高校生が弁護士になる為には、司法試験を受験する資格を得てから司法試験を受験し、合格して弁護士資格を取得する必要があります。
ここまで聞くと簡単なように感じられますが、司法試験は最難関とも言えるもので、その試験を受ける資格を得るまでも大変な道のりを進まなければなりません。まず、司法試験を受験する資格を得る為には、法科大学院を修了することと司法試験の予備試験に合格することのどちらかが必要です。
ロースクールと呼ばれる法科大学院を修了した後に司法試験に合格し、司法研修所で司法修習を修了させることでようやく弁護士になることが出来ます。しかし、法科大学院に入学する時点で既に難関です。その条件とは、各大学院が実施している入試に合格する必要があります。適性検査や自己評価書、そして入試の際に小論文や面接などを行うのが一般的です。
弁護士になる目的で大学の法学既修者コースを選んでいる場合、入試科目に大学独自の法律試験科目やその結果が必要です。生半可な実力では入試試験を突破することすら難しいので、抜かりがないようにしっかりと勉強することが大切です。
2つめの司法試験の予備試験に合格する方法ですが、これは法科大学院を修了していない人でも試験を受けることが出来る上に受験回数に限りがないので、自信がある人はチャレンジしてみてもいいでしょう。ただし、在学中に何回も予備試験が受けられることからチャレンジする人も多く、その合格率はほんの1割以下であるなど非常に狭き門となっているので試験に落ちても諦めず、何がダメだったのかを自分で考えて克服するように前向きに勉強することが重要です。
以上の2つのいずれかの方法で司法試験の受験資格を得ることが出来ますが、司法試験は法科大学院を修了及び予備試験の合格発表後の最初の4月1日から5年の間に3回しか受験することが出来ません。つまり、5年間の中で3回のチャンスがあり、それに見事合格しなければなりません。もしも3回で司法試験に受からなかった場合は5年が過ぎるまで待たなくてはならず、5年後に再び3回のチャンスが巡ってくるので再度挑戦することになります。
無事に司法試験に合格しても弁護士資格を取得出来るわけではありません。そこから1年間の司法修習を受け、その上で司法修習考試に合格すれば晴れて弁護士資格を取得出来ます。
晴れて弁護士資格を取得した人は基本的に法律事務所に勤務することになります。
弁護士になるには
弁護士になるために。
法律を初めとした様々な相談に乗り、裁判も行う弁護士になるには非常に大変というイメージがあるのではないでしょうか。高校生が弁護士を目指すなら、長い道のりを進むことになるでしょう。
そこで、高校生が弁護士になる為にはどうすればいいのかをご説明します。