職業訓練指導員とは、公共職業訓練や認定職業訓練という元をたどると国や行政が管理または認定された職業訓練で、訓練を担当する者を指します。
ではこのような職業訓練指導員になるにはどのような方法があるのでしょうか。
実は様々な方法があり複雑なのですが、職業訓練をするだけの知識や実務経験があると認められ、講習や試験を受け、さらに職業訓練指導員免許の申請を行うことでやっと職業訓練指導員となることができます。
具体的にみていきましょう。大きく分けると4パターンあります。
まず1つ目。
・職業能力開発総合大学校の指導員養成課程を卒業し、免許申請をする方法があります。職業能力開発総合大学校は名前の通り職業能力の開発に関する人材を養成することに特化した大学で、なんと厚生労働省が管轄する大学校です。
2つ目。
技能検定に合格し、講習または職業訓練指導員試験を受け、免許申請をする方法があります。技能検定とは法律に基づき実施される検定で、一定レベル以上の仕事の技能やスキルを持っていることの照明となります。
この検定の1級、つまり上級技能者相当のスキルを持っていると認められ、厚労大臣指定の講習を受講し確認テストにもパスすると、職業訓練指導員の免許申請ができます。
技能検定試験2級に合格した場合は職業訓練指導員試験を受験し、合格したら免許申請します。
3つ目。
大卒等で実務経験があると認められると、講習または職業訓練指導員試験を受けることで免許申請ができます。
4つ目。
高等学校の普通教育免許を持っていれば、そのまま職業訓練指導員の免許申請ができます。
まとめると、講習や試験を受けずに免許申請ができるのは、原則職業能力開発大学校の指導員養成課程を卒業するか、高等学校の普通教育免許を持っていることが条件となります。
職業訓練指導員になるには
職業訓練指導員になるために。
職業訓練指導員とは何ぞや?と思う方が圧倒的に多いのではないでしょうか?普段生活している場面ではまずその単語は出てこないと思います。職業を訓練し指導するということなのでしょうか?一体どのような資格なのでしょうか?誰が対象なのでしょうか?といろいろ疑問がでる職種ですが、以下に説明していきましょう。