ハガキ職人になるには

ハガキ職人になるためには、はじめに、ハガキによる投稿を募集しているラジオやテレビ番組において、決められた投稿を行う必要があります。しかし、単に投稿を行っただけでは職人として認知されることはありません。ハガキ職人としての地位を確立するためには、ラジオやテレビ番組にハガキが読まれる優れた投稿しなければなりません。さらに、一度ハガキが読まれたのみではハガキ職人にはやはりなることができません。職人として他の視聴者に認知されるためには、何度もハガキを投稿し、何度も番組でハガキが読まれる必要があるのです。そうして、知名度を上げていくことで、あなたはハガキ職人として番組のスタッフや、他の視聴者から認識されることになります

ハガキ職人の仕事内容は、ラジオやテレビの番組にハガキを送ることです。ハガキを読まれるためには、ラジオやテレビで募集されている趣旨を理解し、その上で個性やユーモアをハガキに詰め込む必要があります。そのため、ハガキ職人になるのは非常に難しく、仕事内容もクリエイティブで、簡単ではないのです。

また、ラジオ番組やテレビ番組によっては、どのような傾向のハガキが読まれるかという点にも差が出てきます。そのため、各番組ごとに求められているハガキの内容を想定し、それに合わせた内容の投稿していく能力を必要となります。このように、ハガキ職人は一見すると単なる趣味のようにも思いますが、非常に高度な能力が要求される仕事なのです。

ハガキ職人の収入は決して良いものではありません。それどころか、いかに番組で認知されているハガキ職人であっても、その多くは収入がほぼゼロであることが多いです。それは、番組はハガキを募集こそしますが、それに対していちいち賞金などを出したりしないためです。あくまでもハガキを投稿してもらうのは、番組を盛り上げるためであり、コンペや大会を行なって賞金をハガキ職人に贈呈する機会というのは非常に少ないのです。このことから、ハガキ職人が自身の生計を立てていくことができる一つの職業かというと、その点については疑問が残ります。ハガキ職人はあくまで趣味としての地位という側面が強いのです。

ただし、ハガキ職人自体でお金を稼ぐことは難しくとも、ハガキ職人として活動したことが他の職業につながる場合があります。その代表的な例が放送作家です。ハガキ職人としてテレビ番組に関わっていくことで、放送作家になるための技術が自然と身に付く部分があるのです。そして、放送作家になることができた場合には、それなりの収入を手にすることができます。ハガキ職人はそれ自体は単なる趣味であれど、他の仕事に繋がる能力を身に着ける機会となることがあるのです。

ハガキ職人に対して、1つの職業としての評判はほとんど存在しません。ハガキ職人は、あくまでその番組の内部で認知されている存在であるだけです。しかし、ハガキ職人から放送作家に転身したという方は実際に存在します。そのため、ハガキ職人たちが、放送作家になるための修行の場であるという認識は少なからず存在します。

ハガキ職人に対し、一つの趣味としてみると、ユニークで面白みのある印象があります。またハガキが読まれている番組の知名度が高ければ、多くの人に興味を持ってもらうことができます。ハガキ職人の印象や評判は番組と切っても切れない関係にあるのですね。

ハガキ職人の将来性についてはやや暗いといえるかもしれません。それは昨今、人々のテレビ離れがよく指摘されているためです。また、テレビ番組の構成自体を見ても、視聴者からハガキの投稿を受けるような番組は少なくなってきました。この先、ハガキ職人がすぐに消滅してしまうことこそないでしょうか、活躍の場がどんどん広がっていくものということもできません。一方で、ハガキではなくTwitterを利用して意見が紹介される番組も増えてきています。ハガキ職人として生き残ることは難しくとも、他の手段でラジオやテレビとかかわり続ける道は残されています。