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プロゴルファーになるには

高校生がプロゴルファーになるにあたり、必ず必要になるのが日本プロゴルフ協会に認定されることです。プロゴルフ協会に認定されるまでは、例えゴルフが人並み以上に上手でも自分でプロだと名乗っていてもプロゴルファーとして活動することは不可能です。

男性なら日本プロゴルフ協会、女性なら日本女性プロゴルフ協会にてアマチュア時代にツアートーナメントで優勝するか、協会が行うプロテストに合格するかのどちらかを満たすことによってプロゴルファーとして正式に活動することが出来ます。

ただし、プロになる為には男性だと16歳以上、女性は18歳以上と年齢制限が設けられているので、男性なら高校に在学中でもプロになることが可能ですが、女性の場合はほとんどが高校を卒業してからプロになることになるでしょう。

ツアートーナメントに優勝さえすれば例え在学中でもプロになることが出来る為、プロテストに合格するよりも早くプロになることが可能です。ただし、ツアートーナメントに参加する人達は皆同じことを考えており、実力もプロと遜色ないものとなっているので優勝するのは一筋縄ではいきません。したがってプロテストを受けるのも得策となります。

プロテストは誰でも参加が可能となっており、予選、1次、2次、最終試験の全4段階が行われます。段階ごとに2日から4日間行われ、最終プロテストをクリアした時点で成績上位者50人までがプロとして認められます。なお、ツアートーナメントでの成績が優秀であったり、ゴルフ団体関連からの推薦者などの場合だと一部の段階が免除されることもあります。

しかし、プロテストを受ける為には20万以上が必要であり、それに加えて交通費や宿泊費、合格すると認定料やセミナー料なども請求されることから、総額100万以上が必要です。プロテストを受けるだけでも多くの費用が必要になる為、プロテストに合格出来なければその分費用がかかることになるでしょう。

女性がプロゴルファーになる為にプロテストを受ける場合、4月1日の時点で18歳以上になっていること、そして日本女性プロゴルフ協会に5年以上在籍している会員のうち、2人から推薦を受けることが条件です。

プロテストは1次と2次、最終の3段階で構成されていて、最終段階の時点で成績上位者の20名がプロとして認められること以外は男性がプロテストを受ける時との違いはありません。

プロゴルファーの仕事内容

プロゴルファーの主な仕事はツアープロかティーチングプロです。

一般的にテレビで活躍しているプロゴルファーをツアープロと呼び、様々な場所で開かれるツアートーナメントに参加してゴルフをプレーするのが仕事です。ツアートーナメントで上位の成績に上るほど多くの賞金を獲得することが出来る為、全員が凌ぎを削って優勝を目指しています。

成績上位を毎回キープ出来るようになれば予選を免除されることもあるなど、役得が多くあります。その一方で収入が得られないこともあるので、ティーチングプロとして活動することもあります。

対するティーチングプロは、プロが持つ知識や技術を活かして他の人にゴルフを教えるのが仕事です。基本的にはゴルフの基礎から様々なテクニックまで教えることになりますが、ツアープロに対してゴルフを教えることもあります。

プロゴルファーの収入

プロゴルファーの収入はツアープロで活躍するか、ティーチングプロとして活動するかによって変わります。

特にツアープロはトーナメントで好成績を残すほど多くの賞金が獲得出来る為、いくつものツアーに参加して首尾良く好成績を残すことが出来れば効率良く収入を得ることが可能です。ただし、逆に成績を残すことが出来なければ途端に収入がゼロになってしまう為、別の方法で生計を立てなければなりません。

ツアープロとして活躍出来るのは一握りのプロだけなので、成績上位に入るだけでも相当な苦労がかかるでしょう。もちろんツアーへの参加費用は全て自分で用意しなければならない為、効率良く賞金を獲得している人でなければ簡単に参加出来ないのも拍車をかけています。

なお、ツアーで優勝することが出来ればその時の賞金に加えてCMの出演料やスポンサー料なども得られるなど、一気に高収入を得ることが可能です。

プロゴルファーの評判

プロゴルファーの評判は軒並み高い傾向にあります。

一見すると地味なスポーツのように感じますが、ゴルフはとても奥深く、世界で活躍出来るスポーツです。毎回のように賞金が得られるようになるまでには様々な苦労を伴いますが、趣味のゴルフで生計を立てることもあるなど、やりがいが感じられる職業だと言えるでしょう。

プロゴルファーの将来性

プロゴルファーの将来性は、いかに成績上位に入ることが出来るか、ティーチングプロとしてどのようにゴルフを教えていくかが重要になります。

まず、プロゴルファーとして生計を立てていくには自腹で参加するツアーで毎回成績上位に入るようにならなければなりません。成績上位に入れなければ収入はゼロになってしまうので、毎回上位に入れるように日々技術を磨くことになります。

また、ティーチングプロはどの年代でもゴルフが楽しめることから需要はとても高いです。しかし、教える側の質の問題もあるので、いかに分かりやすく丁寧に教えていけるかが求められます。

どちらにしても競争は非常に激しい為、ゴルフの実力を高めることが将来性を切り開く為に何よりも重要です。

掲載者情報

プロゴルファーになるには
◆文責:七文(ななみ)
◆公開日:2018年5月30日 22:05
◆更新日:2018年5月30日 22:05

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