地方公務員は国家公務員と同じように国民全体に奉仕する職業であることに変わりはありませんが、地方公務員が働くのは都道府県や政令指定都市、市町村といった身近な場所で、自治体に所属して働く職業です。なんとなく地方公務員になることを目指す人もいるかもしれませんが、国に貢献出来る一人の社員として働くということになるのを忘れないようにしましょう。
高校生が地方公務員になる為には、各自治体が独自に行う地方公務員の試験に合格しなければなりません。試験内容も各自治体によって大きく変わるので、間違いのないように受験要項を確認することが大切です。地方公務員になる為に学歴が求められるわけではありませんが、地方公務員の試験は多くの場合、初級、中級、上級の3つに分けて行われます。
上級は大卒程度、中級なら短大卒程度、初級なら高卒程度の難易度となっている為、高校生で地方公務員を目指しているなら初級の試験を受けるのが得策です。
試験区分については試験の中で様々な区分に分かれており、区分によって事務職や各技術職など様々な専門知識を要求されることになります。自治体によって専門職の試験を行う場合もありますが、実質的には高卒から大学院を修了した人、理系や文系にかかわらず誰でも地方公務員になれるチャンスがあります。
しかし、ここで注意しておきたいのは1次試験や2次試験、場合によっては3次試験を無事に突破して最終合格者になったとしても、採用が決まったわけではありません。最終合格者になると採用候補者となりますが、ここで本当に就職する意向があるのかを確認することになります。
意向確認などを行うと採用予定者数に応じて採用内定者が決まる仕組みになっていることから、採用予定者数から溢れてしまった場合は内定をもらうことが出来ないということになります。早めに採用候補者名簿に自分の名前が記載されているかを確認し、早急に就職する意向確認などを行うのが得策でしょう。
地方公務員になるには
地方公務員になるために。
馴染みのある職業の一つといえば地方公務員が挙げられますが、地方公務員の詳しい意味を知っているでしょうか。その意味が分かれば、改めて地方公務員を目指す意味合いが分かってくるかもしれません。
そこで、高校生が地方公務員になる為にはどうすればいいのかをご説明します。