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インテリアコーディネーターになるには

高校生がインテリアコーディネーターになるのに必須資格はありません。実質的に誰でもインテリアコーディネーターになれる可能性があります。しかし、インテリアコーディネーターになるには少し分かりにくいかもしれません。そこで、インテリアコーディネーターになる為の方法をいくつかご説明します。

まずは進学すること。大学や短大、専門学校でインテリアコーディネーターになるための関連知識を学びます。大学や短大であれば建築学科やデザイン学科で、専門学校であればインテリアコーディネーター専攻やコースなどを備えていて、より専門的に学ぶことができるでしょう。インテリアコーディネーターには同名の民間資格があり、学校によってはカリキュラムで取得を目指すこともあります。学校によっては「夜間コース」もあり、働きながら学校に通うこともできます。

また、学校に通うと就職までフォローしてもらえるのは、大きなメリットです。特に建築会社や家具・照明・関連小物メーカー、工務店やショールームなどから求人票も多く、就職についても有利かもしれません。

次に直接資格を取る方法です。進学せずに資格を取得するには、独学で勉強すること。独学のメリットは、やはり学費が掛からないこと。市販の参考書や問題集を購入して進めるため、ある程度の費用で済んでしまいます。さらには課題や通学の時間がないため、自分のペースで進めることができるのです。ただし、デメリットがあるので、注意したいところ。専門用語はもちろん、建築関連の基礎まで自分で勉強することが必要です。加えて、質問をして解決することができません。資格を取得するまでに必要な期間は最低でも8ヶ月ほど勉強に費やすため、志半ばであきらめてしまう人も多いようです。

仕事をしながら、家事をしながらゆっくり自分のペースで勉強に時間を掛けるのであれば、独学の方がいいかもしれませんが、モチベーションを保つ方法も同時に必要になります。

最後は直接就職する方法です。新卒であれば、可能性も高まります。就職後でも資格は取得できます。自身の希望する会社、または部署に属することができれば、一番近道でしょう。関連業務を覚えながら、インテリアコーディネーターを目指すことも可能です。

インテリアコーディネーターの仕事内容

インテリアコーディネーターの仕事は、様々な場所においてお客様の希望するインテリア商品をコーディネートすることです。コーディネートの場は一般的な住宅や公共施設など多岐にわたり、非常に範囲が広いのが特徴です。

インテリアコーディネーターが最初に行うのはヒアリングとプランニングです。お客様の現状から、要望する「理想とする家(部屋)」がどのようなものなのか、その空間をどのようにレイアウトしていくか、色や素材を決めていく必要があります。

次にイメージに合うインテリア商品の選択と紹介です。どのような雰囲気の部屋にするか、見定めた後はその為に必要なインテリア商品を選びます。家具や寝具はもちろん、照明からカーテンに至るまで、商品を選んでいきます。当然、イメージに合っているか確認をする必要があるため、プレゼンをしてビジュアル化したイメージを見てもらいます。

ご納得いただければ、お見積もり提示、契約、発注と進めていきます。最後に発注したインテリア商品の確認をし、納品と併せて、インテリア商品をセッティングして、一連の仕事が完了となります。納品すれば終わりではなく、その後のアフターフォローも大事な仕事です。

インテリアコーディネーターとして注意しなければならないのは、あくまでお客の希望通りにインテリアをコーディネートすることであって、自分ならこうするというような意見を押し付けるものではないということです。

決して自分が販売したいインテリアを勧めるのではなく、お客それぞれの好みに合わせてインテリアをコーディネートすることが一番の目的となります。また、働く場所によって仕事内容も変わります。時にはモデルルームのコーディネートを行うこともありますし、一般住宅のコーディネートを行う場合だと依頼主の予算や家族構成を念頭に置いた上で、依頼主の希望に合うように様々なインテリアを工夫することになります。

インテリアに関する深い知識が必要なのはもちろん、いかにお客などの希望に沿ったコーディネートが出来るかが求められるでしょう。

インテリアコーディネーターの収入

インテリアコーディネーターの収入は一般的なサラリーマンとそこまで違いがあるわけではありません。年収にして300万から500万となっており、収入方式も固定給である場合がほとんどです。

また、就職先の規模によって月収も違うようで、当然規模が大きいほど比例して高くなるようです。年齢も高くなるにつれて、平均年収が上がっています。

最初はインテリアコーディネーターを資格を取得していなくても、就職先によって資格を取得にかかる費用の補助を行ってくれる場合があるので、働きながら資格の取得を目指す人に向いているでしょう。

インテリアコーディネーターの評判

基本的にインテリアコーディネーターの評判は良い傾向にあると言えます。最初から高収入が目指せる仕事ではありませんが、インテリアに興味のある人や自宅のインテリアを行うのが趣味だという人も比較的多いこともあって働きやすい職業でもあるでしょう。

経験や実績などキャリアアップによって自分の成果が反映される職業なので、働きがいがある職業と言えます。

インテリアコーディネーターの将来性

今後ともインテリアコーディネーターの将来性は保たれると言えるでしょう。高齢化社会によるバリアフリー化や多種多様な価値観の違い、低価格の予算でどれだけのインテリアをコーディネート出来るかなど、様々な分野で注目を集めています。

特にリフォームの分野ではインテリアコーディネーターの手腕が問われる場面が非常に多い為、今後とも様々な消費者のニーズに応えていけるだけの知識や感性が求められるでしょう。

掲載者情報

インテリアコーディネーターになるには
◆文責:七文(ななみ)
◆公開日:2017年12月11日 11:20
◆更新日:2019年12月02日 10:00

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