ファイナンシャルプランナーとは、顧客のライフプランニング(人生設計)を行う仕事です。例えば、将来結婚をし、家族が増えたときのことや、一戸建てを建てたり、車を買ったりと人生の中で起こる要所で、顧客の目標を達成させるために、資産や収入・支出など様々な観点から最適なものを提案するのがファイナンシャルプランナーです。
ファイナンシャルプランナーは必ずしも特別な資格を持っていなければ働けない職業というわけではありません。資格を持っていない高校生でもファイナンシャルプランナーになることが出来ます。ですが、金融に大きく関わる仕事となるため、知識と資格を持っているにこしたことはありません。やはり資格を取得しておいた方が就職面や働きやすさに差が出てくるでしょう。
ファイナンシャルプランナーとして働く為には金融の専門的な知識が必須であることから、まずは国家資格か民間資格のどちらかの資格を取得することを目指すのが得策です。しかし、民間資格よりも国家資格の方が就職面で有利になることがほとんどなので、ファイナンシャルプランナーの国家資格を目指した方が良いでしょう。
国家資格を受験する際にはファイナンシャル・プランニング技能検定、いわゆるFP技能検定を受けることになります。FP技能検定には難易度別に1級、2級、3級の3種類から選ぶ必要性があります。基本的に試験に合格する為には学科試験と実技試験に合格しなければならず、一般社団法人金融財政事情研究会か特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会のどちらかが実施する試験を受けることになるでしょう。
試験を受ける前に3つの方法で勉強する人がいます。
一つ目は専門学校への進学です。ファイナンシャルプランナーに限らず、金融に関わる資格を取得することを目的としているため、確実にポイントを押さえて勉強することができます。また、同じ資格取得を目指す仲間も多くいるため、切磋琢磨し、勉学に励むことができるでしょう。モチベーションの維持もしやすくなるはずです。専門士の資格も得られるため、高卒より給与が有利でしょう。
二つ目は大学への進学です。選ぶ学部は経済学部や経営学部、商学部が多いでしょう。4年間の在学中に資格を取得することになります。専門学校とは違い、一般教養や金融以外の必修科目があるため、純粋にファイナンシャルプランナーの資格だけを取りたいといった方は合わないかもしれません。但し、専門学校よりも就職後の給与に差が出るでしょう。
三つ目は予備校です。予備校であれば、通学費用や期間も含めて少なく押さえられるでしょう。また、ダブルスクールや就職後の夜間通学が多く、高校を卒業したばかりの人は少ないはずです。取得しておきたい資格の一つがファイナンシャルプランナーということであればいいでしょう。
まずは国家検定であるFP技能検定を受験するのがいいでしょう。ただし、3級FP技能検定の受験資格はファイナンシャルプランナーの業務に従事していること、あるいは従事しようとしている者であり、受験資格を満たしていなければ試験が受験出来ません。
2級の場合だと3級のFP技能試験に合格していること、ファイナンシャルプランナーにおいて2年以上の実務経験があること、日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了していること、厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者であること、以上の4つのうち1つを満たしている必要があります。
したがって基本的に3級の技能検定試験に合格することが最初の目標になるでしょう。もちろん2級、1級と難易度が高い資格を無事に取得することが出来れば就職の際に豊富な専門知識を持っていること、非常に高いスキルを持っているということをアピールすることが出来るので、有利になります。
但し、世界水準で活躍するファイナンシャルプランナーは、日本FP協会が認定する民間資格のCFP(サーティファイド ファイナンシャル プランナー)です。世界24カ国で認められています。このCFPを資格取得の最終目標にするのもいいかもしれません。
ファイナンシャルプランナーになるには
ファイナンシャルプランナーになるには。
金融に大きく関わるファイナンシャルプランナーになる為には、特別な資格などが必要になるのでしょうか。多くの金融に関連する知識を持っていなければ働き続けるのは難しいかもしれません。
そこで、高校生がファイナンシャルプランナーになるにはどうすればいいのかをご説明します。