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税関職員になるには

税関職員になるには、まずそもそも何をすればいいのでしょうか?試験や免許は?なるために絶対にかかる期間は?学校は?条件はあるの?などなど、まずはこれらの疑問について解説していきます。

税関職員になるにためにはまず、「国家公務員採用総合職試験」もしくは「国家公務員採用一般職試験」のいずれかを受験する必要があります。
総合職はいわゆる「キャリア」と呼ばれる人たちで、財務省や他の省庁などに勤務する、未来の幹部候補としての採用です、一方、現場のエキスパートとして活躍するのは一般職の人たちです。
この採用試験の合格者の中から各税関の採用面接に呼ばれ、それに合格する事で職員として採用されます。なかなか成るためには難関と言えるでしょう。

税関職員の仕事内容

この税関職員という仕事はどんな仕事か、想像したことはありますか?何か知っていることはありますか?仕事内容を知りたい、と思っている人もいるのではないでしょうか。
税関職員は、全国の空港や港などで「税=税金の徴収」と「関=通関申込み手順」を行う国家公務員です。
ものを輸出入する場合に、関税や支出税等がキッチリと支払われているかを参考にして許可を出したり、輸入貨物に危ないものがないか検査したり、薬物などの密輸を取り締まったりするほか、私たちが外国旅行をする場合に旅客手荷物を検査するのも税関職員の業務です。よくテレビで航空税関職員の一日といった番組を見ることもありますよね。
日本の納税ルールや貿易の円滑化に貢献するほか、日本社会の治安維持のためにも必須な役目を担っています。

税関職員の収入

ここでは税関職員の年収や収入、いくらくらいお金を得られるのかについて解説していきます。

税関職員の月給は、国家公務員の給与規定に基づいて支給されます。
総合職として採用された大学卒業の初任給は約21万前後で、40代になった頃の月給はおよそ38万円です。一般職として採用された時は、配属先によっても異なりますが、初任給は17万円程度となるようです。毎月のお給料はそこまで高収入ではないですが、ボーナスなどの手当も安定して受給することが出来るので生活は安定すると言えるでしょう。
総合職は財務省関税局をはじめとした全国各所の地方税関への転勤がありますが、転居による負担低減のために公務員宿舎を使用可能ななど、手厚いシステムや手当が下拵えされています。

税関職員の評判

あなたのイメージとして、税関職員はどんな印象を持っていますか?ここでは税関職員の評判について解説していきます。

税関職員は、定期的の業務を通して神経を使用する事の連続です。
湾内で不審な船を見かければ密輸をしているのではないかと疑い、怪しい行動の旅行者を見れば覚せい剤やドラックの持ち込みではないかと疑い、外国からのリッチ品等の持ち込みを申告しない旅行者にそれに対しも厳しく向き合わなければいけません。
実のところには、疑いをかけたけれども何も悪い事をしていなかったという時も多々あるでしょう。
ときには、疑いをかけられた人から辛辣な会話を浴びせられる事もあるかもしれません。
精神的に強くなくてはできないお仕事ですし、下手をすれば恨まれる仕事でもあります。

税関職員の将来性

税関職員の将来性とはどのようになっているのでしょうか?

国同士の交通網の整備も進み、日本と外国の交流は、今後も増加し続けていくものと考えられますが、旅行客や貿易も盛んになる中で懸念されるのが密輸入や脱税の問題です。
健全な取引を支え、日本社会を守るために、税関職員が果たすべき使命はとても必須なものとなっています。

掲載者情報

税関職員になるには
◆文責:七文(ななみ)
◆公開日:2018年05月30日 14:00
◆更新日:2018年05月30日 14:00

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