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労働基準監督官になるには

労働基準監督官になるために必要な資格や条件はあるのでしょうか。
労働基準監督官になるまでの流れも含めて確認していきましょう。

原則的に、労働基準監督官は公務員です。そのため公務員試験に合格する必要があります。


労働者が「人たるに値する生活を営む」ために労働基準法など、労働条件などに関する細かな規定が法律で決められているのはご存知だと思います。

例えば週休二日や男女同一賃金など、労働者から搾取したり差別することを禁止していますね。

しかしいくら法律で労働条件が決められているからといっても、この法律で決められたルールを破っている人がいないかどうか、調査、監督、指導するのが労働基準監督官です。


労働基準監督官になるには試験を受け採用内定をもらう必要があります。

例年3月下旬から申込が始まり、6月上旬に1次試験があります。最初の試験は筆記試験ですね。

1次試験に受かると、次は7月中旬に2次試験として面接などがあります。

これを経て合格し、採用内定が出て、労働基準監督官となるのが流れです。

試験問題はもちろん労働関係に関する問題や基本的な分野が出題されます。


ちなみに職場となる労働基準監督署は全国に321ヶ所あり、ある年は約230名程度の労働基準監督官を採用予定でした。

例年4000人いかないくらいの人数が受験し、最終合格者は400人超となることが多いです。
受験資格は21歳から30歳までと年齢制限があります。

労働基準監督官の仕事内容

労働基準監督官の仕事内容について解説していきます。

全国に労働者、つまり会社員や派遣、アルバイト、パートの人などは約5300万人います。
これだけ多くの人が働き、その分だけ職場があるとなると、なかには法律を守らなかったり、そもそも法律を知らずに、知らず知らずのうちに法律違反をしてしまう営業所などが出てきます。

この時、違反を取り締まったり、トラブルを解決したり、労働環境を改善するよう指導をするのが労働監督官の仕事になります。

つまり労働者の安全を守るのが仕事で、違反し続けたり悪質な会社があれば逮捕することもできるぐらい一定の権力が労働基準監督官には与えられています。

労働基準監督官の収入

労働基準監督官の収入についてご紹介していきます。こちらのお仕事は公務員ということですが、だいたいどのくらいの給料をもらうことができるのでしょうか。気になるところですよね。こちらも確認していきましょう。

初任給は20万円弱、40代になると30万円から40万円前後、平均年収は700万円弱になります。

公務員ということで安定、やや高めのお給料ということで人気です。

労働基準監督官の評判

労働基準監督官の評判はどうでしょうか。

こちらの職業についてはやはり労働者にとっては心強い味方ということで、尊敬の念や憧れの念を抱かれるということも非常に多くあります。

ただし経営者によってはあまり褒められた営業をしていない場合もあり、そういった場合には労働基準監督官のお世話になるケースもあることから労働基準監督官と聞いただけで嫌な顔する人もいるのも事実です。

労働基準監督官の将来性

労働基準監督官の将来性についてはどうでしょうか。

こちらのお仕事は公務員ということもあり、まず間違いなく今後先細りするということは絶対にないと言って良いでしょう。

さらにこちらの仕事は違反者を調べたりするという仕事の性質上、ハードルを感じて女性が少ないという傾向にあります。つまり男性が多い職場と言えます。

しかしこちらのお仕事は国の機関であることから福利厚生もしっかりしており、1番労働基準を守らなければいけない場所ですから、1番ホワイトな勤務先かもしれません。そういった部分で考えると女性の方も労働基準監督官というお仕事は狙い目です。

掲載者情報

労働基準監督官になるには
◆文責:七文(ななみ)
◆公開日:2018年05月30日 22:00
◆更新日:2018年05月30日 22:00

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