鉄筋工になるには

鉄筋工になるために必要な資格や条件はあるのでしょうか。
鉄筋工になるまでの流れも含めて確認していきましょう。

大原則として鉄筋工のお仕事は資格がないと絶対にすることができないというお仕事ではありません。

そのためこの鉄筋工という仕事につきたい！と思い立ったが吉日、本当にこの職業に一日も早く就職したいということであれば比較的すぐにその願いは達成できるというわけです。

しかし、鉄筋技能士という職業に就くことのできる国家資格は存在します。一級鉄筋技能士がいないと公共工事ができないことが多く、この一級鉄筋技能士は大変重宝される存在です。

そしてこの鉄筋工という仕事ですが、一見すると肉体労働のようなイメージを持たれがちです。

しかし実際は工事現場がスムーズに稼働するように他の職人と連携を取りつつ、また受け持った仕事が工期から遅れず、少しでも早く完了できるように効率よく段取りを組み立てるような頭脳プレーを求められることも多く存在します。ちなみにこちらの部分に関しては鉄筋工リーダーが行うことが多い部分です。

ちなみにこちらの職業につくには求人情報サイトなどでお住まいの地域名と鉄筋工というキーワードで検索をするか、もしくは鉄筋工　求人　●●県　などのキーワードで検索をすると比較的すぐに求人情報を発見することができます。

ただし、実際の条件を確認すると求人の募集要項として18歳以上であること、というのはほとんどどこの現場でも明記されていますので、年齢という部分では18歳以上であることが条件となります。この部分のみ覚えておきたいところです。

それでは鉄筋工の仕事内容について解説していきます。

このお仕事はまず現場から図面を受け取り、その図面に沿ってこの部分にはどの材料を使うのが一番スムーズか、そしてこの鉄筋についてはどのような加工でどのくらいの数が必要なのかというところを計算します。そして加工場に鉄筋を発注したり、現場の職人が材料を見てスムーズに間違いなく取り付けできる形で施工図というものを作成するというのも業務内容になります。

これらの業務に加えて鉄筋の加工や実際の組み立て、また組み立てた鉄筋の接着（嵌合）、さらに結束と言って鉄筋を組み立てたものを仕上げる作業、そして最終的に組み立てたものが問題ないかどうかの自主検査、までがワンセットでの鉄筋工の仕事となります。

鉄筋工の収入についてはどうでしょうか。こちらのお仕事には正社員として従事し、給料をもらうのであれば月収として30万円前後がもらえることになります。

なお経験年数を10年以上積むと月給で60万円前後もらえるパターンも存在します。

なお日給としてもらう場合には日給は1万円から2万円、見習いの間は日給1万円前後というパターンが一番多く見られます。

鉄筋工の評判についてはどうでしょうか。こちらの職業はやはり職人さんというような認識が昔から強く、無骨で頼りがいのある強い人というようなイメージを持たれがちです。

そして鉄筋工は緻密な計算が必要なことから、理系の計算に強い人というイメージを持たれることもあります。

とにかくこちらのお仕事に関しては、非常に真面目で正確な仕事ができる人というようなイメージを持たれることで評判も上々です。

鉄筋工という仕事の将来性についてはどうでしょうか。

こちらのお仕事は未経験からでも参加することができますが、一級鉄筋技能士の資格取得などスキルアップがある事が特徴です。雇い主である会社も、社員に有資格者が多いとその分仕事も増えるため、資格取得には受講費用のサポートなど前向きなことが多いです。

またこちらの職業自体の将来性についても、オリンピック特需などで今後益々鉄筋工事関係が増えてきますので将来性抜群のお仕事ということができますね。