高校生が刑務官になる為には、刑務官の採用試験に合格するのが一般的な方法です。刑務官の採用試験を受けるには19歳から29歳までの男女が対象となり、高校卒業程度の筆記試験と実技試験を経て採用候補者となります。
選択式の教養試験と作文試験、面接による人物判定と身体判定を行い、採用候補者となった人の中から内定が与えられたら刑務官として働けます。その他にも国家公務員の採用試験に合格する形で刑務官になる方法もあります。しかし、刑務官の現場で働くことはほとんどなく、法務省の職員となってから幹部候補生として教官や管理職の立場で働きます。
この場合、高い階級から働くことが可能であり、研修も免除されることもあるなど早めのキャリアアップが臨めるのが特徴です。また、試験を受けるのとは別に柔道や剣道などの有段者が優先して採用される武道拝命という枠が存在します。もし過去に柔道や剣道などの段を取得しているのであれば、武道拝命の枠を狙うのも十分効果的でしょう。
様々な試験を経て無事に内定をもらって採用されることになったとしても、いきなり刑務官として働けるわけではありません。刑務官に採用となった時、実際に刑務官として働く前に8ヶ月の初等科研修を行い、厳しい研修の中で刑務官として必要な知識や実技による教育を受けます。
問題なのは、あまりの厳しさに研修中に脱落してしまう可能性があるということです。人を更生する立場にある刑務官は自他共に厳しい人間性が必要である為、素養を培う為に何としてでも刑務官になるという強い気持ちがなければ務まりません。
刑務官になるには
刑務官になるために。
刑事施設で働く刑務官になるには、様々な知識だけでなく人間としての素養も必要になるでしょう。受刑者を更生させる一人の刑務官として、自分は何が出来るのかを考えることが大切なのではないでしょうか。
そこで、高校生が刑務官になる為にはどうすればいいのかをご説明します。