最初に保育園と幼稚園の違いについてお話します。
<保育園>
対象年齢を0歳~6歳とし、小学校入学前の乳幼児を保育するための施設です。保育時間は標準8時間で、施設ごとに違いがあります。保育料は保護者所得に応じて自治体が決定します。先生は「保育士資格」が必要となります。
<幼稚園>
対象年齢を3歳~6歳とし、小学校入学前の幼児を保育するための施設です。保育時間は9時~14時の基本4時間となります(延長しない場合)。保育料は公立施設で自治体、私立施設で設置者がそれぞれ料金設定をします。先生は「幼稚園教諭免許」が必要となります。
それぞれの違いがわかったところで、保育士になるため、幼稚園教諭になるための方法を説明します。
まず、保育士は国家資格です。学校教育法に基づいた大学、短大、専門学校(2年以上の専門課程)を卒業しているか、在学中であることです。ここでは専門学校への進学をオススメしたいと思います。
2年間という短い期間で学ぶにはそれなりの苦労があることは察してもらえるかと思いますが、それ以上にメリットがあるため、専門学校への進学を視野に入れたほうがいいかもしれません。
まずは大学に比べ、専門分野の勉強に専念できること。大学に進学すれば、4年間の時間を得る代わりに一般教養などの時間も必要になります。いち早く社会に出る、就職を希望するのであれば専門学校のほうがいいでしょう。もちろん、まだ保育士を目指すことに迷いがある人にはオススメできません。それ以外にも、保育園と直結している専門学校が多くあります。実習先になることはもちろん、将来の就職先になることもあります。現場に近い状況を感じながら学ぶことができるでしょう。
専門学校以外でも
・大学の保育系学科を選んで4年の課程を修了させること。
・一般の大学や短大の2年の課程を修了させ、保育士試験に合格すること。
いずれかの1つを選んで無事に課程を修了させるか、試験に合格すれば保育士の資格を取得出来るので保育士になることが可能です。
また、高校生に限らず社会人になった後で保育士試験を受けて合格すれば保育士になることも出来ます。
しかし、保育士試験は狭き門と言えるもので、合格率は10%に満たないこともあります。
保育士の資格を取得するのは大変ですが、働き口は非常に多くあります。
基本的には保育園や保育所が勤務地となりますが、場合によっては企業の保育施設や託児所、養護施設など職場の選択肢は多いので働き口には困らないでしょう。
また、幼稚園教諭になりたい場合は幼稚園教諭免許状が必要です。
この幼稚園教諭免許状を取得する為には大学や短大に進み、規定の課程を修了させる必要があります。
また、保育士として3年以上の実務経験があるなら、幼稚園教員資格認定試験に合格することで免許状を取得出来ます。
大学に進んだ場合は大学院に入るか入らないかを選ぶことになります。
大学院に進んだ場合は規定の課程を修了させることで専修免許状の取得が可能です。
大学院に入らなかった場合、一種免許状を取得出来ます。
短大に進んだ場合や幼稚園教員資格認定試験に合格する二種免許状が取得出来ます。
専修・一種・二種はそれぞれの学位です。
免許状を取得した後は公立の場合だと各市区町村の幼稚園教諭採用試験に合格しなければならず、私立の場合は幼稚園の採用試験に合格しなければなりません。
合格すれば晴れて幼稚園教諭として勤務することが出来ます。
保育士・幼稚園教諭になるには
保育士・幼稚園教諭になるために。
子どもと触れ合うのが好きというな方は保育士や幼稚園の教諭になろうと考えることも多いと思います。
そこで、保育士や幼稚園教諭になるにはどうすればいいのかをご説明します。