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生活相談員になるには

生活相談員というのは資格の名前だと思っている方も多いようですが、生活相談員という資格はありません。生活相談員とは職種のひとつなのです。

勤務先は特別養護老人ホーム、ショートステイ、デイサービスで勤務しています。

生活相談員になるためには資格が必要なのですが、資格要件は都道府県によって異なります。

 一般的には法律の内容で難しい文言ですが、(読み飛ばしても大丈夫ですよ)「社会福祉法第19条1項各号のいずれかに該当する者又はこれと同等以上の能力を有すると認められた者」と規定されています。難しいですよね。

具体的には「社会福祉士」「精神保健福祉士」「社会福祉主事(任用資格)」いずれかの資格が求められます。

 このうち、社会福祉士と精神保健福祉士は国家資格であり、「福祉系の4年制大学で所定の課程を修了する」などの要件を満たして国家試験に合格する必要があります。
 もう一つの社会福祉主事任用資格とは、各地方公共団体の福祉事務所(生活保護課など)で職員として働く際に必要とされる資格です。

 この資格を取得する方法はいくつかありますが、代表的な方法は「大学や短大で社会福祉に関する科目を履修する」か、「厚生労働省指定の養成機関や講習を修了する」の2パターンがあります。後半の厚生労働省云々は、養成機関が1年近くあることとスクーリング(集合研修・東京が多い)を受ける必要があり、更に受講料も10万以上かかるので大変だと思います。福祉に興味があるのであれば、福祉系の大学進学をお勧めします。そうするとほぼ自動的に社会福祉主事は取得できます。

また、条件付きで認められる資格や経験としては介護支援専門員、介護福祉士、ケアプラン作成に携わる実務経験が1年以上であったり、老人福祉施設の施設長をしたことがある方などがあります。

生活相談員の仕事内容

生活相談員の仕事内容はどのようになっているのでしょうか。 

仕事内容生活相談員の主な役割として、以下のものがあります。
・ケアマネジャーとの連絡窓口(介護保険制度が始まってから)
・入所施設の入退所手続き業務。居宅サービス(通所、短期入所など)の利用開始・中止に係る業務(利用者面接とアセスメント)
・居宅サービス(通所、短期入所など)の個別援助計画の作成業務。ケアプラン作成への援助
・入所・利用中の利用者やご家族との相談や援助

利用者さんやそのご家族が円滑にサービスを利用できるようにサポートする、というのが主なお仕事となります。そのため事業所などによっては仕事内容が多くなることがあります。しかし、生活相談員がいなければ施設側も利用者も、満足度が下がり円滑な業務が遂行できませんから、大事な仕事でもあります。

生活相談員の収入

生活相談員の収入はどのようになっているのでしょうか。

施設によってまちまちですが、老人ホームなどで勤務する方が高く、おおよそ300万から600万前後が平均年収と言われています。

民間企業などのデイサービスは15万~20万と大きな開きがあります。

生活相談員の評判

生活相談員の評判はどのようになっているのでしょうか。 

以前は生活相談員とは呼ばれておらず「生活指導員」の名前が主流でした。でも考えてみてください。自分より相当年上の方の支援をするのが仕事ですが、名前は「指導員…」とても失礼な名前だと思っていましたが、今は介護保険が始まり、「生活相談員」に名称が変更されたのはよかったと思います。今は名称が変わったのか、親しみやすくなりました。

生活相談員の将来性

今後増えることはあっても減ることはないでしょう。しかし、給料からみたら断然老人ホームの方がお給料高いのですが、民間会社にも社風や魅力があるので、自分でどちらがよいかを見定める必要はあると思います。

掲載者情報

生活相談員になるには
◆文責:七文(ななみ)
◆公開日:2018年05月30日 14:00
◆更新日:2018年05月30日 14:00

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