翻訳家になるには
翻訳家になるために。
あなたは「翻訳家」ときいて、どんな仕事をイメージしますか?
また、この職業の仕事内容やどんなふうになるのかなど、知らないことも多いかもしれません。
そこで今回は、この翻訳家という仕事について、仕事の内容やなるために必要なもの、さらには収入や将来性などの気になる点も含めて、まとめて紹介していきます。
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翻訳家の仕事には大きく分けると、海外の書籍や雑誌、歌詞など、多くの文芸に関する作品の翻訳をする「文芸翻訳」、ビジネス用の文書や学術書、各種マニュアルなどの企業や研究者が利用するための翻訳をする「実務翻訳」、海外ドラマやドキュメンタリーなどの翻訳をして字幕をつくる「映像翻訳」の3つがあります。
いずれも就職した会社や企業、フリーランスで仕事を斡旋または依頼され、依頼側との打ち合わせをしてから翻訳を始めます。自宅あるいは勤務先にて翻訳をおこない、納品を完了するまでが仕事となります。
翻訳家としての収入はフリーランスかいずれかの企業に勤務しているかで大きく変わります。
どちらの場合でも、平均年収は約400万~600万円となっています。
しかし、フリーランスの場合はこなす数やその能力によって差が生まれるため、年収100万円に満たない方から5000万以上の方など様々です。
翻訳家という仕事は表立っての活動はなく、人に知られることは決して多いといえません。しかし、日本ではまだ触れられていない様々な最先端の知識に誰もより早く触れることができ、それを自らが広めることができる魅力があります。その責任は重く、プレッシャーに感じられる方も多いですが、自分の好きなジャンル、例えば映画や小説などの多くの情報に触れられることもこの職業が人気の理由の一つであるといえます。
これまで高い語学力を持つ翻訳家が活躍してきた一方でインターネットの普及により誰もが始めやすくなったほか、自宅でできるという特徴から安い料金で仕事を受ける人が増えたため、翻訳家としての仕事量が減ってきているのが現状です。
しかし、そうした中だからこそ、翻訳家の技術が求められる場も増え、より注目されるようにもなっています。
今ではビジネスに限らず、海外ドラマや映画などが日本国内でも広く楽しまれるようになりました。それにともなって仕事量の増大や、英語だけでは無い海外の語学力も必要とされているため、正確に、かつプロとしての翻訳家の仕事が求められています。
今後も翻訳家の仕事は増え、更に発展していくと考えられるでしょう。