高校生が不動産鑑定士になるには、最初に不動産鑑定士の国家試験に合格しなければなりません。以前は国家試験を受けるのに受験資格を満たしている必要がありましたが、現在では幸いにも受験資格が撤廃されている為、高校生でも学歴や年齢などに関係なく国家試験の合格を目指すことが可能です。
ただし、あくまで1次試験を受ける時に受験資格が必要ないだけであって、2次試験を受ける為には1次試験を合格する必要があります。なお、2次試験が受けられるのは1次試験に合格した年を含めて3年以内であり、3年以内に2次試験に合格すれば問題ありません。しかし、もしも3年以内に2次試験に合格出来なかった場合は、もう一度1次試験に合格する必要があります。
1次試験は短答式試験で、2次試験は最難関とされる論文式試験です。幸いにも受験する回数に制限はないので、合格するまで何回も試験を受けるのが得策です。ただし、2次試験に合格するだけでは不動産鑑定士として働くことは出来ません。試験に合格したら、次に実務修習をクリアする必要があります。
実務修習は3種類のコースの中で講義と基本演習、実地演習の3単元を突破することが当分の目標になります。それぞれの単元をクリアする為には修得確認が必要な上に、クリア出来なければ修習を受け直さなければなりません。
無事に3単元の修得確認をクリアすると、修了考査が受けられます。修了考査は小論文と実地演習の事案に対する口頭試問が行われ、無事に考査をクリアすることでようやく資格登録が可能になり、不動産鑑定士として働くことが出来るようになります。
不動産鑑定士になるには
不動産鑑定士になるために。
不動産の鑑定を行う職業は不動産関連の職業の中でも最高峰と言えるものであり、長い道のりになります。高校生が不動産鑑定士になるにあたって必要になるのはどんなことなのでしょうか?
そこで、高校生が不動産鑑定士になる為にはどうすればいいのかをご説明します。