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音楽療法士になるには

それではまず音楽療法士になるにはどうすれば良いのかについて確認していきましょう。

音楽療法士になるには国家資格はありませんが、代表的な民間資格として、日本音楽療法学会の「認定音楽療法士」の資格を取得していると何かと仕事に就きやすいという特徴があります。

この資格を得るには高校卒業後に、大学、短大、もしくは専門学校で学び、さらに医療や福祉などの現場で5年以上の経験を積むことが必要となります。

音楽療法士の仕事内容

それではそんな音楽療法士ですが、仕事はどのような内容なのでしょうか。気になる人も多いかと思いますそれでは確認していきましょう。

 音楽療法士は、身体や精神上の障害を持っている人が主な患者さんとなります。

そういった方々に対して音楽の持つ力でリハビリを行い、障害の回復や生活の質(クオリティ オブ ライフ:QOLこれは福祉職全般に使われる言葉なので覚えておいた方がよいでしょう)の向上を図る仕事です。

リハビリの具体的な手法としては、クラシック音楽などを聴かせる「受動的音楽療法」と、音楽のリズムに合わせて身体を動かしたり、歌を歌ったりする「能動的音楽療法」があります。

乳幼児から高齢者まで、自閉症や脳性麻痺、認知症などさまざまな障害を抱える人と接します。

音楽療法士の収入

そんな音楽療法士ですが収入についてはどうでしょうか。こちらも確認していきます。

現時点では音楽療法士は病院や老人ホームなどで働くケースが多いですが、その場合の年収は300万程度となっています。

また現時点で音楽療法士の専業として働いている人はあまりいませんので、多くの場合は医療機関や介護事業所に就職した上で、音楽療法士としても活動するというような形態になることが多く見られます。

そのため他の資格についても保有しておくと何かと管理手当などがついて生活は楽になることが予想されます。

ちなみに音楽療法士の資格を取り、会社を立ち上げるという方法もあります。最近では音楽療法士を派遣する会社もありますし、もしくは音楽療法を用いて定期的にリハビリテーションを求める人の所を回るというビジネスモデルもあります。この場合ほとんど経営者としての収入体系になってきますので、場合によっては年収1000万円オーバーも夢ではないのではないでしょうか。

音楽療法士の評判

最近注目されつつある音楽療法士ですが、こちらのお仕事に関する評判はどうでしょうか。

実際のところまだそこまで認知度は高いとは決して言えません。そのためあまりこの仕事について知らないという方も多くいらっしゃるかと思います。

しかし、医療や福祉現場の専門職からはもちろん認知されていることがほとんどですので、そういった部分では評判も上々で、特殊なスキルとして認識されているケースがほとんどです。

ただし、こちらのお仕事は医療や福祉の現場の専門職の方からも認識されている通り、医療現場での専門的なお仕事ということですので、医療関係の仕事に就職したということで、親族を含む周りからの評判という意味で行けば非常に喜ばれるのではないでしょうか。

音楽療法士の将来性

こちらのお仕事は障がいを持っている方やご高齢の方、さらには精神的な疾患を持っている方の助けになる非常に尊い仕事であり、さらに音楽の神秘的な力を持って患者さんを癒すという全く新しいアプローチが取り入れられていることからも非常に注目をされていて将来性もあるお仕事と言えます。

音楽療法に関しては最近官民一体となって研究も進んでいますので、今後ますます注目される分野と言えるでしょう。

ただしこちらのお仕事については、音楽が好きだということでなければなかなか務まらないのではないでしょうか。反対に音楽が好きという方には非常に向いているお仕事とも言えそうです。

総合的に、この音楽療法士という職業を将来盛り上げていくのはあなたかもしれませんね。

掲載者情報

音楽療法士になるには
◆文責:七文(ななみ)
◆公開日:2018年5月28日 18:00
◆更新日:2018年5月28日 18:00

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