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システムエンジニアになるには

高校生がシステムエンジニアになるために必要な資格などはありません。ですが、パソコンに関する知識がないようでは、企業に採用されるのは難しいでしょう。したがってシステムエンジニアとして働くにあたり、パソコンに詳しいことはもちろん、ITや様々な情報処理、プログラムの構築など専門的な作業が出来ることや豊富な知識を持つ必要があります。

その為に、ITや情報処理などの知識が学べる専門学校や、大学に進学して知識を深める必要性があります。専門学校や大学ではどのようなことを学ぶのでしょうか。まずは、コンピュータ動作やハードやソフトウェア、データベース等の基礎部分を学ぶことがメインとなります。その上でC言語、phpやJavaといったプログラミングやMySQLやPostgreSQLなどのデータベースについて学びます。他にも資格を取得することができ、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、システムアーキテクト試験といった国家資格や世界で通用する一般資格だとオラクルマスターがあります。知っておいて、取得しておいて損はありません。現在だと需要のある、andoroidやLinuxなどをカリキュラムで取り入れている専門学校もあるようです。

ただし、情報処理などの知識がないからといって必ずしも企業に採用・就職出来ないわけではありません。

企業によっては本人の知識に頼るのではなく、この状況ではどのような行動に出るのかなど様々なポテンシャルを求めていることがあります。咄嗟の機転が思わぬ結果を生み出す可能性も大いにある為、自分はITなどとは関係ない文系の人間だからといって簡単に諦めるのは得策ではありません。

また、仮にシステムエンジニアになったとしても、すぐに重要な仕事を任せてもらえるわけではありません。システム開発のアシスタントなどの仕事で基礎を積んでからようやくシステムエンジニアとして働けるようになるのです。

あえて知識の無い、未経験者を採用している企業もあり、企業独自のカリキュラムに沿ってシステムエンジニアになる為に勉強しながら、システムエンジニアとして働く事例もあります。このようなケースは少なくありません。

システムエンジニアの仕事内容

システムエンジニアの仕事は、主にクライアントと開発スタッフの話し合いの中でシステム開発の要求に応えることです。基本的にはクライアントと開発スタッフの話し合いが重要になりますが、その間には必ずと言っていいほど、システムエンジニアが存在します。

システムエンジニアは双方の要求に沿ってシステムを開発する為のシステムの全体図を作成して仕様書にまとめ、そこから基本設計や詳細設計を作成していきます。出来上がったプログラムの動作確認を行い、何も問題がなければクライアントに納品する形となるのが一連の流れです。

システムエンジニアはプログラムを構築する傍ら、開発プロジェクトの全容を把握し、チームの動向を管理する役割があります。いわばプログラマーのリーダーとも言える存在であり、チームを統率出来るシステムエンジニアがいなければスムーズな開発が難しくなるでしょう。ステップアップするには、リーダーとしての素質も必要ですね。

ただ、システムエンジニアとプログラマーは同一の仕事ではありません。プログラマーはあくまで仕様書における作業工程の一端を進める職業です。システムエンジニアが行うのは様々なシステムの構築や管理を行うもので、クライアントへの営業活動やプレゼンテーションを行うなど様々な能力が必要になります。

システムエンジニアの収入

システムエンジニアの収入は基本的に技術や経験によって左右されますが、平均的な収入は他の職業よりも比較的高めです。

平均月収は40万前後ですが、経験やスキルが身に付いて難しい仕事を任されるようになると60万から80万ほどの月収が得られることもあります。ただし、システムエンジニアは基本的に残業をすることが多い職業であり、残業代の有無が収入に大きく左右されます。

全額残業代を支給してくれる企業を探すのが得策です。年収に換算すると優秀であれば800万を超えることも少なくなく、平均でも約500~600万にもなるなど高収入が臨める職業ではありますが、非常に個人差が強いので経験やスキルはもちろん、残業代が出るかどうかが重要です。
就職先を探す上でも残業時間量や残業代支給有無をきちんと確認しましょう。

システムエンジニアの評判

システムエンジニアは他の職業と比べても一定の人気があり、評判も良いです。

不況によって得られる収入や賞与の額が減少している最中、システムエンジニアは収入や賞与の額が極端に減ることが少ない為、人気の高さに繋がっているかもしれません。

システムエンジニアの将来性

システムエンジニアの将来性はこれからも高くなっていくでしょう。現在ではパソコンはもちろん、スマートフォンの普及などからより多くのシステム開発が出来るシステムエンジニアが求められている、これからも需要が高まっていきます。それに伴い、採用の枠も増えるに違いありません。

重要なプロジェクトを任せられるシステムエンジニアは未だ少ない為、より経験やスキルを積み重ねているシステムエンジニアなら更なる活躍の場が広げられ、その分多くの収入を得ることが可能です。その波は専門的なスキルを持ったシステムエンジニアを求める企業だけでなく、一般企業も含まれます。

一般企業でも様々なソフトウェアなどを活用し、尚且つ人材が不足しているケースが増えている為、多様化する為にシステムエンジニアが求められるのです。新卒や中途採用が非常に行われている職業なので、就職や転職がしやすいのもポイントの一つです。

掲載者情報

システムエンジニアになるには
◆文責:七文(ななみ)
◆公開日:2018年1月4日 17:10
◆更新日:2019年11月26日 09:30

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