実のところMSWになるために必要な資格はないのです。そのため、以前は事務の人や看護師の人が兼任している時代がありました(今も退院支援看護師と呼ばれ実際に退院調整を行っている場合もあります)。
ただし、ここ10年は採用側、いわゆる「病院」「クリニック」が、採用条件として社会福祉士を必須資格にしているところが圧倒的に多いです。しかし、社会福祉士の資格化の歴史は浅く(20年程度)、当初は非常に知名度が低かったですし、絶対数が少ない時代でした。
最大の理由は社会福祉士を取得するためには受験を受けるための科目を履修する必要があり、それ以前のMSWは当然科目履修がされていないので受験資格がなかったのです。
そのため、仕事ができるMSWは無資格で、新人であるが有資格という逆転現象ができてしまったのです。そのため国家資格を反対する人も多かった歴史があるのです。
社会福祉士になるためにはいろいろなルートがあり、一番の近道は福祉系の4年制大学に入学し、在籍中に社会福祉士に必要な科目を履修して、卒業し、国家試験の受験資格をえることです。他にもさまざまなルートはあり、通信教育や実務経験を積むなどがありますが、詳細は省略しますね。
医療ソーシャルワーカーになるには
医療ソーシャルワーカーになるために。
医療ソーシャルワーカーをご存知ですか?あまり聞いたことがないかもしれませんね。今後福祉系の大学に進学しようと考えている人はこの職業がどのようなものか知っておくといいですね。
英語で言うと(Medical Socal Worker「メディカルソーシャルワーカー」略してMSWと呼びます。以下:MSWと用います。)
医療機関で働く人をMSWと言います。福祉系の施設やサービスの場合、相談員・支援員・ソーシャルワーカーと呼び名は変わります。
ではMSWにどうすればなれるのか説明していきましょう。