところ、上記のように管理業務がメインです。
その現場の施工開始から終了まで、計画にそって高品質かつ安全な作業を進めていくことが仕事です。
先を見越す能力や、危険を予知する能力、全体を見回せる能力などが求められるハイレベルな職業なのです。

建築施工管理技士の将来性

この建築施工管理技士という仕事は生涯続けられる仕事なのでしょうか。

就職を目指す以上、気になるところです。
実はこの業界は現在、災害復興や今後控えている東京オリンピック関連の施工もあり、人手不足です。
現場で実際に作業をする人も不足していますし、建築施工管理技士も不足しているのです。
また、若い人材が少なく、今の若いうちに経験を積んでおくことは将来大きなアドバンテージとなることは間違いありません。
大きな問題や、安全面などの事故がなければ急に職を失うといったこともほぼありませんので、定年まで続けられる仕事といえるでしょう。

掲載者情報

建築施工管理技士になるには
◆文責:七文(ななみ)
◆公開日:2018年5月28日15:00
◆更新日:2018年5月28日15:00

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