探偵になるには

探偵になるために必要な資格や条件はあるのでしょうか。
探偵になるまでの流れも含めて確認していきましょう。

まず、探偵になるのに必要な資格というものはありません。国家資格探偵士、といったものは聞いたことがありませんよね。

しかし何の資格もいらないからと、すぐに探偵になれるというわけでもありません。

探偵の主な仕事は人を探したり、浮気調査や素性調査など、基本的に人の動向を調べることが多くなります。

しかし日本は法治国家ですから、プライバシーの侵害をしたり、勝手に敷地に入り不法侵入をしてまで人を調べることをしてはいけません。もし万が一そのようなことをしてしまったらそれは犯罪です。

そのため、探偵業務を行うにあたり必要となる法律知識や適法な調査方法などを覚え込む必要があります。

こういった知識を最低限身につけなければ探偵になることはできません。もちろんこれらかの知識は探偵事務所に入所してから教えてもらえる事務所もありますし、探偵学校に入学するという方法で身につけることができます。

探偵学校とは探偵養成所のようなもので、数十万円前後の費用で探偵に必要なスキルを学ぶことができます。

探偵学校では授業として講義はもちろん、張り込みの方法や尾行方法、聞き込み話法、撮影の技術、盗聴器などの発見方法など探偵として必要なスキルを学ぶことができます。もちろんよりプロフェッショナルな技術を習得することもでき、探偵事務所に即戦力として就職しやすくなるメリットがあります。

探偵の仕事はどのようなものがあるのでしょうか。

探偵のお仕事は先程もご紹介したように人の動向を調べることがメインになります。

たとえば、浮気調査、素性調査、人探しなどになります。

クライアントからの依頼内容や探偵事務所によって異なりますが、実際に調査をする場合は複数人で行動し、観察者を見失わないようにします。新人の頃はアシスタントとして車の運転など助手業務をすることがあるようです。

また調査対象者は何をしているのか、ということを調べるため調査対象者が動き出すまで張り込んだり、移動先までついて行くといったこともあります。この場合長時間のお仕事となることもありますから、ある程度時間に融通がきく人がこのお仕事に向いているといえます。

ちなみに、探偵事務所と似たお仕事に興信所というものがあります。興信所も人を調べるお仕事をするためよく探偵と同義で興信所といったりします。

しかしやはり厳密に違いはあり、興信所は人だけでなく企業の信用調査や雇用調査など会社を調べることもお仕事に含まれます。

探偵の年収は数百万円から４００万円前後が相場になります。

これは大手事務所や、個人開業している探偵事務所など事務所の規模感によって変わります。

また、職場でいわゆる管理職や所長などに昇給することで年収もUPします。中には年収１０００万円以上という方もいらっしゃいます。

探偵の年収は数百万円から４００万円前後が相場になります。

これは大手事務所や、個人開業している探偵事務所など事務所の規模感によって変わります。

また、職場でいわゆる管理職や所長などに昇給することで年収もUPします。中には年収１０００万円以上という方もいらっしゃいます。


・探偵の評判
探偵といえば、素性調査や浮気調査などで人を尾行するというイメージからなんとなく怪しいというイメージがありますが、実際のところはどうでしょうか。

探偵事務所もこのようなイメージを払拭しようと明朗会計としたり、実際にどのようなお仕事をするのか詳しく紹介するなど、お客様に安心してもらえるよう企業努力を怠らない事務所も存在します。

しかし中にはあまり真剣に調査を行わないようなあまり評判のよろしくない探偵事務所も存在しますから、できるかぎり評判がよく、新人教育にも力をいれている事務所に入所したいですね。

新人教育に力をいれるということは、それだけ長い目で探偵業務を展開し、新人にまでリソースをさける余裕があるという証拠にもなりますよ。

ITの急激な進歩で世の中でできないことはなにもないのではと思われがちですが、いかに機械が優秀でも防犯カメラがなければ何も見れないですし、防犯カメラがあっても死角に入られては機械も太刀打ちができません。

そこで必要となるのが機敏な判断で動ける探偵になります。

探偵がいて初めて求めていた調査結果を得られた、ということが多分にあります。
そのため、この先も探偵のお仕事は需要がある、つまり将来性があると言えます。