ローディーになるには

ローディーになるために必要な資格や条件はあるのでしょうか。
ローディーになるまでの流れも含めて確認していきましょう。

大原則としてローディーとして働くために必要な資格はありません。

ただし、楽器に関する知識や様々なライブの運用に関する知識は必要となります。

雇用形態としては主にプロのミュージシャンに直接雇われるケースや、音楽または芸能プロダクションに社員として雇用されるなどのパターンがあります。

その他フリーとして活動することもありますが、職業的には安定性を重視するのであればプロダクションやミュージシャンに直接雇用されるというほうが安心できるのではないでしょうか。

また、必要な知識としては楽器の取り扱いの部分に限らず、その楽器の使い方や保存の方法、そして万が一不測の事態が起きて楽器が壊れてしまった場合の応急処置をする方法やエフェクターやアンプ、ミキサーなどの使い方などを通して音作りという部分に関しても深い知識を持っていることが求められることになります。

ローディーの仕事内容について解説していきます。

こちらの仕事に関しては原則的にミュージシャンやプロのギタリストさんなど音楽に携わるプロフェッショナルの方々の楽器を手配したり、コンサートツアーやライブツアーなどの際にミュージシャンが使用する楽器を安全に運搬するなど様々な業務が求められます。

プロミュージシャンのライブに関して想像してみると分かりやすいのではないでしょうか。プロミュージシャンで売れっ子のバンドメンバーになると、もちろん自分で全てのセッティングを行うというこだわりを持っている方もいらっしゃるかと思いますが、ほとんどの場合はライブスタッフやローディーが舞台の上で様々なセッティングを行っています。

実際にそう言ったシーンをご覧になったことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そして楽器のチューニングに関してもある程度ローディーが最初に行うことになります。また、ライブの途中 MC の段階でローディーを紹介するというような場合もありますので、こういった部分でローディーの仕事内容に関して理解できるのではないでしょうか。

もちろん楽器のメンテナンスについてもミュージシャンから許可が出れば全てのメンテナンスについて担当することにもなります。例えばギターであれば弦が切れてしまったらそのギターの弦の張り替えなどもローディーの仕事というわけですね。

ローディの収入はどのような形態になっているのでしょうか。

求人情報を確認してみるとローディーとしての勤務の場合は、全国のコンサート会場などに派遣されて行き、そこで各種業務を行うということで月収は18万円程度からスタートするケースが多いようです。

もちろん各種能力やスキルによって手当がつくことがありますので、こういった部分で給料をアップしていくということは十分に可能となっています。

また休日休暇についてはコンサートやライブの日程に合わせて取ることになりますので、土日が確実におやすみという仕事ではないというのも特徴として合わせて覚えておくと良いでしょう。


そしてローディーの求人ですが、基本的には音楽の求人専用のサイトなどを確認するか、もしくは音楽系の専門求人情報誌などを確認したりすることで見つけることが可能となっています。そして月収制ではない場合には時給で900円から1000円前後で働くという部分もあります。

いずれの場合も、 かなりタフでなければこちらの仕事は務まらないと言えるのではないでしょうか。

ローディーという職業の評判はどうでしょうか。こちらは音楽人からすればなくてはならない存在ですので、かなり重宝されている人も多くいらっしゃいます。実際にプロのミュージシャンなどはローディーを自宅に呼んでパーティーをしたり、もしくは打ち合わせの際に ローディーの意見を聞いて意思決定を行うなど関係性によっても非常に重用されるケースもあるなど評判としては良い職業になります。

ローディーの将来性についてはどうでしょうか。ローディーという職業自体の将来性に関しては今後なくなることはまずないと言って良いでしょ。うローディーという職業がなくなる場合というのは今後地球上からミュージシャンによる生ライブなどが全て消滅してしまうなどそういった場合になりますので、反対に言えばこちらの職業は音楽ある限り決してなくならない職業ということができるわけです。