フラワーコーディネーターになるには

フラワーコーディネーターは特別な資格が必要な仕事ではありません。そのため、フラワーコーディネーターと名乗れば誰しもフラワーコーディネーターになることができます。しかしながら、実際にお客様を満足させることのできる技術を身に付けるためには、専門学校に通ったり、実際に花屋に勤めて先輩の指導を仰ぐなどする必要があります。

このようにフラワーコーディネーターは資格こそ必要ありませんが、実務に携わる技術を身に付けるためには一定の修練が必要です。専門学校にもフラワーデザイン科などフラワーコーディネーターについて学ぶものや、ウェディングに関連したフラワーコーディネートを学ぶものがあります。自分の目指す将来に合わせた進路を取るようにしましょう。

フラワーコーディネーターの仕事内容は、花を使ってお客様が望むものをコーディネートする仕事です。例えば、結婚式に使うブーケを作ったり、結婚式の会場全体を花を使って飾り付けたり、オフィスのロビーに花のオブジェを作ったりと、フラワーコーディネーターの仕事は非常に幅広くなっています。

昨今は母の日をはじめとして、クリスマスや誕生日に人に花を送ることが多くなってきています。そのため、今日はフラワーコーディネーターに対する需要は非常に幅広くあると考えられます。フラワーコーディネーターは、まさに花のスペシャリストといった職業なのです。

フラワーコーディネーターの収入はどのような形で働くかによって大きく差があります。例えば、結婚式の会場や花屋さんに勤めてフラワーコーディネーターとして働く場合は、月給にして18万円から23万円程度の報酬が一般的です。よほどの大手でない限りは、ボーナスが出ないことも少なくありません。また、フラワーコーディネーターのアルバイトをする場合は時給にして1,000円前後が相場となっています。

しかし、あなたの作るオブジェやブーケが評判となり、フラワーコーディネーターとして独立して働くことができれば、収入は天井知らずとなります。有名なフラワーコーディネーターなどは、年収にして1千万円以上稼いでいることも少なくありません。お客様があなたを指名して注文をするようになると、収入面でも非常に大きな額が得られるわけです。

フラワーコーディネーターは花と関わる仕事であるため非常に華やかなものと捉えられることがあります。しかし、花を扱う職業というものは、花屋の店員にしてもそうですが力仕事と水仕事が非常に多くなってきます。生花というものはそもそも生きているものなので、非常に手間がかかるのですね。

表面的には非常に華やかな仕事ですが、その裏には体力的にもキツい部分も多くあるということです。しかし、フラワーコーディネーター自体は、世間一般からの評判は良いということができます。やはり花に関する職業というものは、人々に好意を持って受け入れられるのですね。

フラワーコーディネーターの将来については、当分の間は安定して需要があると考えられます。昨今はプリサーブドフラワーや、造花の技術も発達してきました。しかし、フラワーコーディネーターは、そういった造花などを使ってコーディネートすることだってできます。

また、成果に対する需要はいくら造花が発達してもそれほど変わることはありません。それほど生の花というものは人々から高い需要があるものなのです。例えば、パーティーに花束を1つ持っていくにしても、やはり生の花と造花ではまったく印象が変わってきます。フラワーコーディネーターの仕事はこれからも多くの人に求められ続けるでしょう。