歯科衛生士と歯科助手がよく間違えられますが、歯科助手は歯科衛生士とは違い実際に患者さんの口腔内に触れることはありません。医療行為が行えないため、歯科助手は受付や診療の中での補助、道具の片付けや滅菌などの業務を対応します。また、歯科助手は民間資格です。通信教育などでも資格を取ることが可能です。
高校生が歯科衛生士になるには、国家試験に挑んで合格する必要があります。反対に歯科助手なら資格や経験がなくてもなれますが、歯科衛生士になりたいなら国家試験の合格を目指すことになります。
歯科衛生士の国家試験に挑む為には、まず高校を卒業後、歯科衛生士を養成する学校へ進学して、所定の課程を修了させなければなりません。短大や専門学校なら3年間を通じて講義や実習、応用した実習を行うことになりますが、4年制の大学に進学してしっかりと勉強する方法もあります。
ここでは専門学校への進学をおすすめします。専門学校では3年制の学校で歯科衛生士になるための専門学に特化して学ぶことになります。短大とよく比較されますが、現在は短大の数も減っており、専門学校卒業者の方が就職数で上回っているようです。また、大学では一般教養も含めて4年間学ぶようになるため、早く現場に出たいのであれば専門学校の方がいいでしょう。ただ、将来を歯科衛生士として決めかねているうちは、大学に進学する方がいいかもしれません。
所定の課程を修了したらいよいよ国家試験に挑むことになりますが、試験の内容は歯科に関する知識だけでなく、人体の構造や知識についての知識も求められます。国家試験の合格率に関してはきちんと必要な知識が技術を学び、復習していればかなりの高確率で合格することが可能です。
歯科衛生士に求められるのは、患者一人一人の口内を確認しなければならないので手先が器用であるほどスムーズな仕事が出来ます。逆に手先が器用でないと患者の口内を傷つけてしまう恐れがあるので、いかに狭い空間の中を素早く正確にチェック出来るかが重要です。
また、歯科医を訪れる患者は少なからず不安感を持っていることが多いので、患者との親しみやすさも大切です。親しみにくいと患者が不安を抱えたまま治療に臨むことになってしまう為、いかに不安感を取り除いてあげられるかが求められるでしょう。
歯科衛生士になるには
歯科衛生士になるには。
患者さんの口の中のトラブルを改善、解消、未然に防ぐ歯科衛生士になる為には、様々な知識が必要なことが容易に想像出来ます。私たちの歯の健康を守ってくれる歯科衛生士になるにはどうすればいいのでしょうか。
そこで、高校生が歯科衛生士になるにはどうすればいいのかをご説明します。