今、この瞬間も着ている洋服。生活に欠かせない、衣食住の一つですね。
皆さんも将来、ファッションに関係する仕事をしたくて、この記事を読んでいらっしゃるかと思います。
ファッションと一口に言っても、たくさんの仕事に区分けされています。ファッションに関するスペシャリストになるために、どんな仕事に分けられているかを見て、自分がどう働きたいかも考えてみましょう。
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ファッション業界で働きたい!
◆ファッションデザイナー
ファッションの仕事としては花形、つまり皆さんが一番イメージされる仕事ではないでしょうか。
ファッションデザイナーは自分のイメージ通りの洋服企画し、つくり、世の中に提案する仕事です。多くの人が一流ブランドのデザイナーや自分のオリジナルブランドの立ち上げを目指しています。自分の好きなブランドがある場合は、そのメーカー、企業に所属し、勤務するデザイナーとなります。一人で作るのではなく、複数の人が所属するチームや部署などで作る場合がほとんどです。
また、個人でブランドを立ち上げる場合は、よく知られているものだとパリコレや日本だと東京ガールズコレクションなどのショーで発表をし、自分のセンスを披露します。もちろん、成功すれば世界中から注目を浴びることになります。
いずれにせよ、ファッションデザイナーは自らの手で「流行」を作り上げることを目標に世の中の人たちへ向けて洋服をデザインし続けます。
◆パタンナー
あまり聞きなれないかもしれませんが、パタンナーも洋服作りでは欠かせない職種です。
パタンナーはデザイナーが考えた服(デザイン画など)をもとに型紙、つまりパターンを作り起こす人のことです。
デザイナーが考えた洋服を、デザイン画から読み取って、平面のものを立体化させるのはとても難しく、「どうしたら、着心地がよく、デザインを壊さずに作れるのか」を考えなければなりません。また、作り起こす際にすべてのパターンを複数のパーツに分けて起こします。襟や袖、肩や胴の部分などすべてパターンに起こすのです。
実は、パタンナーが居なければ実際の洋服に仕上げることができません。ファッションデザイナーのイメージ通り服を作り上げられるパタンナーは重宝されます。
もちろんパターンを起こすだけではなく、トワルチェック(切り出した生地を実際に立体化させるため、マネキンや人に着せ、仮留めして形にする作業)、生地などのサンプルチェックや量産する場合は、量産に合わせてパターン設計をします。
◆マーチャンダイザー(MD)
マーチャンダイザーと言われてもピンとこない人が多いかもしれませんね。マーチャンダイザーとは、実際に洋服を作る仕事ではありません。
商品を販売するために計画を立てたり、予算を組んだりと販売に向けて様々なことを管理する仕事です。洋服を作るのではなく、広める仕事と考えるとわかりやすいかもしれませんね。マーチャンダイザーの仕事は市場調査をはじめ、ニーズを確認してから、実際に商品販売の計画を立てていきます。
計画以外でも、生地や商品そのものを仕入れに行ったり、宣伝なども行うため、動きを伴うようなお仕事です。「作る」よりも「売る」要素が強いため、ビジネス寄りの仕事となります。デザイナーたちが作り上げたファッションを人の目に留まるような工夫もマーチャンダイザーが居ないと成り立ちません。
◆バイヤー
ファッションバイヤーは、皆さんもご存知かもしれませんね。
主に売れる商品の買い付けを実施する流行作りの専門です。これは人気が出るといったような商品を見つける場合や、マーチャンダイザーと相談し、国内・国外問わず、決めた傾向の商品を買い付け(いわゆる仕入れ)て、シーズンに間に合うように手配・販売します。
また、実際に売るのはショップのスタッフなので、コーディネートも含めて考えるのもバイヤーのお仕事です。
トレンドに敏感、ファッションを着ることが好きな人に向いているかもしれませんね。
◆ショップ定員(販売員)
実際にお店で商品を売る人たちです。
自分も洋服を買ったことがあるのであれば、実際に接客をしてもらったり、もしくはアルバイトなどで働いた経験がある方もいるのではないでしょうか。
お店やブランドのコンセプトを守りつつ、お客さんが手に取った商品を買ってもらうまでは、ショップ定員のお仕事です。
「似合う似合う!」では買ってくれるはずもなく、実際には、気になる商品がどんな着こなしで使えるのかなどを気にしているお客さんがほとんどです。
バイヤーからのアドバイスもそうですが、実際に自分のセンスが光る・問われる部分になります。また、ファッション関連の仕事における基礎になるため、他の職種に従事する前にショップの定員を経験することもあります。
◆EC(イーコマース)
最近は多くなったネット通販。ZOZOTOWNなどを筆頭にネットで洋服を買うことが多くなった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これも立派なファッション関連のお仕事です。
メーカの写真を使いまわすこともありますが、多くのサイトでは商品そのものを着たモデルも自社で用意し、写真を撮影。その写真と独自で考えているキャッチコピーや商品紹介レビューなどを使い、商品のページを制作しています。
「これカワイイ、カッコイイから買おう!」と思わせたら勝ちです。サイトやアプリ上でも様々な工夫や仕掛けを使い戦略を練っています。ECも仕入れから販売、在庫管理等も含めてすべての工程を行う企業が多くいます。
◆まとめ
いかがだったでしょうか?ファッションに関わる仕事だけでもたくさんありますね。
実際に自分がどんな職種にあっているかも考えたいですね。作るのが好き?着るのが好き?それとも自分の手で流行を作りたい?
いろいろな面からファッションに関わって仕事ができそうですね!
自分がどんなことが得意かも考えて、学校や就職先も探してみましょう。