まず、高校生が医者を目指すにあたって心得ておきたいのは、何年もの時間を要することと多額の費用が必要であること、そして医者になるに至るまで本当に大変な労力を必要とすることです。特に何年もの期間を費やすことになる以上、本当に医者になりたいのであれば何としてでも医者になるという覚悟が必要になります。
医者になる道のりとして、大学医学部に進学して医師国家試験を受け、大学病院などで臨床研修を行ってから病院に就職するというのが一般的な方法です。口で言うのは大変ですが、順調に進んだとして合計8年以上も期間を費やすことになります。
医者になる為には医師免許の取得が絶対ですが、ここで難関となるのが医科大学や医学部のある大学に進学することです。こうした大学は非常に人気が高いことから試験の合格率が非常に低く、場合によってはここで何年も時間を費やすことになる可能性があります。
無事に合格したとしても、そこで6年間も医者になる為に必要な知識を詰め込まなければなりません。これは医師の国家試験を受ける為に必要な絶対条件なので、医学に関係する非常に幅広い知識をカリキュラムの中で身に付けることになります。その上で6年間の課程を修了させて卒業するか、卒業する見込みがある人だけが医師国家試験の受験資格を得ることが出来ます。
なお、問題になるのは入学する難易度の高さの他に6年間必要となる学費です。基本的に1000万以上必要になる場合がほとんどですが、私立大学だと2000万から5000万もかかるなるなど金銭的な問題が発生しやすくなります。無理して私立大学の進学を目指す必要はないので、他の国立大学か公立大学に進学するか、奨学金を利用するなどの方法が必要になるでしょう。
6年間の中でしっかりと勉強して知識を身に付けている場合であれば医師国家試験は難なく突破出来るでしょう。国家試験の合格率は9割とされていますが、試験は年に1回しか行われていないので、もし不合格になればもう1年費やすことになります。
無事に国家試験に合格したら、次は研修医として2年間の臨床研修を積まなければなりません。2年間の研修を経て希望する病院に就職することで、ようやく医者として働くことが出来ます。
医者になるには
医者になるために。
私たちの病気や怪我などを治療してくれる医者になる為には、様々な労力と費用、そして専門知識が必要です。一度医者になると決めたからには、多くの苦労を乗り越えていかなければならないでしょう。
そこで、高校生が医者になる為にはどうすればいいのかをご説明します。