議員秘書になるためには、1つの例外を除き特別な資格などは必要ありません。極論を言ってしまえば、議員から認められさえすればその時点で議員秘書となることができます。国会議員は、公設秘書と私設秘書という2つのタイプの秘書を雇うことができます。公設秘書とは、国費で費用がカバーされる秘書のことで3人まで雇うことができます。
一方、私設秘書とは国会議員がプライベートマネーで雇う秘書のことで、その数に全く制限はありません。中には数十人の秘書を抱えている国会議員も存在するのです。公設秘書のなかには、唯一なるために資格が必要な政策担当秘書というものがあります。これになるためには、政策担当秘書資格試験という国家試験に合格することが求められます。
政策担当秘書を除くと、どのような人でも認められさえすれば議員秘書となることができます。そのため、議員秘書になるためには、何よりも国会議員に認められることが必要となります。例えば、国会議員の中には縁故採用として身内から秘書を雇う場合もあります。身内に国会議員がいない場合は、選挙活動を手伝うボランティアに参加したり、政治塾などに参加して、いかにして国会議員に顔を売っていくかといった点が議員秘書になるために必要となります。
議員秘書になるには
議員秘書になるために。
議員秘書という職業は、人気の職業ランキングに堂々と載るほど知名度が高いものではありません。しかし、国会議員が存在すれば、そこにはほとんど必ず議員秘書も存在します。議員秘書とは、国会議員の身の回りの雑用から政治資金を集めるためのパーティーの企画まで幅広く担当する職業です。
そして、国会議員の間近で政治を学ぶこともできるので、そういった分野に興味を持っている人にとっては非常に人気の職業となります。今回は、そんな議員秘書について紹介いたします。