メイクアップアーティストになるには

メイクアップアーティストになるための方法は決まってはいません。一般的には美容系の専門学校に入学し、卒業後にプロダクションやサロン、化粧品メーカーなどに就職したりします。
ひとによってはその後独立してサロンを開業したり、フリーランスとなって仕事をする場合もあります。

それぞれの職業に就く際の必須資格はありませんが、サロンなどの求人では資格の有無で採用を判断される場合もあります。資格については後の項目で説明していきます。

１．専門学校について
必ずしも美容系学校への入学の必要はありませんが、全くの未経験からメイクアップアーティストを目指す人はだいたいの方が専門的な知識を身につけるために入学をします。仕事としてメイクアップを行うため、より専門的な知識や経験を積むことで、その後の就業にも役立ってきます。
現在では全日制や通信制など専門学校への幅も広がっており、資格の取得までサポートしてくれるところもあります。


２．資格について
前述したとおり、メイクアップアーティストとして仕事をする上で必要な資格はありません。そのため無資格でも、この職業に対する熱意や努力を見て採用されることもあります。アーティストと呼ばれる仕事なだけあって、自分自身のもつ技術やアイデアをいかに表現できるか、というところも大事なポイントの一つです。
また、プロダクションやサロンなどに就職する場合には資格の有無を問われる場合も多いですが、資格は自身の経験をアピールするためのものであると思ってもいいでしょう。

多くの方が、メイクアップアーティストと聞いてTVや雑誌などで活躍されている方を思い浮かべるのではないでしょうか。しかしこの職業にはいろいろな活躍の場があり、仕事内容は自分が就職した企業やお店などで変わっていきます。
例えば、プロダクションではTVや雑誌などの出演者のメイクアップ、サロンの場合は、結婚式や卒業式などのイベントに合わせたメイクアップを行います。

メイクアップアーティストになった場合の収入についても仕事内容と同様で、自分の就業する場合に応じて収入は変わっていくため、ここでは一般的な一年間の収入を紹介していきます。

企業や店舗に就いた場合は約180万～400万程度、プロダクションなどの専属のメイク担当となった場合は約100万～500万程度、フリーのアーティストのアシスタントとして始める場合には月収が10万円に満たないこともあります。

あまり安定しないのでは？と考える人も中にはいるでしょう。しかし、アーティストとして自分自身のスキルを職業とするため、自分の努力次第でどこまでも上を目指せるとも捉えることができます。中にはメイクアップ関連の本の出版や、フリーランスでも仕事の本数等によって年収が1000万を超える方もいらっしゃいます。

メイクアップアーティストというと、華やかなイメージを持つ方が多いです。美容に関して専門的な知識を多く持ち、綺麗に返信させてくれる憧れの職業とも言われることがあります。また、アーティストと名のつくことで難しいイメージを持たれることも多いですが、誰にでもなるチャンスはある、ということを広く知って頂きたいです。

この職業は昔から存在しており、現代ではこれまでよりも注目を浴びる存在となっています。かつてはサロンや企業で働く方が多かったですが、今では個人で活動する方も増え、メイクアップ専門の書籍の販売や特集を組まれるなど、美に対する意識が高くなり、メイクアップアーティストとしての活躍の場が広がりました。今後も多くの場で必要とされる職業となるでしょう。