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国際ボランティアになるには

まず国際ボランティアという職業につくための方法を紹介していきます。

この職業に就くための一つの方法は、民間の国際ボランティア組織の採用試験を受け、そこへ入るところからとなります。
この採用試験は高校卒業後から受けることも可能ですが、専門学校や短期大学での専門知識の学習を経てから受けることが多いです。というのも、必須である資格は明確には存在しませんが、活躍する場が海外であることから多国語を学ぶことの重要性や、「荒れた田畑の管理」や「動植物の保護」などボランティアとして行う活動のそれぞれに特化した知識が必要となる場合があるからです。
もう一つはNGOなどの団体への就職です。
しかし、こういった団体では現場での即戦力を求められるため、民間企業で経験を積んだ方などが就職・採用されるケースが多いようです。

国際ボランティアの仕事内容

では、国際ボランティアという職業がどんな仕事を行っているのか、いくつかご紹介します。

自分の所属する団体や就職先などで細かく変わりますが分類はおおよそ変わらず、海外の開発や飢餓、教育など、さまざまな課題を解決していくものです。
例えば「ワークキャンプ」と呼ばれるボランティア活動の一つでは決まった期間を設けて現地へ行き、そこで有機農園の手伝いや村祭の運営を行うなどの活動もあります。
数日から数ヶ月と期間も場所も多種多様なため、自分の得意分野を活かした内容を見つけることも可能です。
また、NGOなどの団体では国内での事務作業なども仕事としてあげることができます。
一般的な会社員と同じく、経理などの事務作業を行う職員の方もいらっしゃいます。

国際ボランティアの収入

さて、どんな仕事をするのか、ここまではなんとなく思い浮かべていた方もいらっしゃるでしょう。
気になる収入はどうでしょうか。
「ボランティア」という名がついているから無償では?と考える方もいるでしょう。ですが、すべてが無償というわけではありません。詳しく説明していきましょう。

一般的に多くの方が認識しているとおり、多くの民間団体での活動は無償、つまり給与が発生しない場合もほとんどです。
海外への渡航費用や住居費・生活費などの手当がその都度支給されることも多く、マイナス収支ということでもありませんが、はじめは「収入がない」と考えて進む必要があるほど険しい道となります。

また、無償ではない別の例として「青年海外協力隊」をあげましょう。
これはJICA(独立行政法人国際協力機構)と呼ばれる機関の海外ボランティアの派遣制度です。
2年間派遣されている間に毎月約6万円の給与をもらい、現地での住居や渡航費なども負担してくれます。
さらに派遣前の訓練で英語などの語学を2ヶ月間無料で受けることもできます。
国際ボランティアをしてみたいけれど給与の面が心配、いきなりこの世界に飛び込むのが怖い、といった方々が幅広い活動にむけてこの制度を利用し、その後で民間団体で活動を目指す方も多いようです。

国際ボランティアの評判

「国際ボランティアとは?」と聞かれると、無償でいろんな活動をする仕事、危険なところで働く大変な仕事、という声も多く聞きます。
たしかにそういった困難な環境で活動することも多いですが、そればかりではありません。
実際にこの仕事で働く方は「現地の方々とのコミュニケーションを経て新しい文化を学びながら手伝いができる」、「自分の能力を知らない土地で役立てることができる」、楽しい職業であると話します。
常に新しい知識を取り入れ、自分の成長とともに多くの人と喜べる、そんな職業なのです。

国際ボランティアの将来性

この職業はかつてはどうやってなればいいかわからない、知らない土地で活動するのは怖い、そういったイメージも多く、新たに目指す人も限られた職業でした。しかし近年では、海外文化に触れる機会もおおく、また地域災害や飢餓などの問題に目を向ける若い方も増え、国際ボランティアという仕事を目指す方が多くなっています。
異文化交流や高い技術・能力を海外で発揮したい、何よりも「誰かの役に立ちたい」そんな思いを抱く方が増えました。今後は多くの人がさまざまな環境への関心をもち、また絶えず発展していく職業なのではないでしょうか。

掲載者情報

国際ボランティアになるには
◆文責:七文(ななみ)
◆公開日:2018年5月27日 17:05
◆更新日:2018年5月27日 17:05

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