レポーターになるには

レポーターになるためには、放送局やテレビ制作会社に就職し、レポートの担当になるのが王道です。また、初めから完全にレポーター志望でなくても、アナウンサーや記者として就職しつつ、レポーターを兼任していくといった道もあります。それ以外にも芸能プロダクションやタレント養成事務所などに所属し、キャラクターと表現力の高さが評判となり、レポーターの仕事を得ることができる場合もあります。

レポーターで職業について必要な資格というものは一切存在しません。例えば、スポーツでオリンピックまで行った人が、引退後にスポーツのレポーターをするといった状況もよく見受けられます。このように、レポーターは、過去の実績や、人間としてのキャラクター、豊かな表現力などを持っていれば、様々な場所で仕事を得るチャンスがあるのです。

レポーターの仕事内容は、自分自身が取材したものを、視聴者にわかりやすく伝える事になります。特に、生放送におけるレポートなどは、非常に高い技術が必要となってきます。それは頭の中で言葉を考えていると、どんどん時間が過ぎていってしまうからです。取材したものをリアルタイムでわかり易い表現で言葉にしていくことがレポーターには求められます。

また、その場の雰囲気に合わせて臨機応変に質問を考えたり、取材対象に不愉快な思いをさせないような気遣いも必要となってきます。レポーターには、非常に高いコミュニケーション能力と様々な物事に精通する深い教養が必要となってくるのです。

競争率が高いだけあり、レポーターの収入は一般的なサラリーマンよりも高いものとなるでしょう。テレビ局に勤務してレポートを行う場合は、当人の人気次第で収入が大きく変わります。例えば大人気のアナウンサーなどは、年収にして数千万をもらっている場合も少なくありません。その後、テレビ局を独立し、事務所に所属しながらフリーでレポーター行っていく場合であっても、人気と収入が直結してきます。

レポーターは多くの人の憧れの職業です。テレビという華々しい世界においてかつ、テレビ画面にも積極的に出演していける様は、多くの人に夢と希望を与えるでしょう。また、社会派のニュースなどを担当する場合は、非常に真面目で堅い職業と捉えられることも少なくありません。

このように、レポーターという職業に対する世間の評判は、大変に優れたものとなっています。綺麗な服を着てテレビの中で笑顔を振りまき、時には真剣な表情で取材を行う、こういった職業ですので子供からの人気も非常に高くなっています。また最近はレポーターとしてのキャラクターが認められて、バラエティ番組に出演することも少なくありません。多くの人の目に触れる機会のある仕事なので、その分憧れを抱かれる機会も多くなるのです。

昨今視聴者のテレビ離れなどが問題視されていますが、それを補うようにしてインターネット関連のコンテンツに対するニーズが高まってきています。例えば、ユーチューバーとして活躍する人の中には、レポーターとしての側面を持つ人も多くいます。このため、レポーターに対する需要は、今後も全く変わることなく、むしろ伸びていくことが予想されます。

しかし、個人の発信力が高まっている現在においては、レポーターの競争率は非常に高くなってくるでしょう。大手テレビ局であっても、視聴者がテレビではなくインターネットコンテンツを見るようになれば、レポーターの仕事は激減します。今後一般人も含めてますます競争が激化していくレポーターの業界ですが、ニーズ自体は高くあり続けます。あなた自身の個性を大切にすることが、人気レポーターとなるための1つの手段です。