高校生が国家公務員になるには、まず国家公務員の採用試験に合格する必要があります。この試験を受けるにあたって知っておきたいのが、総合職試験、一般職試験、専門職試験の3つに分かれていることです。今回は高校生が国家公務員になる為の方法なので、一般職試験を受けることになります。
それぞれの試験には様々な受験資格が設定されており、高卒者が受ける一般職試験の場合だと高校を卒業した日の翌日から計算して2年を経過していない者であること、そして翌年までに高校を卒業する見込みがあること、さらに人事院が先ほどの条件をクリアしていると認めた場合の2つを満たす必要があるでしょう。
しかし、予習無しでは合格することが難しく、進学するケースが多く見受けられます。そのため、ここでは専門学校と予備校について少し触れたいと思います。
専門学校への進学については、将来同じ道を目指す人が通っているため、モチベーションが保ちやすくなります。また、カリキュラムがしっかりと組まれているため、受験項目に関しても漏れなく勉強することができます。卒業と同時に専門士も得られるため、万が一、国家公務員になれなかった場合の就職に関して有利です。
予備校については、専門学校の約半分ほどの学費で学ぶことが可能です。さらには期間も1年未満で対策講座を受けることができるため、自身でスケジュールを組んで、ダブルスクールをする人も多くいます。大学に通いながら、予備校で対策を受けて、在学中に合格する人が少なくないようです。
受験資格を通過したら、国家公務員の1次試験と2次試験を受けることが出来ますが、2次試験は1次試験に合格しなければ受験出来ないので注意が必要です。また、2次試験に合格したとしても、それが国家公務員として採用されたことにはならない為、油断せずに準備することが大切です。
次は官庁訪問を行います。官庁訪問とは1次試験を終えた時点で行われる採用面接等のようなものであり、受験者が希望する府省へ採用される為に重要なステップとなります。この官庁訪問は試験と同等か、それ以上に府省に勤務する為に重要なもので、訪問された府省側が受験者を必要とする人材と認められるか、どれだけ訪問した府省で勤務したいかどうかの意欲をチェックしてきます。
官庁訪問は府省についての知識を深める為に行うものでもありますが、今後の合否にかかわることなので面接の際の自己PRに全てを懸ける勢いで臨みましょう。
各府省からの内定は1次試験や2次試験の成績が良いほどもらえる可能性が高まりますが、少なからず上位でなくとも官庁訪問の結果によっては内定がもらえる可能性があります。試験の結果に自信がなかったとしても、官庁訪問で府省側に精一杯意欲を伝えるれば国家公務員として勤務することが出来る可能性があるでしょう。
国家公務員になるには
国家公務員になるには。
国民の為に働く国家公務員になるには、厳しい条件をクリアしなければならないでしょう。国家公務員が取り巻く現状には厳しいものがありますが、それでもなりたいのであれば多くの知識が必要になるかもしれません。
そこで、高校生が国家公務員になるにはどうすればいいのかをご説明します。