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宮大工になるには

宮大工になるには、まずそもそも何をすればいいのでしょうか?試験や免許は?なるために絶対にかかる期間は?学校は?条件はあるの?などなど、まずはこれらの疑問について解説していきます。
宮大工は、大工の中でも専門的な技術を必須とされる業務ですが基本的に、資格や学歴は求められません。
神社や仏閣の建築や修繕を手掛ける工務店に就職したり親方の下で修業を積むのが、一般的な就職方法です。
とはいっても、宮大工を抱える工務店は数が少ないため、建築を行う大工として経験を積み、その後宮大工を目指す人もいます。
一人前になるまでには10年ほど必要になるとされているため、年齢の若いうちから目指すに越した事はないのです。

宮大工の仕事内容

この宮大工という仕事はどんな仕事か、想像したことはありますか?何か知っていることはありますか?
宮大工とは、神社や仏閣などの建て替え、修理などを手がける職人の事をいいます。
耐久性を高めるために、一般の家屋建築とは異なる「木組み」という特殊技術を用いて作業を行います。
神社や仏閣の屋上、柱、梁などには複雑な曲線が用いられている事もあり、高度な技術が必須とされています。
なお、国の貴重な財産である文化財の解体や補修に携わる事もあり、伝統的な建造物を守り続けるために大切な役目を担っています。

宮大工の収入

宮大工として生きていくと、大体1ヶ月あたりのお給料はどのくらいで、年間あたりどのくらいの年収になるのでしょうか?
見習い中の宮大工の月給は、20万ぐらいが相場のようです。
経験を重ねる事で月給は上がり、一人前の宮大工になると年収600万円程度、そして専門知識を持ったベテラン宮大工の中には年収1000万円を超える人もいます。
たとえ単純作業でも、目の前の仕事に集中して取り組む事が、キャリアアップと繋がります。
個人で行うことも可能ですが、宮大工の業務の数は限定されているため、一般の建築施工も請け負う事が有ります。

宮大工の評判

宮大工はセンスも必要ですが現場での経験期間が物を言う職人の一つです。
将来性はあるものの、宮大工の修行期間はとてつもなく長いです。
一般的な大工の場合、個人差はありますが基本的に5年現場経験を積めば一通りの業務をこなせるようになるといわれています。
けれども、宮大工に関して言うと最低でも10年見習いとして過ごさなければ一人前としてみなされないのです。これはとても長い年月ですよね。
中には20年やってやっと一人前だという人もいるぐらいです。
宮大工は木材加工もすべて手作業で行い、その良し悪しが現場での作業に直接影響します。
さらに、手入れの行きとどいた道具でないと良い木材は加工できません。
宮大工にはこうした現場作業以前に修得しなければならない作業が多々あるのです。
見習いの期間はもちろん、心身ともに厳しさを感じる場面が多くなるでしょう。
そこまでしてもくじける事なく、いつも上昇志向を持ち、努力し続ける精神力を長きにわたって維持し続けなければ一人前の宮大工にはなれないのです。

宮大工の将来性

宮大工は一般の大工よりその仕事量は非常に少ないものの、古くから守られてきた日本の文化財を今後へ残していくために欠かせないお仕事です。
一人前になるまでには長い時がかかりますが、確かな技術を身に付けた宮大工の需要は大きく、業務も安定して続けられるといえるでしょう。
宮大工を目指す人の数も減少性質にあるため、ベテラン職人から技術を受け継ごうという意思を持った若手が活躍可能なチャンスはまだまだ残っています。

掲載者情報

宮大工になるには
◆文責:七文(ななみ)
◆公開日:2018年5月28日 15:00
◆更新日:2018年5月28日 15:00

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