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皇宮護衛官になるには

まず皇宮護衛官とはどのような人なのでしょうか。
よく皇族のまわりで制服を着た人が立っていたり、バイクに乗っているなど、そういった人たちを観ることがありますがその人が皇宮護衛官という認識でOKです。

では、皇宮護衛官になるために必要な資格や条件はあるのでしょうか。
皇宮護衛官になるまでの流れも含めて確認していきましょう。

皇宮護衛官は国家公務員の官職の一つでもあり、所属は皇宮警察ということになります。

もう少し解説すると、警察庁の関連機関である皇宮警察本部というところに所属することになり、警察官ではないのですが特別司法警察職員ということで天皇や皇族、そして御用邸や様々な皇族の方々に関連する部分を護衛するのが主な職務となります(ちなみにこの護衛のことを警衛と言います)。

ちなみにこちらの職業に就くには皇宮護衛官採用試験というものを受けることになり、この試験に合格することで初めて皇宮護衛官としての道がひらけることになります。

試験としては大卒もしくは高卒などによってその試験は異なりますが、いずれにしても武道の有段者であることや基礎体力があることがマストと言えます。

そして受験資格の条件としては、日本国籍であること、そして国家公務員などの一般職において過去に懲戒免職を受けてから2年が経っていない、もしくは反政府主義と思われる人でないことなど様々な難しい基準があります。直接的に関係する部分としては男子であれば身長160cm以上、女子は148cm以上であることが条件として求められ、また体重に関しても男子48kg、女子については41キロ以上の体重があることが条件としてあります。また視力に関しては矯正で両目0.8以上の視力が必要です。

このような条件をすべて満たした上で初めて皇宮護衛官としての試験を受けることができるわけです。

皇宮護衛官の仕事内容

それでは、そんな皇宮護衛官の仕事内容についてはどのようなものがあるのでしょうか。こちらも確認しておきましょう。

皇宮護衛官の仕事内容は大きく分けて護衛と警備に分かれており、護衛の場合には天皇皇后両陛下、もしくは皇族の方々の移動の際に確実に安全に移動していただけるように護衛を行います。

また警備の場合は普段から御用邸や御所、もしくは皇居などについて不審者が侵入したり何かしらのトラブルが発生しないように警備を行うというのが主な任務となります。

絶対にあってはならないことですが、万が一の有事の場合には各都道府県警察とも連携の上、事態の収拾にあたり絶対に皇族の方々に害が及ばないように全力でお守りするのがお仕事となっています。

皇宮護衛官の収入

それではそんな皇宮護衛官ですが収入に関してはどうでしょうか。

受験する試験によって若干収入が異なるのですが、大卒程度試験での初任給はおよそ24万円程度、高卒程度試験では20万円程度の収入を得ることができるようになるわけです。

もちろん年齢や役職に応じてお給料のアップが見込めますが、それよりも何よりも国家公務員であること、そして皇族の方々をお守りしているという部分でやりがいを感じている人が多いのもまた事実です。

皇宮護衛官の評判

皇宮護衛官の評判についてはどうでしょうか。

こちらのお仕事に関しては原則的に国家公務員であること、そして皇族をお守りしているという職務の内容についてかなり幅広く知られていますので皇宮護衛官だということであれば世間一般的な信頼で評判に関しては抜群と言えるのではないでしょうか。

皇宮護衛官の将来性

こちらのお仕事は一度スタートするとなかなか離職は難しい部分もありますが、キャリアを積んでいくことで警察庁や警視庁への人事交流という形で異動になるケースもありますので、そういった部分では将来性は抜群のお仕事と言えるのではないでしょうか。また皇宮護衛官をしていたというキャリアは何よりも信頼の証になりますので、そういった部分でも退職後の再就職先などに関しては心配はいりません。

掲載者情報

皇宮護衛官になるには
◆文責:七文(ななみ)
◆公開日:2018年5月27日 18:20
◆更新日:2018年5月27日 18:20

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