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介護事務になるには

まず最初に介護事務にあるには資格が必要なのでしょうか。

介護事務になるには通信教育などでレポートや試験を受け認定を受けるわけですが、必ずしも必要な資格ではなく、ある程度介護保険の制度の理解やパソコンの操作ができる場合には資格がなくても仕事はできます。そのため資格を必要としない職業ではあります。

また基本的に介護保険専用のソフトを利用するのである程度のパソコン操作が求められます。

介護事務の仕事内容

介護事務とは、老人ホーム等の介護サービス施設、ホームヘルパー などのサービス事業所などに勤務する事務職のお仕事となります。

通常の受付業務から、電話番、パソコン入力など一般の事務も行いますが、他と事務職と違うのは介護報酬請求業務(レセプト)を国に請求し、7割分は国から病院に収入として入ってくる部分です。

介護報酬とは、診療報酬と似たシステムで、 風邪をひいたりして病院に受診すると診察料が3割になりますよね。では後の7割はどうするのでしょうか?それは後日病院が国に診療報酬として請求するわけです。

同様に、介護施設などが国に介護報酬を請求するわけです。

自分で働くようになれば働いた給料から健康保険料というものが天引きされます。それが7割を補てんしてくれるのです。ちなみに介護報酬も給料より天引きされるのですが、天引きされる年齢が決まっており、40歳から天引きされるので皆さんにはまだまだ先の話です。

そして、先ほど述べた請求業務は締め切りが決まっており、毎月10日までに提出する必要があるます。介護事務としての仕事だけ考えると月末~来月10までが多忙になるでしょう。他の時期には通常の事務職を行うことが一般です。

ただし、採用する側からはある程度のスキルが求められます。
1 介護保険に関する知識
2 コミュニケーション力
3 PCスキル(ワード・エクセル)
4 経理業務のスキル
5 介護業界への関心 等などです。

特に対人応対としてコミュニケーション力は必須です。電話の受付対応、来客の接客マナーなどはどの職種にも言えることですが、とても大事なことなのです。

実際にはPCもエクセル・ワードではなく介護報酬には専用のソフトがありますので、こちらを覚える必要もありますが、いくら介護業界に興味があってもこればかりは就職してからしか覚えることはできないので、実際に現場に入り「覚える→慣れる」必要があります。

さらには介護事務は大企業で採用されるのがほとんどであり、小企業は雇用すらしないで自前で行っていることのほうが圧倒的に多いです。

介護事務の収入

介護事務の収入はどのようになっているのでしょうか。

正直、低くなっていることが多いでしょう。月給13万円~15万円前後が多いです。そのため、専業主婦などが空いた時間で勤めることが多いです。企業の中には忙しい期間だけ時給で来てもらうという所のようなところもありますので、収入が限られてしまいます。(診療報酬も同じ期間が忙しいのですが、他の事務作業もあるのでそのまま雇用されていることが多いです。)

雇用形態は正社員ではなく、時給でパートの扱いがほとんどです。

介護事務の評判

介護事務の評判はどのようになっているのでしょうか。
給料は安いとイメージされていると思いますし、実際のところやすいですが、介護保険や事務などに興味がある方もいます。しかし、求人数は少なく、狭き門ではあります。1人募集のところに10名希望者がでるということも珍しくありません。なので人気職種ではあります。

介護事務の将来性

以上に述べたように、介護事務の立場は不安定な状況に置かれています。しかし、なくなることはない職業でもあります。先細りはしません。介護保険は3年ごとの見直しがあり、そのたびに報酬単価が変わってくるので最新の情報は把握することも重要です。そのたびに介護報酬専用のソフトも操作も変わってくるのでPC作業も同時並行で覚える必要があります。そのために介護保険制度の知識はある程度必要にはなるお仕事でもあります。

掲載者情報

介護事務になるには
◆文責:七文(ななみ)
◆公開日:2018年5月28日 18:00
◆更新日:2018年5月28日 18:00

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