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医師になるには

高校生が医師になるにあたって絶対に必要になるのが、医師免許の取得です。医師免許がない状態で医療行為を行うのは法律で禁止されており、もしも無免許で医療行為を行うと重い罰則が課せられることになります。

しかし、医師免許を取得するまでの道のりが非常に険しいことを覚悟しておかなければならないでしょう。医師免許を取得する最初の難関は、医科大学や医学部がある全国都道府県にある国立、私立、公立大学のいずれかの大学に進学する必要があります。

しかし、医学部がある大学や医科大学の受験の難易度は非常に高く、入学するまでに何年も費やすことも珍しくありません。受験科目も理数系に強くないと到底突破出来ない難易度であり、例え無事に入学したとしても今度は学費の問題に頭を悩まされる可能性が出てきます。

基本的にどこの大学も学費が高く、特に私立大学は6年間で2000万から5000万と非常に高いので奨学金制度を利用したり、他の大学への進学を考慮しないと勉強し続けるのも一苦労です。大学では病理学、生理学、分子生物学などの様々な授業や実習などを行い、6年間の中で非常に幅広い知識や技術を身に付けることになります。

全てのカリキュラムをこなして6年間の課程を卒業、または卒業する見込みがある人だけが医師免許が取得出来る国家試験の受験資格が得られます。幸いにも6年間しっかりと幅広い知識や技術を身に付けていれば合格率が9割と非常に高い為、国家試験の合格自体は比較的簡単かもしれません。

医師の国家試験は毎年2月の1回しか行われておらず、万が一にでも不合格になるようなことがあれば翌年になるまで医師免許が取得出来ないということになります。また、国家試験に合格して医師免許を取得したとしても、そのまま働けるわけでもありません。

一人前の医師として働く為には2年間ほど研修医として経験を積む必要があります。つまり、医師を目指すならスムーズに進んだとしても合計で8年間を費やさなければならず、途中で諦めてしまうとそれまでの時間や費用が無駄になってしまいます。

医師になることはそれだけ様々な幅広い専門知識を身に付けなければならず、常に責任感を持たなければならないということになります。

医師の仕事内容

医師の主な仕事は、患者の治療を行う臨床医と医学における様々な成果を上げる為の研修医があります。

臨床医は私たちが普段通っている病院で働く医師のことで、適切な診察を行って何が原因で不調が起きているのかを探ります。もしも不調の原因がわかったら、様々な医療スタッフに指示を出して注射や点滴、薬の処方などを行います、基本的に医師が治療を行うのではないかと思われるかもしれませんが、本来は注射や点滴は看護師の役目であり、薬の処方も薬剤師の仕事です。

医師は様々な医療スタッフと的確に連携を取りながら仕事をこなすものなので、信頼関係を築くことも必要です。もしも原因が分からなければ精密検査を行う必要が出てきますが、地方の病院では設備不足などの理由から精密検査が出来ないので、紹介状を書いて大きな病院を受診するように勧めます。

研究医の場合、未だに解明されていない病気の原因や治療法を解明する為に日々研究に勤しむのが仕事です。これまでに様々な病気の原因や治療法が確率されていったのは日々の研究の賜物であり、まさに医学の未来を背負う重要な仕事と言えるでしょう。

医師の収入

医師の収入は高い学費をかけてなっただけあって、トップクラスの収入が得られます。

元々患者の命に関わる重要な職業であることから、医師になった時の年収は1000万を超えていくほどです。流石に研修医期間は年収が400万程度なので、医師になるまでの我慢といったところでしょう。

なお、医師はアルバイトとしても働くことが可能であり、時給が1万を超えることもあるなど破格の収入が得られます。しかし、人によってはいかに年収が高くとも患者の命を左右する責任感の重さや時間外労働の多さなどの理由から、安定した収入が得られているとは言い難いという声もあります。

医師の評判

医師の評判は平均的です。

というのも医者になるまで非常に苦労することが大きな問題であり、高い費用と長い時間をかけたとしても確実に医師になれるわけではありません。様々な人の不調を治して健康にしてあげたいという気持ちや医学会を引っ張っていきたいという強い気持ちが求められるでしょう。

医師の将来性

一方で医師の将来性は今後も大きく期待されます。

医師の需要は確実にあり、就職先もほぼ確実にあるので働き甲斐がある職業です。これからも高齢化社会が進行するにあたり、高齢者の診察も多くなるなど更なる需要の拡大が見込めるでしょう。

研究医として働くのであれば、やり方次第で解明出来ていない病気の原因や治療法を論文などで発表出来れば一気に注目されます。今後の医学の発展の為にも、研究医の働きが大いに期待されていることに変わりはありません。

掲載者情報

医師になるには
◆文責:七文(ななみ)
◆公開日:2018年5月30日 22:00
◆更新日:2018年5月30日 22:00

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